田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

畑の虫もいろいろ 害虫と云えども捕殺をしても良いのか

2012年06月02日 | 日記

6月2日(土)  午前中 晴れ  午後 雷雨  そして 雨

ジャガイモの芽がでて既に2週間は経っただろうか?芽の数を2つ以下にするために脇芽を取る作業をした。種芋を撒くときに芽を欠いてから蒔けば良かったが、既に5~6本も出ているのがある。端から芽を抜き取っていくと草食系のテントウムシがポロポロと転がるように俺から逃れていく。しかし、ジャガイモにとっては彼らは害虫でもあるので、この際は捕まえ次第殺処分とした。大分進んだところで葉に穴が開いて、何かが動きながら穴を広げているのを見た。葉を裏返して見ると、尺取り虫のように身体をくねられせてぶら下がりながら葉を喰っている。もう少し観察をしようと葉を軸ごと千切りとり通路に置くとサット草むらに姿を消した。

尺取り虫を探していると脇にあったミントの葉に、美しい虫?がいる。カミキリ虫?カメムシ?それとも蛾?まるで木工製品の漆で固めたような美しさがある。カメラを近づけると飛んだ。根の開き具合から見ると蛾なのか?飛び方が不器用なところを見るとカメムシの仲間か?ヒメジヨンの葉に捉まるように止まり、ポーズを決めこんだ。図鑑を見ても同じ紋様の虫はいない。詳しく調べてから再度紹介しよう。

ジャガイモの作業を終えて辺りを歩いていると、草の名は忘れたがナミテントウムシの幼虫がいた。このテントウムシは肉食系でアブラムシを補食するが、幼虫時代もアブラムシを食うのだろうか?右の方にいう黒いのは蟻だが、アリはアブラムシを守るためにこの幼虫は敵となるのだろうか?虫たちの世界もいろいろシガラミがありそうだ。

幼虫ばかり眼に入れているときに、何処にでもいるヤマトシジミでも見るとホットする。開花していないムシトリナデシコで身体を休めているように微動だにしない。直ぐ近くのグミの木の下ではハルシオンの蕾にヒメウラナミジャノメが止まっていた。風で花茎が斜めになっても身をまかせて動かない。夕べの雷で大分疲れたのだろう。

 

白樺レストランも今は開店休業、客は僅かにハナムグリだろうか?カナブンのような甲虫が一匹だけ穴に潜り込んでいた。足下では春に俺が草刈り機で頭をカットしてしまったチョウジソウが出てきてくれた。世間では既に薄紫の花を咲かせ風情を見せているが山裾ではこれからのようだ。花芽があるか覗いてみると厳つい顔をした蜘蛛が両足を踏ん張り、俺を睨むように構えた。厳つい顔だ。名を調べるとヤミイロカニグモとあった。この手の蜘蛛に捉まるのヒラタアブの仲間だろうか?

雨が落ちてきたのでもう一度畑の方に廻ると、際にある小さな赤松の葉に何かがいる。細い松の葉にビッシリと黒いものが張り付いていた。不気味に思えるほどの幼虫。その名を調べるとマツノキハバチと云い害虫中の害虫で、松を枯らすほどだと云う。明日のはこの連中を捕殺しなければならない。

マツノキハバチ:http://www.hfri.pref.hokkaido.jp/zukan/konchu/00data/hati/matuhaba/matunoki/note.html

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