8月19日「キツネノカミソリ」がやっと咲いた。5年も待った。2日前の17日の田圃の見回りで見つけた。まだつぼみだった。今日19日出向いてみると咲いていた。
「キツネノカミソリ」(狐の剃刀、学名:Lycoris sanguinea)はヒガンバナ科の多年生草本球根植物である。クロンキスト体系ではユリ科。 明るい林床や林縁などに自生する。早春のまだ他の草が生えていないうちに、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落とす。
盆(8月なかば)前後になると花茎を 30〜50cm ほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。雌雄同花で花弁は橙色が 6枚。本種には、結実するものと、しないもの(三倍体、2n=32)がある。葉の形、花と葉を別々に出すところ、および有毒植物である点などではヒガンバナと共通するが、花の形、および葉と花を出す時季は異なる」。と解説にある。
この「キツネノカミソリ」は自家の黒森の畑に昔から自生していた。5年ほど前「あきたこまち」の黄金色と、「キツネノカミソリ」の橙色のコラボを想定し畦畔に10株ほど移植していた。春、狭長の葉は出てくるのだが花が咲くことはなかった。「畦畔は水分が多すぎるから咲かない」等指摘を受けてきた。5年にもなると10株植えたのが半分は春先にも芽も出なくなってしまった。この頃は想定した「黄金色と橙色」のコラボはすっかり諦めていた。
8月17日田圃の見回りで「キツネノカミソリ」の花のつぼみを見つけて驚いた。今日出向くと咲いていた。一か所が3本、もう一か所が2本の5本の「キツネノカミソリ」が咲いていた。そのまま居座ってほしいものだと思う。
田植後ほとんど雨がなかった中で「あきたこまち」は順調に育ち、田んぼは日増しにコガネ色に染まってきた。そんな中で8月26日夜半かなり強い雨が降った。田んぼに出かけてみると強い雨と風で一部に傾きかけのところがあったが、今日になって日が照ってくると元に戻りつつあった。日増しに実りが進み、又強い雨があると倒伏が心配される。日照り続きで稲は平年と比べて短いが、中には高温で肥料の効き目が促進され、出穂期から急に伸びた田んぼも見受けられる。
この時期の田んぼの花は見事だ。「ミゾカクシ」別名「アゼムシロ」とも云う。キキョウ科ミゾカクシ属。畦畔を覆うように咲き誇る花弁に特徴がある。花径は1センチほどで唇形花で上二弁と下三弁に分かれている。まだ1mほどの長さの畦だけ、せいぜい高さが10~15㎝だから稲の生育に邪魔にならない。
黄色の花は一瞬タンポポにも見えるが「オグルマ」と云う。ベニシジミが止まっていた。放射状にきれいに並んだ黄色の花を金の小車(牛車)に見たてたのが和名の由来と云う。多年草でわが家の田んぼの二か所にある。
「コウリンタンポポ」(紅輪蒲公英)が一株あった。田んぼでは初めて見つける。ヨーロッパ原産帰化植物で別名「エフデギク」。生態系に影響し、防除対策が必要として北海道ではブルーリストA2に指定されている。どこから迷い込んだのだろうか。近年庭に植えているところもある。田んぼに咲くと目立つ。
次にどうしても名のわからない花に出会った。一輪だけ咲いていた。他の花と違って茎がややつる性。花は一種あやしげな花弁、名は調べてもわからない。後に「雄勝野草の会」の佐々木さんから「アキノノゲシ」ではないかと云われている。
わが家の田んぼの畦畔、距離は合わせて約1200mほど。田んぼの見回りで季節ごと野草の花に出会う。稲刈り前、9月に入るとこれらの花の咲く畦畔の草は刈りとられてしまう。この地域では通常田植え前と稲刈りまで3回の計4回の草刈りが行われる。刈り取られるとそれからまた伸びて、季節を通り越して咲く。
田んぼの区画が整備されてから約40年になる。当時はブルトーザーで耕土が地中深く埋めれ一部瓦礫だらけ、湧水が噴き出す欠陥田だったが年月の経過でたんぼの野草も増えてきている。しかし、この国の政策の大型化では多くの田んぼの野草は花を咲かせることはできなくなった。大型化は省力栽培。畦畔に除草剤散布で常に田圃の畦畔は焼けただれた無残な姿。先日の映画「フード・インク」のミニ版の様相、赤茶けた畦畔や土手に出会うと、かつてのベトナム戦争でアメリカの枯葉作戦を連想してしまう。今の所私の地域では目立たないが今後は増えそうだ。そうなれば田んぼの野草はいずれ絶滅の運命になってしまうのかもしれない。
