今回は思い切ったリフォームで快適な生活を満喫して
おられる、あるご夫婦のお宅を紹介したいと思います。
このご夫婦は、自分達の『快適な生活』を実現するため
に、細部まで徹底的にこだわったリフォームをされました
が、費用としては、現在建物だけの負担額として提示され
ている金額の1/3程度の約300万円で済んだそうです。
これ程徹底したリフォームまでは行かなくとも、ある程度
の費用で、この様な、快適な生活空間が得られるのであ
れば、無理な建替えなどは不要ですよね。
7年(建替え:4年と遺跡調査・土壌汚染他:3年)以上の
仮住まいとトータルで2千万円以上の費用を掛けて、不便
な仮住まいの生活を耐えた結果が、『いろいろな機能は備
えていても、高齢者にはあまり住み易いとは言い難い住
居』と云うのであれば、どちらの方がお利口な選択かは
明白ですね。
それでは、お二人ご自慢の『快適なお住まい』を紹介
しましょう。
玄関を入ると、いきなり明るく、開放的な部屋が迎えてく
れます。(ガラスは強化ガラスで遮音性も抜群です。)
広々としたワンフロアーの空間には、昔ながらの部屋割
の面影は全くありません。
一般的に、玄関のフロアーに置かれている洗濯機を、この
位置に置くのは、主婦の作業性を考えると、納得ですね。
収納スペースは、スタンディング・クロゼット方式で、この部
屋に集中させているそうです。
1階の特質を充分生かして、キッチンの床下収納庫の他
に、堀炬燵と言う贅沢品も備えて、まさに『快適空間』です
ね。
とかく、あまり評判の良くない、浴室は、ユニット・バスを採
用し、トイレもこの通り一新しました。
高齢者からの不満の多い、浴室入口の段差も、この通り、
しっかりと解決しております。
最後は、ご主人の書斎ですが、これもなかなかの
『こだわり』を感じさせられます。
以上ですが、これ程費用を掛けられない方は、部分的
なリフォームでも、結構快適な部屋を作り出せると思いま
す。
私自身としましては、『いかにお金を掛けずに、最大限の
満足度を引き出すか』に喜びを感ずる方ですが、そのへん
にあまり自身のない方は、良心的な業者にお願いすれ
ば、比較的安価で、満足出来るリフォームが可能と思われ
ます。
少し古くて使い辛いからと言って、短絡的に建替えに走
っても、それで全てが解決する訳ではないので、現状での
ご不満を良く検討されて、リフォームすると何れ位掛かる
のか、実際に見積もりを取られる事をお薦めします。