時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

サン・ドニバジリカ大聖堂

2007-10-31 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)
   
       サン・ドニバジリカ大聖堂  ルイ16世とマリー・アントワネットの祈りの像

午後から
サン・ドニに出かけました
メトロ13番線
Basilique de St-Denis下車
パリから
北へ約4キロの郊外にある町です

歴代フランス国王と
王妃の墓所として知られている「サン・ドニバジリカ大聖堂」

この教会・・・
正面左側の尖塔は
改修時の設計ミスにより
取り払われてしまったそうです





パンフレットによれば
6世紀以来
大多数の王と王妃が埋葬されている聖堂で
42人の王
32人の王妃
63人の王太子および王女
10人の重要人物が
この地に眠っている
とのこと



ブルボン家の地下納骨所には
ルイ18世が
パリのマドレーヌ墓地から移させた
ルイ16世とマリー・アントワネットも
眠りについています


 

一見
今風の洒落た墓石だな~
と思いましたが
歴代王や王妃が眠る墓石に置かれている彫刻や
装飾の数々が
王族全般のものであるならば

余りにもシンプル・・・
と言うより
‘品祖’と言った方が良いのかもしれない

大国フランスの頂点を極めた王と王妃の末路・・・

フランス革命で処刑された
お二人の扱いが
どのようなものであったのかが想像できます




時刻は17時近く
西日が聖堂内に差込み
ステンドグラスがとても鮮やかな色彩を放っていました



肉眼で見る光のまばゆさ
明暗の美しさ
光の加減・・・
それらを
思い通り
デジカメに収める事ができないのが
いつも不満です




人間が実際見ている風景・・・
それと同じ視野の領域を
デジカメに撮影できればいいのに・・・

毎度の事ながら思います


毎回・・・
手ブレ防止のが欲しい

毎度の事ながら思います



ビュット・ショーモン公園Parc des Buttes Chaumont

2007-10-30 | 仏蘭西探訪(20区内)
 

下町19区
ベルヴィユの丘陵にある
Parc des Buttes Chaumontは
ナポレオンⅢ世の命により
整備されたこの公園です
Parc André Citroën や Jardin du Luxembourgとは
また違った雰囲気のある公園でした
正直申しまして
私のイメージしていたパリの公園こそ
この
Parc des Buttes Chaumontと申し上げても
過言ではこざいません




素敵です


もとは石切場だったそうで
岩肌が露出したあたりは
渓谷のようは雰囲気をかもし出しています
高低差のある地形を活かし
都会にあるとは思えない




ジョギングをする人もいれば
散歩をする人もいる
昼寝をしたり
本を読んだり
サッカーをする少年達もいる

長閑な午後のひと時を
ゆったりとした気分で過ごす

思い思いの時間を過ごす
なんともまぁ~
贅沢なフランス人なのでしょう




パリで暮し始めて・・・
始めて
フランス人って凄い
と思いました

時間に追われ
毎日毎日イライラして
あくせくして
神経すり減らして

フランス人だって
日本人だって
悩みが苦労は
さして違いはないと思う

でも
暮らしの中で
こんなにも
ゆったりとした気分にさせてくれる
空間を大切にし愛することができるフランス人・・・




地球の歩き方によると
池の中央には
高さ50メートルの岩肌がむき出しになった‘中の島’があり
「針の道」よ呼ばれる200段の急な階段が頂上に通じている
その頂上には
小さな円形の展望台がある
イタリアの神殿を模したという
優美な姿と
ゴツゴツした岩山が対照的で
不思議な美を生み出している
と書かれております



展望台からは
サクレクール寺院
パリ北東部の高層ビル群
そして
郊外のサン・ドニまで見渡せるらしいのですが
展望台からでなくとも
公園の高いエリアからでも
充分周囲を見渡すことができます



アップした写真では
残念ながら確認できませんが
展望台の左の先には
サクレクール寺院がしっかり見えました



公園内の葉っぱの色も
鮮やかに色づいていて・・・
秋の訪れを身近に
感じることができました

いや~
15区も良いけれど
19区のこのあたりも捨てがたい


マダムSylvie(学校の先生)が
Parc des Buttes Chaumontは
パリっ子が大好きな公園です
是非
休みの間に行って見なさい
とおっしゃってました

納得です


L'Atelier du Plateau fait son Cirque

2007-10-29 | 舞台/役者


日曜日は午後から
19区Parc Buttes Chaumontから程近い
でも
パリっ子も知らないんじゃないかと思われる
でも
ちゃんとインターネットでも検索できる
パフォーマンス集団の公演を見に行ってきました

