手づくり漆器 ~うるし うるおい うるわし~

鳥取の漆職人がお届けします。

鳥取市における歴史・文化とは

2010-12-08 08:08:56 | Weblog
昨日は都市計画についてだった。

鳥取市は、歴史と文化の街といろいろな方々がアピールしていたように思う。

しかし、どうでしょうか? ほんとに、歴史を感じる文化を感じる街でしょうか?

鳥取大火後造られた中心市街地には、文化のかおりは感じない。

しかし、昭和30年代の香りを、街の有志が物語を作って街づくりに尽力してきた。

 行政に頼るな!!を合言葉にマンパワーを絞りきって頑張ってきた。

朝市 や 地域の文化活動 はたまた、歴史書の編纂 匠の仕事場所めぐりなど、
自分たちの住んでいる町に誇りを持ちたい!という思いが今日まで、市民の手で作り上げられて来た。

鳥取市は、コンパクトシティー構想を掲げて、まちづくりを推進している。

しかし、コンパクトシティーどころか、中枢になる市役所本庁を移転するという計画が
ほぼ間違いない方向で進んでいるという。

 物産会館も、ホントは街の中にあったほうが良いはずだ。お土産を買うのにどれだけ便利が良いか。観光客も、わざわざ市内に来てくれる。

しかし、遠く離れた自動車でしか行くことの出来ない賀露にできるという。
観光客を相手だという。市民の立場を無視したもののように思う。

矛盾だらけの政策に、「鳥取市をどのようにしたいのか」「鳥取市のかたち」がいまだにはっきりしない。

こんなことをしてきて、もう10年の歳月が流れようとしている。

空白の10年が、日本の体力を削ぎ落とし、経済難に陥れ、国民のやる気をだめにしたことを思い出す。

鳥取のまちづくりは、市民と一緒になって進めなくてはならないのだが、全てちぐはぐ


 誰のための政治なのか行政なのか疑わざるを得ない。

コンパクトシティー構想も歴史・文化の街構想も色あせて、政治の道具に使われている言葉遊びのようにしか聞こえない。

        
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