山陽道(西国)第57回目(吉備津~岡山駅北)
2017.5.8(月曜日)晴
昨夜は、岡山駅から路面電車で5分ほどのところにある「コンフォートホテル岡山」に泊まった。格安料金に少し恐れていたが、なんと美味しい朝食付きで、お得感のあるホテルだった。 ホテルのフロントから、慶長二年(1597年)に宇喜多直家、秀家によって築城された岡山城西丸城壁の一部である石垣が触れそうなところに見えたのには驚いた。 昨日は、岡山駅からまた電車に乗ってホテルまで行くんだと思うとうんざりだったが、難なく乗り継ぎができ、周りも食べ物屋さんがたくさんあり、よい立地条件のホテルでした。 なんといってもホテルまでの路面電車料金が100円だったことに変に感動。今どき100円でできることがあるなんて・・・
岡山城西丸城壁 ホテル 路面電車
8:40にホテルを発って、ホテル前の「城下駅」電停から電車に乗り、岡山駅まで行く。 「総社行き」の電車に乗り、吉備津駅で降車。線路を渡って、昨日の終点まで行く。
岡山駅 総社行き電車 吉備津駅 線路を渡って
5分ほど歩いて吉備津神社入り口の鳥居に着く。ひとりが代表して踏み切りを抜け、松並木の参道を歩いて、吉備津神社を参拝する。
踏切 松並木の説明 松並木
この吉備津神社参道両側に生育する松並木は県下最大であり、郷土記念物に指定されている。 山陽道屈指の大社、吉備津神社は、第10代 崇神天皇の御代に四道将軍として吉備津国に派遣された吉備津彦命を祭神とし、古来吉備地方の総氏神として崇敬されている。応永32年(1425年)に完成。国宝に指定されている。
吉備津神社入口説明版 拝殿への登り口 & 拝殿
吉備津神社
神社まで行かずに楽した3人で記念撮影。 10分ほど歩くと真金一里塚がある。その先 国道180号線と合流したところに備中と備前の国境を示す石標「従是東備前國」があり、いよいよ備前突入である。
真金一里塚 180号線と合流 従是東備前國
11時前4人が集合、コンビニで休憩し、180号線を道なりに歩く。
180号線を道なりに
ほどなく指さし道標「岡山へ二里 高梁へ十里」「馬屋上村 吉備津宮へ」がある。 岡山市西辛川の交差点をそのまま進むと「大覚大僧正道 是より北五町」の道標がある。
指さし道標 西辛川交差点 道標
少し行くと右手に「吉備津彦神社」への看板があり、S氏がそちらへ向う。残りの3人はそのまま直進。「吉備津彦神社」にある「安政の大石灯籠」は6段造り、高さは11m、笠石は8畳敷きの広さがあり日本一といわれている。完成した年は江戸幕府がアメリカのハリスと日米通商条約を結んだ年にあたっている。
吉備津彦神社への看板 吉備津彦神社 安政の大石灯籠
「楢津東」交差点を進み、歩道橋の下を抜け、笹ヶ瀬川を渡って脇道へ入る。右手に地蔵堂をみて進むと「矢坂本陣」の石柱がある。
「楢津東」交差点 歩道橋 笹ヶ瀬川を渡る
岡山のマンホール 地蔵堂 「矢坂本陣」の石柱
左手に「笑塚」があり、その先右手に「北向八幡宮」の参道が見え、左手に「七基の題目石」が並んでいた。
「笑塚」 「北向八幡宮」参道 「七基の題目石」
万成西町から万成東町へ進み「巌井富山町信号」で国道180号に再合流する。10分ほど歩いて再び脇道へ入ると「地蔵堂」がある。 左手に「常福寺」を見て歩くと「備前国醍醐山成願院本坊」がある。
巌井富山町 信号 地蔵堂 常福寺
右手先に「備前三門駅」を見て、その先から昼食場所を探すために国道へ出る。 今日の昼食はカレー。
備前国醍醐山成願院本坊 備前三門駅 昼食のカレー
インド人のシェフが作ったなんともでっかいナンをがんばって食す。とても美味しかった。 食後、もとの道へ戻り歩き始める。 左手に「國神社」がある。険しい石段だったので下から参拝し、次へ進む。 風情のある街並みを抜け、「妙林寺」参道入口前を通り、国道 奉還町西口交差点を渡る。
國神社 風情ある街並み 奉還町西口交差点
少し歩くと右手に朱塗りの鳥居が見える。奉還町3丁目商店街に入り、2丁目を歩いて奉還町東交差点に出る。本日の歩きは終了。
鳥居 奉還町3丁目商店街 奉還町東交差点
14:30 岡山駅に着く。
岡山駅
今日のコースは 8.5km (岡山県の計 46.0km、総計 388.0km)
参加者 M夫婦、S夫婦の4人