快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

皆様、お久しぶりです。

2023-01-21 03:32:41 | 建替え関連の情報
早いもので、最後のブログから約7年が経ちました。
あれから、私は某施設の用務員に採用され、第2(第3?)の人生として、本当に充実した日々を送っております。
従って、建替えの件については、ほとんど無関心の状態で、管理組合からの資料等も殆ど見ずに過ごしてきました。
そんな折、隣人から、国立富士見台団地の建替えについての新聞記事を知り、わが日鋼団地の建替えの現状について改めて調べる事にしました。
2022年2月に発行された「建替え検討案説明会資料」によると、団地の約半分の中の借家や空き家を、他の半分の方用の仮住まいとして確保し、現住の所有者のほぼ全員をそこに住まわせ、残りの半分の敷地に現在の戸数とほぼ同程度の新規住宅を建て、完成後、仮住まいに使用した半分を売却すると云う内容でした。
これは、「このままこの団地に住み続けながら、この団地の終活をどうすべきか。」と、私が以前から検討していたものとほぼ同じ方式であり、それまで、この様な計画が挙がっているとの話は耳にしてはおりましたが、自身では具体的に説明資料等を検討する事はありませんでした。
この度、その基本計画案が示され、もしこれがこのまま実現するのであれば、なかなか良案ではないかと思わされました。
私は、これまでも度々述べてきました通り、「建替えに絶対反対ではなく、納得できる良い案であれば賛成する」との立場で活動して来ましたので、ここは一旦、反対活動の鉾を収め、中立の立場でこの案の推進を注視して行くべきとの決断に至りました。
立場的には約90度方向転換と云うことで、訝る方もおられるかと思いますので、もう少しこの辺の経過をご説明しておきたいと思います。
私がこのブログを休止したのは、「給水管の更新」と「再度の耐震診断」が否決された時で、正直なところ、この結果は大変なショックでした。
それぞれの委員会における、管理組合側の建て替えに対する頑なさと手段を選ばない強引さに癖々させられた以上に、賛成票の余りの少なさに唖然とさせられました。
少なくとも建替え反対者の数にプラスアルファの賛成票は取れるかと思っていましたが、これを大幅に下回る数となり、居住者の関心の低さを嘆くと共に、私自身の無力さを痛感してしまいました。
それでも、「先の建替え決議の否決」の一端を担えた満足感と、「やるだけの事はやった。」の解放感も持って、このブログの休止を決意しました。
その後、建替え問題から離れて、用務員の仕事に没頭する様になりました。用務員の仕事は、私の天職ではないかと思うほど楽しく充実したもので、「給水管」等に費やした労力がいかに不毛な時間であったかを思い知らされられる日々でもありました。
それから1年半程して、すっかり落ち着いた状態で、改めてこれまでを振り返ってみる事にしました。
「耐震の専門家からは、あと40年くらいは十分住める。」と太鼓判を押されたこの団地ですが、大規模修繕等の適切なメンテナンスがあって初めて、これも可能となると思われますが、全くその方向は見えず、ただ朽ち果てるのを待つのみで放置して置くのは、次世代に対して無責任と云わざるを得ません。又、何年かの後に、再び反対運動に加わらねばならなくなる時が来るやも知れませんので、忘れないうちに、その指針となる様なものを残しておこうとの思いから、「40年後の建替えに向けて」として、この団地の終活について書き留めて置きました。
ここで取り上げられている建替えの方式は、先にも述べました通り、今回の管理組合からの建替え案と大筋では同じ方式と云えます。
主な違いとしては、「40年・・・」では、「この団地の賃貸室の割合が過半数になるのを待つ事が条件。」としている点で、これを実現する為、この建物の寿命である約40年後の建替えに向けて、外住者の協力者を増やして、現在放置している空き家をリノベーション等により借家に変えて行き、積極的に、賃貸室の割合を増やして行こうとしている点です。
但し、この建物をあと40年持たせるには、大規模修繕等の適切なメンテナンスが必要である事は前にも述べた通りですので、前途多難ではあります。
しかし、これを外住者の殆どを取り込んでいる管理組合がやるのであれば、現時点でも不可能ではないのかも知れません。又、時期的な点を考えると、大きな負担が必要な大規模修繕等無しの「仮住まい方式」は、今回を逃すと後十数年後では建物へのダメージが大き過ぎて現実的ではなくなるのではないかと思われます。つまり、この方式で約7年間もの仮住まいを、安全・快適に過ごす為には今回が最後の好機であろうと思われます。
従って、ここまで来てしまった以上、次善の策として、この案を積極的に検討して行くべきとの結論に至りました。
しかしながら、バックは長谷工に代わっても、あの管理組合の中心的な人々は変わっていません。あの巧妙で手段を選ばない手法はそう変わるものではないと思われますので、注意深く監視しながら、この推移を見守る必要がある事は変わりません。
今後は、中立の立場で、この案を検討しながら、本ブログにおいても、その経過を順次報告していきたいと考えております。
尚、参考の為、「40年後の建替えに向けて」も掲載しておきますので、併せて御覧頂ければ幸いです。





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