えっ・・・ここ入っていいの

と思わずにはいられない
怪しげ~な
細い路地を入ると



 あった・・・けど・・・
どう見てもどう考えても
人の家の入り口風
一軒家・・・


‘Cirque’とは
フランス語で‘サーカス’
ちなみに
σ(^^;)
‘Cirque’‘シルク’‘絹’
と連想してしまいました

‘絹’‘シルク’‘Silk’

‘Cirque du Soleil’って
日本でも公演がありましたね・・・




ステージらしき半円形エリアの周囲には
小さな子供達用の席があり
(幼稚園にあるような小さい椅子)
大人はその後での観賞でした

ボールを使ったジャグリングの曲芸は
今までも見たことがあるんだけど
ただ投げるだけじゃないのね~
動画でお見せできないのが残念です


ブランコを使った
アクロバティックなパフォーマンスも楽しかったです
オウムが一緒にパフォーマンスをするのですが
その動きがま~愛嬌があって楽しい




このパイプを使っての
女性二人のアクロバティックなパフォーマンスも
お見事でした

モダンやパントマイム的な要素も織り込まれていて
彼女たちの息のあった
しなやかな動きが
美しゅうございました

最高でした~
って
これじゃ
わけわからないですよね


演技を披露する彼らと
私たちの距離が果てしなくゼロに近く
緊迫感を感じつつも
笑いをさそう演技に
大人も子供も楽しい時間を過ごしたのでありました


ジェーン

2007-10-28 | 映画


午前中
UGC Opéraで映画「Jane」を見てきました

作家ジェーン・オースティンの
唯一の恋の出会いと別れ
そして
彼女が‘作家’ジェーン・オースティンとなっていく
過程が描かれている作品です

 

18世紀末のイギリス
文章を書くことが好きな20歳のジェーンは
ロンドンからやって来た法律を学ぶ学生トム・ルフロイに出会う
親の勧める結婚相手には興味のないジェーンは
最初はトムに反発しながらも
次第に惹かれていくようになり
そして
トムもまたジェーンに惹かれていく



ジェーンは
良き伴侶の元へ嫁ぐことが
唯一の幸せ~というご時世の中
しなやかに生きていきます
活き活きとしていて知的で
芯のある
とてもチャーミングな女性でした



トムも
ボクシングが好きで
ちょっと人を小ばかにするようなところがあるのですが
真面目とゆーか
とても真摯なまなざしを
愛する女性に向けたりしちゃったりする
素敵な男性です

が・・・



愛を貫くため
家族も友も何もかも捨てて
共に生きるのね


しがらみなんか!
世間の目なんか!
と思いきや・・・

その上
あなた・・・
最後の展開は何?

これが現実か・・・



ジェーン役の女優さん
何処かで見たことが・・・
ステュディオに戻って検索して見れば
「プラダを着た悪魔」の
アン・ハサウェイその人でした
相変わらずお美しい

Becoming Jane HP
http://becomingjane-themovie.com/

ジェーン・オースティン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


Passage de la Gare

2007-10-27 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


パリ郊外Val d'Europeにある
‘Passage de la Gare’に行って来ました
大きなショッピングモールで
アウトレットショップもあるエリアです


実を言うと
自動券売機で切符を購入したことがまだない・・・
地球の歩き方では
券売機の画面に
絵が出るので購入しやすい
と書いてあったものの
実際目の前にすると
何をどうすればよいのやら・・・


隣の券売機でも
アジア系の若者&旅行者らしき老夫婦が悪戦苦闘中

そこへ切符を買いに来た
黒人のお兄さんが
我らをフォロー


無事往復切符をゲットして
いざ~




高速郊外鉄道RERに1時間弱
車中では
お兄さんのミニコンサートが
永遠と続いておりました
以外にも
キチンとした?
演奏&美声でございましたよ
演奏が終わると
拍手なんかも結構貰ってました




改札を抜け
駅の外にでると
久しぶりに開放感のある空間が現れました
駅の正面に
無意味に大きいPUBと書かれた飲み屋が鎮座・・・

少し歩けば
のどかな田園風景
市内で見かける石の建築物がない
一軒屋ってモノもみあたらない
線路をはさんで
‘Passage de la Gare’の反対側が
住宅街なのかもしれません




大きな駐車場が隣接しているので
家族連れの姿も多く見受けられました
アジア風の仏像オブジェをはじめ
色々な国のインテリアも豊富にあり
もちろん
電化製品や本、DVDにCD
衣類、コスメect.
充実しています
ウィンドーショッピングが好きな人には
たまらないエリアなのではないでしょうか



