友人が珍しい「真弓」 を見せてくれました。
驚くほど大きな実で 「これ真弓?」と疑うほどです。
マユミ(眞弓、檀)は、日本や中国の山に分布するニシキギ科ニシキギ属の耐寒性落葉低木です。
初夏に薄緑色の四弁花を咲かせ、秋に赤い沢山の果実と種子、紅葉が楽しめます。
園芸品種で白い果実に赤い種子をつけるシロマユミ(白眞弓、白檀)もあります。
果実はさくらんぼのように枝からぶら下がり、角張って4隅が切れており、果皮は熟すと4つに割れ、真っ赤な種子が出現します。
庭木や、弓、印鑑、櫛等の加工材、新芽は山菜として食用となります。
種子には毒があり食べられません。
樹質が硬くて柔軟性があるため、昔は弓作りの材料に用いられたことから「マユミ(真弓)」。
古くは、マユミの樹皮で和紙を加工したものを「ダンシ(檀紙)」と呼んでいたことから漢字で「檀」とも表します。
別名は「ヤマニシキギ(山錦木)」、または「カワクマツヅラ(川隈葛)」です。英名は「spindle tree(スピンドル ツリー)」です。