ぼちぼち歩く旧山陽道

旧山陽道を歩いて制覇する記録です。

山陽道(西国)第26回目(小方~玖波)

2013-07-08 | 日記

山陽道(西国)第26回目(小方~玖波)

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      2013.7.08(月曜日) 晴れ

今年は梅雨入りの翌日(5月29日)に柱野~関戸を歩き、梅雨明けの今日(7月8日)小方~玖波を歩く。いつもの電車で岩国駅に着くが、乗り継ぎの電車が事故で20数分遅れたので大竹駅にたのが10時30分。駅前で写真を撮り、巡回「こいこいバス」に乗り、前回の終点である御園大橋のバス停にいたのが10時50分。

                  

   大竹駅(広島県最初の駅)      巡回「こいこいバス」

御園大橋を渡り、小方団地を左に見ながら歩きT字路を右折する。山陽本線のガードをくぐると、左側に山陽本線のトンネルがあり、右側に小方小学校があった。人の気配がないので校かと思ったがよくわからない。

             

みそのおおはし  山陽本線のガード下  山陽本線のトンネル  小方小学校

道なりに歩いて行くと、右側に国道2号線晴海入口の信号機がある。旧山陽道はその手前古い家並みが続く通りである。町の入口に芭蕉の句碑がある。石碑には「けごろもに つつみてぬくし 鴨の足」と彫られてある。横の案内板に、「氅(けごろも)の碑  者世越(ばせを) けごろもに つつみてぬくし 足 この碑の句は松尾芭蕉が元禄六年(1693年)の冬に詠んだもので、俳諧七部集の「続猿蓑(ぞくさるみの)」にある。芭蕉の百五十年忌にあたる天保十四年(1843年)近辺の俳句同好の人達によってこの記念碑が建立された。云々」とある。氅(けごろも)とは、鳥の羽毛、さらに鳥の羽毛で作った衣服のことらしい。小方の古風な家並みの通りを真直ぐ歩いて行くと、T字路。そこを右に曲がりすぐ左折すると、黒川一丁目になる。

           

芭蕉の句碑とその説明板  小方の古い家並み  黒川一丁目

梅雨明けはしたものの、昨日は雨が降ったり止んだりで午前中はさほど暑さを感じなかったが、さすがに日差しも強くなって、正午近くになるとどっと汗が噴き出してくる。黒川第2公園横の木陰で小休止。再出発後、山陽自動車道大竹ICの高架橋をくぐり左折すると山陽本線の上河内第3踏切見える。

          

架橋の手前で小休止 巡回バスは大竹~玖波駅を・・ 上河内第3踏切

踏切を渡り真直ぐ歩いて行くと交差点に出る。交差点には左「亀居公園」直進「錦龍の滝」看板がある。亀居公園は亀居城跡だ。大阪夏の陣で豊臣氏を滅ぼした徳川家康が「一国一城令」出し、亀居城は福島正則が5年をかけて築いた城でしたが、この「令」によってわずか3年の短い命になったといわれている。交差点のすぐ傍にある「もりすぎ」商店を右折して東に歩いて行く。

           

踏切を渡り直進する   左 亀居公園(亀居城跡)  黒川地区付近

大膳川に架かる「くろかわはし」を渡ると、左の民家?の敷地に鳥居が見えた。が神社前はわからない。このあたりから湯舟団地口までゆるやかな上りになり、やがて山陽自動車道と並行して歩くようになる。

          

大膳川に架かるくろかわ橋  名前のわからない神社  湯舟団地口

山陽自動車道の下の隧道で10分間休憩。(この時点で12時ちょうど)ここから眺める玖波の沖合は絶景です。そういえば「ひげの梶さん」の本に(春から秋にかけての8カ月ほど、玖波の沖合はイワシ漁で活況を呈していた。しかし、イワシ漁の最盛期も和40年頃をもって終わった)と書かれてあったのを思い出した。休憩後、北東に歩いていると右手に玖波中学校があった。

       

隧道で休憩     玖波の沖合     玖波中学校

中学校から5分程度行くと、高速道路はトンネルに入る。その下を一般の車が通る道路があり、トンネルの上には介護施設が建っている。なんとも変わった造りだ。その後、自動車道の高架橋をくぐって北東に歩くと恵川(えがわ)にぶつかる。

            

高速道路はトンネルに、その下が一般道路で上が介護施設  高架橋をくぐり恵川に

12時30分川横の木陰で小休止。ふと後ろを見ると大歳神社と玖波保育園があった。恵川は前日の雨で水嵩も増えて、なかか迫力があった。川風が涼しい。道はここを右折して南下する。

          

大歳神社と保育園   迫力ある恵川   神社前の木陰で小休止

川に沿いながら南下して「川本橋」を渡る。そこから真直ぐ行くと、左側に称名寺がある。称名寺には「瀬戸内寂聴の句がある」というの探したが発見出来なかった。(駐車場などが整備されてたので移転されたか?) 山陽本線のガードをくぐり右に折れると、今日の終点「玖波駅」に着く。(12時55分)

           

恵川に架かる川本橋   称名寺   山陽本線のガードをくぐる

              

玖波駅         次回歩く玖波宿

今回はこれからが大変だった。駅前のお好み焼き店に行こうとしたが、月曜日は定休日。その下の喫茶店も定休日。食堂を求めて炎天下を30分ぐらいウロウロ。ようやく見かけた地元の人に聞いて、新恵川橋の西側にラーメン店を発見。やっと昼食となった。 玖波駅を14時22分の電車に乗り帰路へ。

今日のコースは4.0Km          (広島県の計9.0Km 総計174.1Km)

参加者   S夫婦とM夫婦の4人