私は
可愛いクリスマスの飾りを数点購入してきました

明日28日の日曜日(午前3時)には
サマータイムが終了します
時間が1時間戻るため
日本との時差が8時間になるわけです
そして
いよいよ11月・・・
クリスマスのイルミネーションの準備が始まります


えっ・・・

2007-10-27 | 仏蘭西探訪(異文化交流)
試験が昼近くに終わり
答案用紙を提出したらさっさと帰ってよいのかと思っていたら
授業が始まった

4人くらいのグループになって
会話をするんだけど
テーマは
「パリに来た友人に市内の珍しいところを案内する」

以前言った事がある
リュテス闘技場を紹介したんだけど
面白いのが
韓国人のLouちゃん
なんと彼女は
日本語で説明を始めた・・・
(^_^;)
台湾人のSzu-hsuanも日本語が判るので
何故だか二人が日本語を使い
会話が進む

そして
可笑しいのが
残る我ら日本人・・・
お互い
フランス語を駆使し
判らない単語は英語を出してきて
必死に質問をしていた

授業の後
試験も終わったので
友人とランチに出かける
途中
2月から6月まで同じクラスだったメンバー2名と遭遇・・・
引き続きパリに残っているのは
私を含め4名ほど
そのうちの2名に同時にあってしまうとは・・・
あのクラスのメンバーとは
二度と会いたくないと思っていたのにな~
もう絶対会いたくない&見たくない
ついでに
そのときのクラス担任とも
よく会う・・・(-_-;)
このマダムともな~
そういえば
この後
マダムクロードにも会ったっけ



パリカト周辺のお店をタラタラと歩き回ること数時間
眼鏡屋が多いとは
以前から思っていたのだが
それに負けじと多いのが
靴屋だった

私は日頃から
パリはもとより日本でも
ヒールの靴は歩きづらくてスルーしている
日本から持ってきた
歩きやすいブーツがあるので購入するつもりはないが
これほどのshopがあると
見ごたえがあるな~と思ったりした

雰囲気のよさげなカフェも見つけたので
今度
学校帰りによってみようと思う

明日は
Szu-hsuanと一緒に
RERに乗ってパリ郊外のアウトレットshopに行って来る
場所・・・
知らないんだけどσ(^^;)

Szu-hsuan・・・
何故
貴方が私を誘ったのか・・・
今持って
全く不可解なσ(^^;) です

まま
取り合えず
明日から11月5日までは
学校行かないでいいので
出来る限り
外に出てみたいと思いますです

petites vacancesのはじまりはじまり~

映画「殯(もがり)の森」を見る
カタコンベに行く
昼間にサクレクール寺院周辺を散歩する
パリ郊外の町に足を延ばす
美術館に行く
くらいはやっておきたいものだ

ランチメニュー高いか安いか

2007-10-26 | 仏蘭西探訪(20区内)

                            サラダ 5.9€

ランチをアップしてみました
1€が164円くらいなのでそれぞれ×164して頂ければ
日本円でどの位かがわかります

パリにいるんだから
いちいち日本円に換算するなんて
とても無意味なことなんだけど
ついついやってしまいます


                     チーズトースト? 6.90€

ちなみに
この3皿のメニューは
1人分ではありません

チーズトーストは
小生のオーダーで


         魚のグリルといんげんの付け合せ 18.90€

こちらは
友人がオーダーしたものです
サラダは二人で頂きました


画像でみると
サラダの器の大きさや
サラダの量がイマイチ認識しずらいのですが
少ないです


これで
この金額


どうしても思ってしまう
パリの物価・・・



こちらは
高速郊外鉄道RER‘A4’をAuberで降りて
オペラ座方面出口に向かう途中の風景
昼間なのに・・・
妙に閑散とした雰囲気
深夜はどんな感じなんでしょう・・・


あまり独りでは
歩きたくありません

文化が違うと

2007-10-26 | 仏蘭西探訪(異文化交流)
ここ数日
朝がめっきり冷え込むようになりました
室内は
集中暖房で
少々熱い風なので
ギャップもあるのかもしれませんが・・・

