手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

9月1日 関東大震災

2011-09-01 08:16:26 | Weblog
大正12年(1923年)9月1日 午前11時58分 神奈川県相模湾北西沖80Kを震源とするマグニチュード7.9の巨大地震が起こった。

被害は、死者 行方不明者10万5千人を越えた。東京で7万人、神奈川で3万3千人という甚大な被害を出した。その他に、千葉県 茨城県から静岡県までその被害は及んだ。

9月1日は、立春から数えて二百十日にあたる。

季節の変わり目、台風が来て天候が荒れやすいころだ。

3月11日は、1千年に一度といわれる巨大地震が東日本を襲った。

死者行方不明者 行方不明者約2万人。青森県 岩手県から東京、神奈川まで東日本を
巻き込み、更には地獄絵を見るような津波の被害は目に焼きついている。

更には、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故による放射線放出は、世界中を恐怖に陥れ、福島県民を地獄に落とし込んだ。

被害額は25兆円になるという。

現在復興に向けて、国が一丸となって取り組んでいるが、政治があいもかわらず混乱している。

被災地では、その爪あとがまだまだなまなましく残っている。

8月末で、岩手県や福島県の避難所の多くが閉鎖された。

私も、福島県郡山市にある避難所”ビックパレットふくしま”に見舞いに行った。
この複合施設に、避難人が最大の時は2500名がひしめいていた。

通路も目いっぱいにダンボールで仕切られて、不自由な生活を強いられていた。

そのビックパレットも、数々の震災の思い出を残しながら、昨日閉鎖された。

行く場所がない人もいるという。


「天災は忘れた頃にやってくる。」寺田寅彦(物理学者)の有名な言葉がある。

今日は、防災の日。

2つの大きな天災を再度思い出して、備えをしないといけない・・。

いつどこで何が起こるかわからない時代だから・・・。

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