手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

開いた口がふさがらない

2011-09-11 07:30:29 | Weblog
またか!! 鉢呂経済産業大臣が軽率な心無き発言で引責辞任した。

「死の町」「ほら放射能うつした・・」など、日本の経済復興を任された人が言うせりふかと耳を疑った。

全国から非難の声が上がるのは当然・。

こういう人しか民主党にはいないのだろうか。

「不用意なことは言ってはいけませんよ。大臣の皆さん」と野田首相が閣僚を集めて
説教しなければならないとは情けないではないか・。

権力闘争ばかりしていて、人材が育ってなかったのだろう。

万年野党で、批判ばかりしてきた人たち。いざ政権に立つと何も出来ない、わからない。

わずか2年の間に不祥事や失言で辞任罷免された大臣が7人という。

あぶない大臣もまだまだいる。

失言 不祥事で国難を更に国難に貶めることだけはして欲しくない。

国家安全 民主党円満 国会安泰 を祈願するしかない・・。 合掌

火事場どろぼう

2011-09-09 07:09:15 | Weblog
国難に瀕している時に、中国は尖閣諸島に入り込み、ロシアは爆撃機で日本列島を一周したという。

以前にロシアは、北方領土に大統領が乗り込むと言う行動をとった。

ロシアも好き放題している。

中国は、日常茶飯事のように尖閣諸島周辺で不法漁をしている。

また、日本の山林などを中国人が買い占めている。水源確保らしい・・。

韓国も、竹島を自分のものだと島を占領している。

首相が変わる寸前に、拉致問題で解決すらなされていない北朝鮮の朝鮮学校無償化の指示を文部省にした菅前首相。

外国人からの政治献金が蔓延している民主党議員。

急がねばならない被災地の復興。東京電力福島第一原発の放射能の収束。

汚染された福島をどのように救済するのか?

内部権力闘争を繰り返している間に、火事場泥棒が日本を狙って、領土侵略の行動を取っている。


明確な国家安全保障の哲学思想が無い人が、2年余りこの日本のトップに立っていたのだから背筋が凍る気がする。

平和ボケでは済まされない。

戦後骨抜きの外交政策をアメリカによって押し付けられてきた。

その結果が、日本の自立及び中立的存在を大きく妨げている。

経済成長を背景に、中華思想を柱とした覇権的行為をアジア全域に展開している中国。

断末魔のような北朝鮮。

歴史を捏造する韓国。 歴史を隠す日本。 

明治以来の南下政策を取り続けるロシア。


内部にエネルギーを消耗して、外部から攻められては元も子もない。

野田新首相は、どじょう政治はいいが内部に謙虚さだけでなく、強い外交政策も明確に打ち出さなければならない。

国家公安委員長や外務大臣の起用に問題ありというが、誰がなってもリーダーがしっかりすれば問題ない。


3人目の野田首相には、今までのつけと多くの課題を解決する責務がある。

一刻の猶予も辞さない貴重な時間を、一致団結して着実に解決して欲しい。






 祝 閲覧数10万件突破!!

2011-09-07 11:21:20 | Weblog
いつもご覧いただいている皆さん、ついに閲覧数が10万件を突破しました。

つれづれなるままに書き綴ってきましたが、閲覧していただいているだけでありがたいと思っています。

漆職人なのに、漆のことより四方山話が多いんじゃないか!!と叱られそうですが、
これも趣味のうち・・。

趣味多き人間は、良いものを造る!!

これからも、多方面にわたって書き綴っていきますので、よろしくお願い申し上げます。

漆塗り

2011-09-07 07:47:02 | Weblog
うるしは、うるおい うるわしという言葉から由来すると聞いた。

 漆をコントロールするのは難しい。

一般の科学塗料やラッカーやカシューとは性格がぜんぜん違う。

漆は、湿度が高く 気温が20度以上でないと乾かない。

漆の乾きは、空気中の水分を取り込み化学反応して固まる現象である。

日本という温暖な多湿の国で育まれた優れた漆文化。

西洋のような、乾燥しきった環境は向かない。


漆は、漆の木の樹液である。この樹液が、4000年の歴史を司ってきた。

赤や黒 緑 黄色 青 溜色 春慶 など様々に変化する。

性質も、酸性 アルカリ性に強く 熱さにも冷たさにも強い。

抗菌作用があり安全性に優れている。

安土桃山時代の頃から、日本は JAPANとして欧州に知れ渡った。

JAPANとは、漆器 漆という意味である。

漆の国 日本・・。

うるおい うるわし 日本。 JAPAN。


四季折々に変化する日本。

秋風が肌にひやりと感じる頃になった。

実りの秋。 庭の栗の実がはじけて落下しそうだ。

漆のゆったりとした世界のなかで、もの思いにふけるのもいいかも・・・。



 60年前のもので、父が大切にしていたという座卓 依頼され修理 塗り直した


 表面の模様が面白い そのまま生かした・・

依頼者は、「ありがとうござました。蘇りました。嬉しいです」と大変喜んでおられた。


 温故知新  今もう一度見つめなおしたい・・・・
















説明足りぬ!!

