快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

長期修繕計画の内訳が公表されましたが、その内容は誠にお粗末!

2013-02-22 19:07:34 | 建替え関連の情報

先日、長期修繕計画の修繕工事費用について、その内訳が公開されました。

これは、長期修繕計画案での緊急課題として、2015年に給排水管両方の工事で、18億円が計上されていますが、建替えQ&Aの9ページでは、「汚水管は他の管よりも厚みがあり耐久性があるため、割れたり穴が開く等の損傷の可能性は非常に低いと考えます。ガス管は水に接触しないため腐食の程度は給水管ほどではないと一般的には予想できます。」と当面の交換が必要無い様に記されてる点について、説明会の席上でした質問の答えとして、公開されたものです。

この内容を見ますと、説明会の数値と全く整合性が取れておらず、あまりの食い違いに唖然とさせられました。

公表前に理事長からいくつかの数値を示されましたが、理事長自身その数値がどう結び付いているのか判らない状態でした。業者は、「いろいろな項目が入り組んでいるので、数値が合わない所がある。」と説明しているそうでした。

公表に当たっては、理事会の承認が必要との事で、待たされた訳ですが、理事会の方々はこれが良く理解出来たかと感心させられます。

それでは、その一部を紹介しておきますので、お手持ちの説明会資料と良く見比べて見て下さい。

【修繕改修計画案】       【内訳金額の合計】

①給水設備工事         ①給水設備工事

   :約3億円  ⇒          :約2千4百万円

                     給水管更新工事

:約4億3千万円

②排水設備工事         ②排水管更新工事

   :約18億円 ⇒          :約12億9千万円

③電気工事            ③電気幹線増量工事

   :約3億3千万円 ⇒       :約1億8千万円

④ガス工事            ④ガス設備更新工事

   :約1億3千万円 ⇒       :約2億3千万円

 そもそも、顧客である、管理組合ならびに住民に対しては、なるべくわかり易い、整合性の取れた数値で納得して貰うのが当たり前ですが、これでは、わざと解りづらくして煙に巻いているとしか思えません。

ちなみに、前回の藤和・三菱の提示した資料も確認しましたが、こちらは、説明資料と内訳の資料の数値は、(当たり前ですが)ピタリと一致しておりました。

 この(株)ファーマは以前から信用出来ない会社とは思っておりましたが、これ程ひどいとは思いませんでした。当然、この上で、指示している、(株)シティコンサルタンツの不信も決定的なものとなりました。

 この数値の「私の理解」が間違いであると言うのであれば、この両方の数値を結び付ける相関図を早急に提示して反論される事をお勧め致します。

 今回の長期修繕計画の説明会での最大の論点は、何と言っても「追加負担金が350万円/戸」であるにもかかわらず、その詳細はこの有様です。これらの疑問を解くため、説明会の中でも提言しております様に、給排水管に関してだけでも、一般の数社から見積もりを取るべき事が、住民の利益を守る管理組合の責務と確信します。

 住民の皆さん、今度の通常総会では、この点について、明快な説明を求めますので、ご自身で、これに納得出来なければ、「建替えに関する決算」に反対すると共に、「同予算」についても「反対」の票を投ずる事をお勧めします。


「府中市との協議状況報告」を見て(改訂版)

2013-02-16 11:16:25 | 建替え関連の情報

先日開かれた、府中市との協議状況の報告会は出席出来ませんでしたが、配布された資料を見ますと、市側からの提示された課題は、非常に厳しい内容で、これをクリアするのは至難の業である事を再認識させられました。

市側から提示された課題に対し、配置計画を一部変更して、管理組合から回答が出されましたが、内容はと云うと、市側が最も懸念している項目については回答が出来ておらず、今後、何回打ち合わせたところで、住民の納得出来るところまで詰めるのは不可能と思われます。

市側からの提言について、あまり良く理解されておられない方々が居られる様ですので、その主な項目について、少し補足しておきます。

1,500戸の計画は、大幅な縮小が必要と明記されている点について。

これ程大規模な計画による人口増加は、市のインフラ整備に負担が掛かり過ぎる為、到底容認は出来ない事が随所に強調されております。

市としては、徐々に人口が増えるのは歓迎するが、急激な人口の増加や子供の人数が団塊的に増減するのは、歓迎しない様です。

特に、小学校や中学校での生徒の受け入れ体制を整備するには、多額の費用が掛かる上に、団塊の世代が過ぎると、縮小に迫られる危険性が高く、市としては何としてでも縮小させたいと言う意思が文面に現れています。

    遺跡の発掘調査と保存・活用に十分配慮する様、要請されている点について。

以前から私のブログでも繰り返し述べておりましたが、東山道武蔵路を中心としたこの地区の遺跡の重要度ついて、今回、市の方から初めて公に示されました。

管理組合としても、この点を配慮してか、建物の配置を変更して、対応しようとしている様ですが、とても、この様な小手先の対応では済まない状況である事は明白です。

この遺跡の発掘調査は、市で解決出来る範囲を超えて、東京都の応援が必要になる様で、正に、西国分寺やインテリジェントパークの発掘に匹敵する大事業になる事は確実の様です。やはり、遺跡の調査期間は3~5年は覚悟しなければならないと思われます。

その他、諸々の課題を突きつけられて、住民の負担は益々大きくなり、「出来る限り住民負担の軽減」を目指す建替えなぞ、全く実現不可能としか考えられません。

 今後これらの点について、市側との協議を進めて行く事になると思いますが、これには、コンサルタントの存在無しには、不可能と思われます。従って、必然的に、継続の契約を結ばざるを得なくなると思われます。これこそ正に、『コンサルタントの思う壺』で、事は運んでいると言えます。

 こんな無駄金を幾ら使えば気が済むのでしょうか。住民のみなさん、一部の盲目的な建替え信奉者の為に、夢を見せられて、巨額な費用をつぎ込んでも、コンサルタントの懐を潤すだけなのを一刻も早く気づいて戴き、「建替え中止」と「早期の修繕開始」を実現させましょう。