「キツネノカミソリ」(狐の剃刀、学名:Lycoris sanguinea)はヒガンバナ科の多年生草本球根植物である。クロンキスト体系ではユリ科。 明るい林床や林縁などに自生する。早春のまだ他の草が生えていないうちに、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落とす。
盆(8月なかば)前後になると花茎を 30〜50cm ほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。雌雄同花で花弁は橙色が 6枚。本種には、結実するものと、しないもの(三倍体、2n=32)がある。葉の形、花と葉を別々に出すところ、および有毒植物である点などではヒガンバナと共通するが、花の形、および葉と花を出す時季は異なる」。と解説にある。
この「キツネノカミソリ」は自家の黒森の畑に昔から自生していた。5年ほど前「あきたこまち」の黄金色と、「キツネノカミソリ」の橙色のコラボを想定し畦畔に10株ほど移植していた。春、狭長の葉は出てくるのだが花が咲くことはなかった。「畦畔は水分が多すぎるから咲かない」等指摘を受けてきた。5年にもなると10株植えたのが半分は春先にも芽も出なくなってしまった。この頃は想定した「黄金色と橙色」のコラボはすっかり諦めていた。
8月17日田圃の見回りで「キツネノカミソリ」の花のつぼみを見つけて驚いた。今日出向くと咲いていた。一か所が3本、もう一か所が2本の5本の「キツネノカミソリ」が咲いていた。そのまま居座ってほしいものだと思う。
田植後ほとんど雨がなかった中で「あきたこまち」は順調に育ち、田んぼは日増しにコガネ色に染まってきた。そんな中で8月26日夜半かなり強い雨が降った。田んぼに出かけてみると強い雨と風で一部に傾きかけのところがあったが、今日になって日が照ってくると元に戻りつつあった。日増しに実りが進み、又強い雨があると倒伏が心配される。日照り続きで稲は平年と比べて短いが、中には高温で肥料の効き目が促進され、出穂期から急に伸びた田んぼも見受けられる。
この時期の田んぼの花は見事だ。「ミゾカクシ」別名「アゼムシロ」とも云う。キキョウ科ミゾカクシ属。畦畔を覆うように咲き誇る花弁に特徴がある。花径は1センチほどで唇形花で上二弁と下三弁に分かれている。まだ1mほどの長さの畦だけ、せいぜい高さが10~15㎝だから稲の生育に邪魔にならない。
黄色の花は一瞬タンポポにも見えるが「オグルマ」と云う。ベニシジミが止まっていた。放射状にきれいに並んだ黄色の花を金の小車(牛車)に見たてたのが和名の由来と云う。多年草でわが家の田んぼの二か所にある。
「コウリンタンポポ」(紅輪蒲公英)が一株あった。田んぼでは初めて見つける。ヨーロッパ原産帰化植物で別名「エフデギク」。生態系に影響し、防除対策が必要として北海道ではブルーリストA2に指定されている。どこから迷い込んだのだろうか。近年庭に植えているところもある。田んぼに咲くと目立つ。
次にどうしても名のわからない花に出会った。一輪だけ咲いていた。他の花と違って茎がややつる性。花は一種あやしげな花弁、名は調べてもわからない。後に「雄勝野草の会」の佐々木さんから「アキノノゲシ」ではないかと云われている。
わが家の田んぼの畦畔、距離は合わせて約1200mほど。田んぼの見回りで季節ごと野草の花に出会う。稲刈り前、9月に入るとこれらの花の咲く畦畔の草は刈りとられてしまう。この地域では通常田植え前と稲刈りまで3回の計4回の草刈りが行われる。刈り取られるとそれからまた伸びて、季節を通り越して咲く。
田んぼの区画が整備されてから約40年になる。当時はブルトーザーで耕土が地中深く埋めれ一部瓦礫だらけ、湧水が噴き出す欠陥田だったが年月の経過でたんぼの野草も増えてきている。しかし、この国の政策の大型化では多くの田んぼの野草は花を咲かせることはできなくなった。大型化は省力栽培。畦畔に除草剤散布で常に田圃の畦畔は焼けただれた無残な姿。先日の映画「フード・インク」のミニ版の様相、赤茶けた畦畔や土手に出会うと、かつてのベトナム戦争でアメリカの枯葉作戦を連想してしまう。今の所私の地域では目立たないが今後は増えそうだ。そうなれば田んぼの野草はいずれ絶滅の運命になってしまうのかもしれない。
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