時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

新・古着屋総兵衛5 ~〇に十の字~5

2013-02-23 | 読書
坊城桜子を伴って
京を目指す総兵衛一行が
鳶沢村に逗留中
薩摩の密偵が捕らえられた
総兵衛の特殊な縛めにより
苦悶の末薩摩忍び北郷陰吉は転んだかに見えた
陰吉を加えた一行は
一路
西を目指し始めた
一方
江戸では
おこものちゅう吉が
湯島天神の床下から忽然と姿を消し
天松は懸命に捜索する

総兵衛一行の
東海道西上の旅路を
薩摩の魔の手が襲撃する



このシリーズも
長くなりそうです


何処へ行くにも
お供の者が張り付いて
一般ピープル愛用ではない
お駕籠に乗り込み
重いものは
箸以外持ったことがにゃい!
そんな桜子さんのイメージが
払拭されてしまいました
桜子さんの健脚ぶり
素敵!

鳶沢一族の頭領
6代目総兵衛勝頼の曾孫にして
10代目大黒屋総兵衛の名を継いだ
今坂勝臣の嫁に
相応しい
器の大きい女性です

都入りした総兵衛と
公家との
パイプ役として
大いに活躍しそうです

薩摩のと水面下での攻防も
本格化するのでしょうが
お公家さんで
しかも女性らしい
影様の正体も気になる!

そして
おこものちゅう吉が
鳶沢一族に迎え入れられ
大黒屋の一員‘忠吉’として
再び登場する巻を
しばし待ちたいと思う次第です

とは申せ
原作者であられる佐伯泰英氏は
このシリーズの落ちを
どうもっていくおつもりなのか…

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