フォトリーフつれづれ

連れ合いとの気ままな写真日記
第22回土門拳文化賞奨励賞受賞 m 
第26回土門拳文化賞奨励賞受賞」Y

大垣 4

2016-10-17 | 日記






間が空いてしまったが、大垣シリーズの最終回。
この日駅から続くメインストリートは歩行者天国となり
いろんなテントや屋台が出て、イベントやパフォーマンスも
繰り広げられていた。見ている分には面白かったが
何せ堪える蒸し暑さだった。

さて、mも書いているように、
この土日は、きらりの例会・撮影会で
大阪と奈良に行ってきた。
大阪ニコンサロンbisでのt.aさんの写真展に
合わせての日程だった。
t.aさんの「里暦」はやはり見応えがあった。
桜の坂道を上っていくと御崎の集落があり、
そこに住む老夫婦に焦点を当てながら、
厳しいが美しい土地に暮らす人々の生活の有様、
気候・風土・四季の自然の姿が丹念なカメラワークで
切り取られ、実に美しいモノクロームに置き換えられた
一つの世界が展示されていた。
何よりもその老夫婦の、全くカメラを意識していない仕草、語らい、
海を眺めている呆然とした表情、その連れ合いをなくした喪失感の深さ。
一つの土地に根を張って「生きていく」ことの意味合い、重みの
凝縮された写真展だった。
7年の歳月をかけて御崎と向き合い、丹念に謙虚にカメラを向けてきた
作者の姿勢、またそれを受け入れて、飾らない生の姿をさらしてくれた
御崎の人々の懐の深さが相まって、こんな素晴らしい作品になったことに
本当に感銘を受けた。
                     Y
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秋海棠と池面

2016-10-17 | 日記






田舎の池の辺りは今
秋海棠の花盛りです。
柔らかい秋の陽が
降り注いでいました。


さて、15・16日とはきらりの奈良撮影会でした。
15日は少し早めに行って大阪ニコンサロンbisでの
荒井さんの御崎の写真・「里暦」を見せていただきました。
待ちに待った御崎の写真でした。そして・・
全く期待した通りの素晴らしい写真展でした。
御崎の老夫婦の生き様をテーマにして
その土地の抱えている厳しい風土や行事・・
季節の移り変わりの風物を丹念に
じっくりと腰を据えて写し取られていて
いつまで見ていても飽きがこない村の時間が
たんたんと流れていました。
ほっこりとした老夫婦の表情・・ぼうとした
何を考えるでもないお顔、そうした顔を生活の中で安心して見せることの
できる人がいて暮らしていけることの大切さみたいなものに
感動しました。そして訪れた別れも、日常の一片として
ふわっと流れていくようでした。
本物の夫婦、人生とは・・
考えながら刺激を受けて帰ってきました。

              m
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