2011-09-06 05:39:41 | Weblog
鳥取市議会で、最大会派の「新」会長上杉議員から、市庁舎の新築をめぐる問題で、竹内市長に辛口の質問だが飛び出した。(9/6 読売新聞 以下記事の抜粋)

過去2回市長選挙で竹内市長の選対本部長を務めた側近。

これまで移転新築に賛同してきたが、議会に予算案が提案されている跡地活用を尋ねるアンケートに「時期尚早」ときっぱり言った。

◆上杉議員の質問の内容
 市立病院跡地に、大型商業施設を盛り込んだ市中心市街地活性化協議会の提言書は、昨年3月に鳥取市に提出されたが、特別委員会には提出されていなかった。

病院跡地はその後、庁舎移転の候補地として議会議論されたが、「ひとつの候補地に2つの計画があるのはおかしい。議会への説明責任が果たされていない」と非難した。

竹内市長の答弁
議会や有識者の検討委員会の方向を見定めると言うばかりに始終する。

上杉議員
「自分の意見を明らかにするスタンスがない。この問題の先頭に立ってという姿が見えない」といさめる。

◆上杉議員の質問

 移転新築の独自の住民投票条例案を議会が模索している途中なのに、「なぜこの時期に
アンケートをするのか違和感がある。立ち止まる必要があるのではないか」と要求。

竹内市長

 提言書を特別委員会に提出しなかったことについては陳謝した。それ以外は、非を認めなかった。

上杉議員
「それで、市民の理解を得られるのか」「答弁になってない」と激しく言葉を連ねた。


「集まった約5万人の署名が影響し、議会と市長の意識にズレが出てきたのではないか」という声も出ている。

◆「まちづくり計画」建設明記を検討

竹内市長は、2004年も合併時に作成した「新市まちづくり計画」を変更し、新市庁舎建設を明記することを明らかにした。

「計画には公共施設の統合整備などの記述があり問題ない」と繰り返している。

この計画変更には、旧8町村の地域審議会の意見聴取や知事との協議、議会の議決が必要。

2014年度中の完成を目指す移転新築のスケジュールに影響が出る可能性もある。

竹内市長は、「読み取れないとは逆立ちしても思えない」と変更する意思はないとした。

     (以上 9月6日 読売新聞朝刊記事より 抜粋)

今まで何度もこのブログで言ってきたが、竹内市長は何のために誰の為に、十分な理解のないままに、莫大な借金をして移転新築をしなければならないのかがはっきりと理解できない。

計画も後手後手の杜撰なもので、市民の反対意見を無視して何でここまでやらねばならないのか理解できない。

 上杉議員も、何で今頃こんな質問をするのだろうかと思ってしまう。さんざん、反対派の意見を封じてきたような人が。 人が変わったような質問に感じた。

上杉議員も、このまま市民感情を無視したら危ないと思ったのかもしれない。

市長も議員も一人の市民であることを忘れてはなるまい。

市民の為の代表であることを忘れてはなるまい。


今月から水道料金が値上がりした。10年前に浄水場新設問題で市が大揺れし、市長も変わった。 竹内市長が、市民の感情を市政に反映してくれるものと期待した。

しかし、見事裏切られた。企業や業者の側に立ったのか、どんどん計画通り浄水場建設は、市民にわからないまま進んでいった。

今も結果どうなったのかよくわからない。

市庁舎移転新築問題も、このようにしてはならないという市民の怒りが込められているようにも感じる。

竹内市長は、冷静になって自分のおかれた立場をもう一度見つめなおし、市民の代表でありリーダーであることを自覚して欲しい。

経済効果は一時的にあるかもしれないが、それはあくまでも一時的に過ぎないと思う。



もっと、市民の気持ちを汲み取って、市民の心が豊かになるようなことを考えて欲しいものだ。

そして、どうどうと自分の考えと決意と責任を見せて欲しいものだ。逃げてはならない。


ここまでこの問題を推し進めてきたのは、竹内市長あなた本人なのだ。


このままでは、歴史的汚点を残すことになるかもしれない。

























台風12号鳥取を通過

2011-09-05 07:57:06 | Weblog
7年ぶり鳥取県を通過した台風12号は、大きな被害をもたらした。

降りしきる雨。しかし、台風直撃とあって風の被害があると思っていたが、風は強くなかったので安心した。

鳥取市も千代川が氾濫するんじゃないかと思うほど水位が上がっていた。


 千代川 河川敷サッカー場周辺  撮影 3日 18:30ごろ 



   サッカー場は水没している

大雪といい 震災 津波といい 台風といい 今年はやはり何が起こるかわからない年だ


 災害の為の準備は忘れてはなるまい・・・


 