すでに
革のジャケット
大判ショールを首にぐるぐると巻きつけ
手袋すらはめてます

パリカトへも
ホットコーヒーか紅茶を持参する日々・・・

ホットカルピスも
もうまもなく頻繁に登場するかと思われます

パリカトから戻り
メールを確認したところ
エルフに通っている方からメールがきました
授業の合間の小休止タイム(プチポーズ)のとき
同じクラスの生徒さんと先生が
『クラスに日本人がいると、いつも(会話に参加できないことが)問題になるのよね・・・』
と話してしるのを
聞いてしまったそうなんです

彼女がそばにいると気づいた彼らは
話を中断し
取り繕ったらしいのですが
自分の事を言われている事を知ってしまった彼女・・・
そのまま
教室を飛び出してしまったそうです

ちなみに彼女
英語は日常会話に支障のないレベル
フランス国内も
一人で旅券かって宿予約して
難なく移動できるくらいのレベルを持ってます

他の友人も
某語学学校で授業中
『2年もフランスにいるのにまだ喋れない○○さん・・・』
っと例題分で自分の事を書かれてしまったらしく
果てしなく凹んでしまいました
(「冗談だと判っていてもショックだった」と本人の談)

確かに
日本人は
他の国の人と比べると
積極的に話をする方ではありません
多かれ少なかれ
この手の事をきっと他の人も感じているんでしょうね~

でも
先生が
他の生徒と一緒になって
そう思っていたとしても
口にしてはならないのでは?
と思います
特に
エルフは
日本人を多く受け入れているし
授業料もかなり高い!

本来なら
教える側は
その問題を解決すべく
クラス編成を考えるとか
カリキュラムを工夫するとか
すべきでは?
そこまで細やかな対応は
無理だと思うけど・・・

普段から
政治や社会に対するテーマについて
論じ合うことに慣れていない
人種に
異国の言葉で
ベラベラ語るのは
他の人より時間がかかるんですよぉ~

こんな風に書くと
気にすることはない!
自分のペースで頑張れば・・・
って
やっぱり皆さんは思うのでしょね・・・

この二人の気持ち
実によく理解できる私です
だから
私は
エルフで授業申し込む時
プライベートにしています

他の人と
会話をするってことはないけれど
他の生徒に
不満を持たれたり
他の生徒に対して
私が悪いな~
と思ったり
余計な気を遣わないですむから

それに
学校で勉強するより
街にでて
気ままにお見せの人と会話をするとか
そーゆー方が
有効な場合もあるし・・・

勉強の方法は
ひとそれぞれですよね

Concert

2007-10-24 | もろもろアート


日本人演奏家4名による
ピアノ、チェロ、ソプラノの
演奏会を聴くためにSte-Croixまで足を運んでみました

演奏会は
教会で行われ
しかも時刻は夜・・・

興味深々



通りから教会の扉に向かうためには
教会のお庭を通るのですが
通りと庭の境界には
鉄格子・・・

恐らく普段は
この鉄格子の扉も
鍵がかけられで
入れないのではないでしょうか

ラッキーです



ベートーベンの‘月光’を始め
ドビッシー
ブラームス
メンデルスゾーンといった
作曲家の作品を
堪能させて頂きました




が・・・
夏でも涼しい教会内

季節は10月
時刻は19時過ぎ・・・

演奏の後半にもなりますと
時計の針は21時をまわります

さ寒い・・・
足元から忍び寄る‘凍’



そろそろ・・・

終わるかな~
と思ったら再び始まる
チェロの演奏・・・


皆さん
夜の教会にお出かけの際は
暖かくして
お出かけ下さい

作れないなら・・・

2007-10-23 | 仏蘭西探訪(20区内)


3区 Métro Ste-Paulで
友人と待ち合わせ~
やっぱりあったメリーゴーランド


ほんとに好きだよフランス人・・・



彼女のお気に入りという
Rue de Roi de Sicilleにあるカフェに入りました
地元の人に愛されている風のカフェ
何か食べようと言うことで
メニューとにらめっこすること暫し・・・


パスタお願いします

出来ません


サンドイッチを・・・

それもできません

・・・なら 何が・・・




手書きの黒板に
チョークで書かれたメニュー一覧を指差すムッシュ

そして
このメニューの中でも
オーダー可能なのは
左の黒板の
上方に書かれたキッシュ系と
同黒板の下方に書かれたメニュー2種類・・・




友人がオーダーしたのは
こちらのキッシュ



拙者のオーダーは
こちらのソーセージと豆の煮物?スープ?
とても美味しかったです

普通
18時台で
メニューに印刷されている食事が出来ません


ってありでしょうかね~

それなら
今作れるのは
こちらとこちらだけです
とかって
前もってお客に伝えない


流石フランスって感じでした