
持駒 角・金・銀・銀
アゲアゲさんこと、折田四段の作品らです。
詰将棋の日のスケジュールです。
1.冒頭(20分)
〇基本的なルール説明
・特に玉方最長ルールと無駄合ルールについてを重点説明
(ただし、どちらのルールも厳密にやるとややこしいので、さらっと説明して終わりに。)
・ルール説明の流れで、1手詰を考えもらう。説明は無駄合ルールと双玉の逆王手につい
て注意を促す。
2.本題講義(30分)
〇宗桂作…中合の有効性について説明する。
〇大道棋…玉方の受けがいかに重要かを理解させるため、実際に玉方を生徒に体験させる。
〇超短編2題…バッテリーについてと巧妙な受け、作意の見破り方など。
トイレ休憩と雑談(10分)
3.ミニ解答選手権(25分)
〇初級・中級・上級のレベル別で受験
・終わった子は他のレベルの問題を解くor見る。
4.解答解説(30分)
〇出題者の紹介と作意・主な変化の解説
トイレ休憩と雑談(10分)
5.特定手筋の重点講義(50分)
〇打歩詰
・打歩詰についてのルール確認と、打開の方法の説明。
・守備駒を呼ぶバージョンの例題を生徒に解いてもらう
・不成で利きを減らすバージョンの例題を生徒に解いてもらう
〇ブルータス手筋
・作品を生徒と共に考えつつ、少しずつ作意を明らかにしていく。
・作意を成立させるための作図上のポイント、歴史的過程にも触れる。
6.振返りと質疑応答(10分)
→後片付け・支部長からの今後の連絡等伝達・終わりの挨拶
今回は、私のリクエストに対し若先生がプログラムを組んで下さいました。
詰将棋を解く事もですが、詰将棋の楽しさを少しでも伝えられたら、良いなと思っています。
初心者から有段者まで、楽しめる企画になっています。
保護者の皆様も一緒に参加して下さると嬉しく思います。
実戦なので、複数の正解があるかもしれません。
大駒をバサッと!
その後は、精読して下さい。
少し長いですが、王手している内に辿り着けそうです。
指し将棋に定跡があるように詰将棋にも手筋という定跡みたいなものがあります。
ブルータスの手筋(滅茶マニアック)
送りの手筋・一間竜の手筋(ノーマル)
頭金(初心コース)
上からマリコ(知っている人以外知らない)
詰将棋だと思えば、飛車も角も平気で捨てられますが、実戦だと詰ます一歩手前まで苦労して積み上げた歴史があるので、出来れば安全運転で押切りたいものです。
上の図は、金で角を取ります。
そこで、「はい、お疲れさまでした」と角を取ってくれた金に感謝しましょう。