職人の手づくりこね鉢

2011-09-03 07:54:45 | Weblog
そば打ちが、流行している。

地元で取れたそばを粉にして、自前のそばに舌鼓を打つ・・。

なんとも贅沢な限りだ・・。


そばを打つなら、本物の道具が欲しい。

そこで、取って置きのそばを練る こね鉢を紹介したい。


京都は丹波の木地職人が作った こね鉢だ。


  漆仕上げなので きれいに仕上がっている  直径42cm



 底もしっかりしているので、力を入れてもづれない。


 在庫は あとわずか・・。 注文の場合 3ヶ月から1年待ちになります・・


   お問い合わせは  0857-23-3917 會州堂(かいしゅうどう)まで

                 鳥取市 智頭街道商店街





忘れてはならない大震災

2011-09-02 08:03:11 | Weblog
9月1日は防災の日 そして、関東大震災の日であった

折りしも、鳥取敬愛高校で文化祭が開催されている。

6月に郡山市を訪問し、その後被災地の様子を敬愛高校の生徒の皆さんにお話しする機会があった。

4人ほどでこじんまりとした報告会であったが、そこに集った生徒の皆さんは真剣に聞いてくれた。

その後、生徒の皆さんは「僕達に何が出来るだろうか」と一生懸命考え悩んだと聞いた。

その後2ヶ月の研究の成果が発表された。


パネルに 震災をテーマにした短歌が58首貼られていた


 震災後から募金活動した結果


  58首の短歌は 生々しい体験からの句だった



 3月12日から 各新聞社の新聞記事


  郡山の物産 ゆべし ままどーる 郡山ラーメン他


この短歌は、歌集 アララギから抜粋したものである。

アララギの主宰者から、感謝の手紙が届いていた。
 


これで十分に貢献できていると思った。


自分に何が出来るのだろう? まさしく素朴な 実直な疑問と苦悩だ・・。

敬愛高校の生徒の皆さんは、実に良い実践をしたと敬意を表したい・・。


お土産に買った ゆべしと 郡山ラーメンを 久しぶりに堪能させてもらった・・









9月1日 関東大震災

2011-09-01 08:16:26 | Weblog
大正12年(1923年)9月1日 午前11時58分 神奈川県相模湾北西沖80Kを震源とするマグニチュード7.9の巨大地震が起こった。

被害は、死者 行方不明者10万5千人を越えた。東京で7万人、神奈川で3万3千人という甚大な被害を出した。その他に、千葉県 茨城県から静岡県までその被害は及んだ。

9月1日は、立春から数えて二百十日にあたる。

季節の変わり目、台風が来て天候が荒れやすいころだ。

3月11日は、1千年に一度といわれる巨大地震が東日本を襲った。

死者行方不明者 行方不明者約2万人。青森県 岩手県から東京、神奈川まで東日本を
巻き込み、更には地獄絵を見るような津波の被害は目に焼きついている。

更には、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故による放射線放出は、世界中を恐怖に陥れ、福島県民を地獄に落とし込んだ。

被害額は25兆円になるという。

現在復興に向けて、国が一丸となって取り組んでいるが、政治があいもかわらず混乱している。

被災地では、その爪あとがまだまだなまなましく残っている。

8月末で、岩手県や福島県の避難所の多くが閉鎖された。

私も、福島県郡山市にある避難所”ビックパレットふくしま”に見舞いに行った。
この複合施設に、避難人が最大の時は2500名がひしめいていた。

通路も目いっぱいにダンボールで仕切られて、不自由な生活を強いられていた。

そのビックパレットも、数々の震災の思い出を残しながら、昨日閉鎖された。

行く場所がない人もいるという。


「天災は忘れた頃にやってくる。」寺田寅彦(物理学者)の有名な言葉がある。

今日は、防災の日。

2つの大きな天災を再度思い出して、備えをしないといけない・・。

いつどこで何が起こるかわからない時代だから・・・。