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全市議アンケート結果

2011-09-15 06:16:10 | Weblog
名月の余韻に浸っていたが、今朝の新聞を見て驚いた。(9/15読売新聞 朝刊)

鳥取市役所移転問題で、騒然としている鳥取市。

5万人以上の署名は、市議会に相当重くのしかかっているようだ。


市民の会が市議会議員36名全員に行なったアンケートの結果、14人が市長計画に反対ということがわかった。

市長の計画案は、JR鳥取駅周辺に移転新築という基本計画、そして同鳥取駅南旧市立病院跡地を建設予定地としている。

これは、建設地の正式決定に必要な「位置条例」が提案された場合、可決に必要な2/3
(24人)を下回り否決になる状況が鮮明になった。(読売新聞 抜粋)


アンケートの内容は、①条例案への賛否 ②基本方針の賛否 ③市長の計画の進め方を容認するか というもの。

結果 ①賛成 13 反対22 無回答1 ②賛成18 反対14 無回答4 ③容認する14
容認できない14 無回答6 その他1

  
市民の会会長吉田幹男氏は、「与党議員の一部も、位置条例は反対に回ると確信した。
早期の提案を求めていく」とした。(以上読売新聞抜粋)


ここで面白いのが、③の無回答に公明党の3 ④の無回答 その他に公明党の5がある。

公明党は、流れの様子を見ているようだ。得意の風見鶏戦法だ。


市民を敵に回しては、次回の選挙に不利と読んでいる議員も出ているようだ。


跡地アンケートの実施も、おかしな話だ。 調査費に365万かかるようだ。この予算は
賛成多数で議会で決定している。

市民の税金を使って帳尻合せのアンケート調査をするという理不尽さ。

跡地の利用計画もなされないままに、新築移転を遂行してきた鳥取市と鳥取市議会。

それを今になって、税金でアンケート調査するとは前代未聞。


こうしてみると、この計画がいかに杜撰で、一部の人の思惑の中で推進してきたことが
伺われる。

尚、位置条例の提案は、2013年度新市庁舎着工前らしい。

位置条例も決定されないまま、建設は進められていくことになる。

市長は、民主主義を自らの手で汚し、独裁的な政治手法が許されるはずが無い。


市民オンブズマンもこの問題に真剣に取り組んでみるべきではないか?

いろいろな埃が出てくるかもしれない。

いまこそ、鳥取市民の正義を歴史に残すべき時だ。