快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

東山道武蔵路は建替え問題における最重要課題のひとつです-2。

2012-08-04 14:56:20 | ブログ

 前回、日鋼団地における、東山道武蔵路について説明しましたが、今回は、周辺地区の東山道武蔵路ついて、見ていきたいと思います。

 この遺跡調査で、最も参考になるのは、西国分地区の遺跡発掘調査(平成5年11月~平成7年度末)で、その調査報告が、2巻に纏められています。しかし、これは厖大な資料ですので、そのダイジェスト版と云うべき版が以下の資料で、読むのにはこちらが手頃です。

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その発掘場所は「http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/bunka/6018/011673.html」より、以下の赤線の場所で、特に、③には、市立歴史公園「史跡東山道武蔵路跡」が造られて、この貴重な文化財を保存しています。

http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/moyooshi/kyouyou/014083.html

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発掘作業の様子は

http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kokubunji11.html」に、詳しく説明されています。

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地表の全ての土を、丁寧に取り除いて、その全貌をしっかり記録している様子が良く判ります。さらに、以下にその詳細の説明が続きます。

http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kokubunji12.html

http://www.asahi-net.or.jp/~ab9t-ymh/touzando-m/kokubunji13.html

この延長線上に日鋼団地があり、その周辺の遺跡の発掘状況は

http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kurasu/bunka/maizo/honmatiEkimaeHakkutu/files/KengakukaiShiryou.pdf」の中で、下図の様になっております。

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特に、武蔵国府の駅が付近にあったと推定される為、西国分寺の遺跡以上の重要な遺跡と考えられ、簡単な調査だけで終わるとは、とても考えられません。

これでは、今後も建替えは出来なくなるのではないかと思われますが、そんな事はなく、それなりの充分な覚悟をすれば可能と思われます。例えば、安全を見て、約5年間と、さらに延長した場合の保険等加入による仮住まい等の資金及びこの間の精神的・肉体的負担を覚悟すれば、可能であると思われます。しかしながら、今は断じて「その時では無い」という事です。


東山道武蔵路は建替え問題における最重要課題のひとつです。

2012-07-21 15:12:01 | ブログ

「検討案説明会」や「号棟別懇談会」が終わって、前回の「建替え計画」時の熱気とは程遠い状況であり、建替え決議に必要な4/5の賛成には到底無理の状況ですので、一刻も早く中止して貰いたいと切望しておりますが、相変わらずの、曖昧な甘い説明で、淡い夢を見続けておられる方々も未だ多いようです。

 やはり、11月に予定されている「基本計画案」の提示によって、現実の厳しい数値を目にしないと、夢から醒めるのは難しいのでしょうか。

本ブロブでは、それまでは、今までの重要な問題を整理して、夫々の問題について、より詳しく、検討していく事にしました。

 第1回目として、東山道武蔵路について検討してみました。

東山道武蔵路については、最近の資料では良く目にする様になりましたが、暫く前までは、この件については、「なるべく表に出さない様にしていた」と考えざるを得ない推移でありました。

 前回の、建替え決議に向けた建替え計画<素案>の資料(建替えパンフ9号:平成19年12月1日発行)では、仮住まいの日程の中には東山道の遺跡調査の日程は全く出てきておりませんでした。

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 私は、本年の3月頃、この東山道の問題を知り、いろいろ調べて見ましたが、以前は建替え問題自体にそれほど関心がありませんでしたので、すでに出されていた資料の中にあっても、「東山道」については、ほとんど知識はゼロの状態でした。

 その後、インターネットで色々情報を集めた結果、これはとんでもなく重要な課題である事を認識させられました。

 早速、市役所の「文化スポーツ部ふるさと文化課」に問い合わせたところ、「数年前に、団地の方が当方に来られたので、こちらでも準備しておりましたが、その後、いっこうに見えられず、現在に至っております。」との事でした。

 その後、何回か問い合わせておりましたが、ほかの方からの問い合わせもあった様で、窓口を一本化してほしい旨の要望で、当方からの問い合わせは出来なくなってしまいました。

 

 何回か問い合わせた際の話を纏めますと

     日鋼団地の遺跡調査は、市としてはかつて無い程の大規模な作業となる見込みである。市としては、建物を取り壊す段階から立会い、壊し方等についても指導していく方針である。

     国分寺で行った調査ぐらいは掛かりそうだが、期間については、掘ってみないと何とも云えない。

「5年位は覚悟しないとだめですかね?」との問いには、「それ程は掛からないとは思いますが、何が出てくるか判らないので、何とも云えません。」との事でした。

  しかし、「国宝級の遺跡が発掘されて、土地が使えなくなる様な事態になる危険性    はほとんど無いと思われます。」と慰められました。

     この調査期間にいける仮住まい等の出費については、すべて団地住民の負担となる。

市役所の方の対応については、当初はオープンな対応でしたが、次第に慎重になって来て、ついには、窓口の一本化と云う事でシャットアウトとなってしまいました。

「どこかからの圧力が掛かったのかな?」と考えるのは、考え過ぎかしら。

 いずれにしても、建替えを推進していた方々は、市役所との話し合いで、事の重大さは充分認識していたにも関わらず、今回の「建替え推進の承認決議」でも、これには一切触れずに可決させた事は、意識的に隠したとしか考えられません。

