快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

建替え決議集会を終えて。

2014-11-15 20:03:03 | 建替え関連の情報

建替え決議集会が終了して、1週間が過ぎようとしていま

すが、相変わらず「土地利用構想のお知らせ」の看板や「建

替掲示板」等は撤去されずに放置されております。

これだけ騒がせて、近隣の皆様にご迷惑をお掛けしたの

ですから、早急に対外的にも結果を公表して、然るべき処置

をすべきと思いますが、どうしたのでしょうか?

建替え決議が否決されたからには、管理組合の資金を使

い続ける根拠が無くなりましたので、コンサルタント等は早々

に撤収の作業に入るべきではないでしょうか?

業者との契約の関係で、即撤収は難しいかと思われます

ので、残務整理は必要でしょうが、推進の為の作業は全く必

要なくなりましたので、1円でも無駄な金は使わない様に

すべきであります。

11/14()に発行された「世話人会通信」には、『ここから

が「本当のスタート」ではないでしょうか!』との見出しで、

建替えの再開を呼びかけていますが、これを作ったのはいっ

たい誰でしょうか?

私の認識するところでは、これはほとんど全てコンサルタ

ントが作っており、世話人の方が配布しているチラシでありま

す。世話人の方が配ればまだしも、コンサルタント自身で配

ることもあるそうで、正に、「コンサルタント通信」と云えます。

私の認識が間違っているとおっしゃる方は、どなたが作ら

れたのか、名乗り出て戴ければ、真偽を確認して、間違いと

判れば謝罪致します。

とにかく、管理組合は、建替え決議の否決を厳粛に受け

止め、その責任の取り方を明確にすると共に、早急にコンサ

ルタント等の契約解除により、大切な組合の財産を保全する

事が第一の責務と考えます。

以前、コンサルタントが何回も臨時総会をやって、やっと

成立した例があると、「桜上水団地」の例を説明しておられた

様ですが、ダイヤモンドMOOK(平成261026日発行)

によると、以下の様な経過で成立したとの事です。

20064月:賛成全体82%、棟別3分の22棟で)未達成

200712月:賛成全体84%、棟別3分の22棟で)未達成

20094月:流会

20099月:賛成全体84%、棟別3分の2達成で決議成立。

これだけの僅差でも、3年半掛かったと云う事は、当団地

の場合は、正に絶望的な数値である事はお解かり戴けると

思います。

反対派の多くは、管理組合に対する不信の根底にはコン

サルタントへの不信があると考えておられるのではないでし

ょうか。従って、再スタートを切るにしても、「コンサルタントの

交代等の劇的な変化が無ければ無理」との結論が自ずから

導かれます。

それと、「建替えは今を逃したら二度と出来ない」と言う様

な脅迫めいた表現が良く使われますが、本当にそうなのでし

ょうか?

この団地が全く住めない状態であれば、自然に建替えの

意見は纏まり、あとは、充分信頼のおけるコンサルタントや

デベロッパーに任せれば、それ程不可能な事とは思われ

ません。

今は、充分快適に住めると思っておられる方が大勢おら

れ、これを無理に賛成に変えさせようとしているが為に、

大変な苦労をしておられるのではないでしょうか。

現在の建物を20~30年の間快適に住める様にするのは

可能ですが、残念ながらコンクリートの寿命は確実にやって

来ます。しかし、適切なメンテナンスを行い、定期的なチェッ

クによって、修繕不能の時期を明確に予想を立てる事は可

能であり、これに向かって夫々が準備出来る様にしっかりし

たレールを敷いて、次の代の方々にバトンを渡せば、その後

の建替えは充分可能ではないでしょうか。

その間、エレベータの代替手段やリノベーションによる若

年層の増加等により、団地の再生は充分可能と思われます

し、借家の数が増えれば、来るべき建替えの際の仮住まい

の問題も相当緩和されると思われます。

目先の事に捕らわれず、長期的な展望に立った快適な団

地の再生を目指そうではありませんか。