手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

漆教室作品展 9日より開催

2011-01-07 17:17:14 | Weblog
念願かなって、やっと漆の作品展示会が行われることになった。

漆器需要の激減する中、何とか日本の伝統漆器を残す術は無いものだろうか?

18年間考えあぐんできた。全国的にも同じ現象が起こっている。

 なぜ激減するようになってきたのか? 

生活様式の変化だけではないような気がした。

普及活動がないからだと思った。
漆について漆の良さ 漆文化と日本人の関係などのきちんと説明したり触れ合
う場が頻繁にあれば変わってくるはずである。

漆教室を始めて、その事を実感した。漆が分からないから・・、使ってないとか、かぶれるから怖いとか、高いから買えないとか、いろいろな理由がある。

漆教室に来た人は、漆に若干興味がある人達であった。もちろん、塗ったことも無い。

しかし、漆のことを勉強し、いざ使ってみると、今まで考えていたものとは別の世界を
知った。

木地から塗り上げて完成すると、ほんとに自分が作ったのですか?と驚く生徒さんもおられた。

ますます、漆に興味を持ち始め、どんどん漆の世界に入り込んでいく。

これだ!! 時代の流れで漆器が使われなくなったのではない!!普及する努力が足りなかったのだと気づく。

 その第一弾の 展示会です。 もっともっと漆の魅力を広げて生きたいと思います。

   場所 智頭町 石谷邸 展示室

   会期 1月9日(日)~2月6日(日)智頭宿雪まつり
   時間 9:00~17:00
   入場料 500円

   主催 会州堂 漆教室
      NHK文化センター 漆教室







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