ちなみに、東山道の件については、平成18年9月発行の「建替え構想<原案>」にて、A3の全面を使って詳細に纏めて掲載されており、

①「東山道武蔵路を500mもの長さで確認できる場所は日鋼団地以外にはないといえることから、計画住棟は全て東山道武蔵路上に配置されるため、住棟建設のために掘削する場所は調査対象となる。」

②「遺跡地区名『日鋼地区』と呼ばれているインテリジェントパーク(18万㎡)は、敷地の3分の1に当たる総面積5.8万㎡(日鋼団地6.7万㎡)の発掘調査を4年3ヶ月(S63~H5)かけて行っています。」

の2点が明記されており、事の重大性は充分に認識されていたにも係わらず、これ以降からは、ほとんど名前くらいしか出なくなってしまいました。

又、これらの内容は、市役所の方からの話とピタリ一致しておりますが、当時の建替え推進のメンバーの幾人かに問い合わせてみると、「一部を調査するだけで、全く問題無い」と聞いているとの回答でした。全く、誰がそんな事を言っているのか、何ともはや奇妙な動きとしか思えません。

少し長くなりましたので、東山道武蔵路の詳細については、また次回に掲載する事にして、以下に、先の「平成18年9月発行の『建替え構想<原案>」の抜粋を載せておきますので、参考にご覧下さい。

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はじめまして。「ND快適生活人」のブログを始めました。

2012-05-06 17:36:53 | ブログ

休日の朝、緑豊かな木々の間から、爽やかな風がカーテンを揺らし、柔らかな日差しが床いっぱいに広がっている様子を見ていると、まさに「至福の時」を感じます。

はじめまして。

府中市の日鋼団地に18年住んでおります「ND快適生活人」と申します。

 こんなに快適な住まいを壊すのは、本当にもったいない話です。

今、この住まいで、我が家の不満を敢えて云えば、「結露」くらいでしょうか。

 私は日曜大工が好きで、色々と自分の住まいの工夫をして来ましたので、今現在は充分満足出来る快適な生活をエンジョイしております。満足度のレベルが低いと言われてしまえばそれまでですが、欲望には限りが無いので、この程度で満足できるのは、幸いではなかろうかと思います。

 今、日鋼団地では建替え計画が推進中ですが、みなさんはそんなに、今の住まいに不満がお有りなのでしょうか?確かに、高齢化が進み、エレベータが無い建物では将来に不安がありますが、団地全体で動けば、克服する手段はあります。それにも関わらず、大きな犠牲を払って得る住居が本当に快適な居住空間になるのでしょうか。

 「快適な団地生活とは何か?」を求めて、特に、毎日忙しく管理組合の運営に参加しづらい日鋼団地のみなさんとのコミュニティの場として何か良い手段がないかと考え、このブログを始める事にしました。

 日鋼団地の生活で困っている事のあれこれをみなさんに出して戴き、みなさんで一緒に知恵を出し合って考えてみたいと思います。又、腕に覚えのある方々にも参加して戴き、いろいろな自慢話なども、この場で紹介して行きたいと思います。

今お困りで、私の腕で改善出来るものがあれば、微力ではありますが、お手伝いする事も可能かと思いますので、どんどん連絡を下さい。私の手に負えないものに関しましては、この場で、ヘルプを募ったり、専門の業者を紹介したりしていきたいと思います。

特に、この働きに賛同し、共に働いて戴ける方がありましたら、大歓迎ですので、連絡をお願い致します。

 ところで、団地の建替えについてですが、近年の高齢化を考えますと、費用や精神的な負担が充分低く抑えられれば敢えて反対するものではありませんが、遺跡の発掘作業や土壌汚染等による負担が相当大きそうで、とても納得出来る計画にはならないのではないかと危惧しております。しかしながら、現在の管理組合の構成では、中間派や反対派の意見が殆ど反映されない状況ですので、大変心配しております。

 かつて、私はある団体で、建替えの中心的な役についた事があり、反対派の意見で、計画が大きく変更させられて、苦い思いをさせられた経験があります。その当時は、自分達の目標達成の為か、どうしても独善的な考えに傾いてしまっていた様で、少数の意見を積極的に取り入れようという事が出来なかった様です。後から振り返ってみると、本当に貴重な意見を貰って助かったと思われる事がいくつも有りました。今では、本当に感謝している次第です。

 今度は、ほぼ反対の立場かと思いますが、快適な生活と自分達の貴重な財産を守る為、建替え計画の監視役の様な存在として、この場が生かされればと思っております。

 何はともあれ、「日鋼団地での快適な団地生活を守り・求めていく人々」のコミュニケーションの場として、このブログが活用されれば幸いですので、宜しくお願い致します。