手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

説明足りぬ!!

2011-09-06 05:39:41 | Weblog
鳥取市議会で、最大会派の「新」会長上杉議員から、市庁舎の新築をめぐる問題で、竹内市長に辛口の質問だが飛び出した。(9/6 読売新聞 以下記事の抜粋)

過去2回市長選挙で竹内市長の選対本部長を務めた側近。

これまで移転新築に賛同してきたが、議会に予算案が提案されている跡地活用を尋ねるアンケートに「時期尚早」ときっぱり言った。

◆上杉議員の質問の内容
 市立病院跡地に、大型商業施設を盛り込んだ市中心市街地活性化協議会の提言書は、昨年3月に鳥取市に提出されたが、特別委員会には提出されていなかった。

病院跡地はその後、庁舎移転の候補地として議会議論されたが、「ひとつの候補地に2つの計画があるのはおかしい。議会への説明責任が果たされていない」と非難した。

竹内市長の答弁
議会や有識者の検討委員会の方向を見定めると言うばかりに始終する。

上杉議員
「自分の意見を明らかにするスタンスがない。この問題の先頭に立ってという姿が見えない」といさめる。

◆上杉議員の質問

 移転新築の独自の住民投票条例案を議会が模索している途中なのに、「なぜこの時期に
アンケートをするのか違和感がある。立ち止まる必要があるのではないか」と要求。

竹内市長

 提言書を特別委員会に提出しなかったことについては陳謝した。それ以外は、非を認めなかった。

上杉議員
「それで、市民の理解を得られるのか」「答弁になってない」と激しく言葉を連ねた。


「集まった約5万人の署名が影響し、議会と市長の意識にズレが出てきたのではないか」という声も出ている。

◆「まちづくり計画」建設明記を検討

竹内市長は、2004年も合併時に作成した「新市まちづくり計画」を変更し、新市庁舎建設を明記することを明らかにした。

「計画には公共施設の統合整備などの記述があり問題ない」と繰り返している。

この計画変更には、旧8町村の地域審議会の意見聴取や知事との協議、議会の議決が必要。

2014年度中の完成を目指す移転新築のスケジュールに影響が出る可能性もある。

竹内市長は、「読み取れないとは逆立ちしても思えない」と変更する意思はないとした。

     (以上 9月6日 読売新聞朝刊記事より 抜粋)

今まで何度もこのブログで言ってきたが、竹内市長は何のために誰の為に、十分な理解のないままに、莫大な借金をして移転新築をしなければならないのかがはっきりと理解できない。

計画も後手後手の杜撰なもので、市民の反対意見を無視して何でここまでやらねばならないのか理解できない。

 上杉議員も、何で今頃こんな質問をするのだろうかと思ってしまう。さんざん、反対派の意見を封じてきたような人が。 人が変わったような質問に感じた。

上杉議員も、このまま市民感情を無視したら危ないと思ったのかもしれない。

市長も議員も一人の市民であることを忘れてはなるまい。

市民の為の代表であることを忘れてはなるまい。


今月から水道料金が値上がりした。10年前に浄水場新設問題で市が大揺れし、市長も変わった。 竹内市長が、市民の感情を市政に反映してくれるものと期待した。

しかし、見事裏切られた。企業や業者の側に立ったのか、どんどん計画通り浄水場建設は、市民にわからないまま進んでいった。

今も結果どうなったのかよくわからない。

市庁舎移転新築問題も、このようにしてはならないという市民の怒りが込められているようにも感じる。

竹内市長は、冷静になって自分のおかれた立場をもう一度見つめなおし、市民の代表でありリーダーであることを自覚して欲しい。

経済効果は一時的にあるかもしれないが、それはあくまでも一時的に過ぎないと思う。



もっと、市民の気持ちを汲み取って、市民の心が豊かになるようなことを考えて欲しいものだ。

そして、どうどうと自分の考えと決意と責任を見せて欲しいものだ。逃げてはならない。


ここまでこの問題を推し進めてきたのは、竹内市長あなた本人なのだ。


このままでは、歴史的汚点を残すことになるかもしれない。