続・黍生山の村夫子(きびゅうやまのそんぷうし)

黍生山の村夫子が「蜂を追いかけた」とか「山が笑った」とか言ってます。

池田満寿夫と指勘

2020年06月12日 04時18分28秒 | 日記

昨日の続きで6月2日三重県菰野町のパラミタムージアムに着いたところからです

最初に入った部屋は萬古焼(ばんこやき)の作品が展示されていました

皆さんのお宅の土鍋も多分萬古焼では無いでしょうか

萬古焼は火にかけても割れない陶磁器として四日市で開発されました

スゴイのはその製法を開発者が地元の同業者に教えたことです

お陰でその土鍋は日本中に広まりました調べましたらシェアは80%だそうです

 

 

展示されている中で一番気に入った作品

この茶碗でご飯が食べてみたいです抹茶茶碗なんでしょうがご飯茶碗に丁度良い大きさ

 

池田満寿夫の般若心経シリーズが常設展示されている第3室は1階の半分近くを占める

画像は立体曼荼羅だそうです右中央の青い玉が大日如来かなくらいしか判りません

 

池田満寿夫と言えば版画ですが

版画では意識して日本の伝統的なものを排してきた池田でしたが「陶芸の場合は何ら抵抗なく素直に伝統回帰、日本回帰できた」と語っています。そして土と火が創造と破壊を繰り返す<陶>の世界に「輪廻転生」を感じ、仏教芸術が人々の意識のなかから消え忘れ去られることに危機感を覚え、「陶こそが般若心経にふさわしい」と制作に挑みました。

とパンフレットにありましたこのシリーズを発表してから3年後に亡くなりました

驚いたのは殆どが裸で飾って有ることいけないことですが触ろうとおもえば触れちゃうんです

パラミタムージアム太っ腹です

 

陶板はガラスケースの中に沢山有りましたが中でも気に入った1枚

 

2階に上がるスロープの踊り場から庭のヤマボウシを

 

愈々指勘さんの展示室です

 

入り口正面にはこの大作

 

この骨組み中心の円に骨組みが接していて自転車のスポークと一緒です

 

2代目は現代の名工なんですね3代目がmcnjさんのお嬢さんの旦那さん

 

バカが気に入ったのはこれ

夜中にトイレに起きたとき廊下にこんなのはあるといいなって

行灯に相応しい廊下はないけど           明日に続きます

 

コメント (14)
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