栗駒山は、紅葉狩りの名所として、全国的にに知られ紅葉が見事な奥羽山脈の中でも、とりわけ栗駒山が美しく日本一とも言われる、紅葉、黄葉、褐葉が同時に進み、緑葉との絶妙な組み合わせと配色にある。栗駒山の高度と緯度、気象条件は、多様な植生を同時に紅葉(紅葉、黄葉、褐葉)させ、昼夜の寒暖差が大きいことなど美しい紅葉になるための条件を満たしている。
稲刈りが終わった9月28日紅葉盛りの栗駒登山をした。この日の午前9時には300台駐車可能の須川温泉前東北はもとより関東ナンバーの自動車はほぼ満車状態。名残が原周辺は始まったばかり頂上はガスがかかって見えない。
昭和湖で休憩。大勢の登山客がいた。
昭和湖からの登り狭い階段状の登山道は登りと下りの人でごった返しの状況。前日の雨で階段状の登山道は水が音を立てて流れる。低木帯で見通しは悪くひたすら登る。紅葉目当ての登山者はごった返しの状況。10時過ぎになると下山客も多く狭い登山道は渋滞状況。高度を上げていくと数か所に視界が開ける。地獄谷から見えなかった栗駒山頂がみられた。波打つように見える山肌の見事な色彩が見事だった。
天狗平には多くの登山客が小休止していた。秣岳(天馬尾根)コースへ向かう人たちもいた。湯浜コースに人影はなかった。天狗平から頂上向かう風景は一変する。宮城県側は南斜面で紅葉の色合いは鮮やかに見えた。
天狗岩から天馬尾根方向を望む。少しガスがかかって来た。渋滞状況下で撮る一枚もなかなか苦労してしまう。立ち止ると歩行の流れが変わる。登山者と下山者がつながっている。
宮城県側の錦秋。
イワカガミダイラから登ってきた人たちだろうか。ジット同じ視線で眺めている集団があった。見事な風景に言葉はいらない。
頂上に団体等100人近い。昼時とあって三々五々食事。12時半頃一転ガスに覆われ強い雨に襲われた。一瞬霰と間違えるほどの雨だった。頂上の登山者は一斉に下山の途についた。狭い登山道は雨の中登ってくる人もいてごった返しの状態。昭和湖では福島県郡山から朝5時出発、栗駒登山を企画した団体はこの雨で引き返すという。残念、残念と言いながらミーテングしていた。
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