鏡川流域ネットワーク・鏡川ファンクラブ

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「第1回鏡川ホタルの学校 in 久礼野」での、ホタルについてのメモ

2011-06-16 | 鏡川流域のイベント情報

鏡川ホタルネットワークが呼びかけて、6月13日(月) 久礼野公民館 (高知市久重小学校の近く)で、

「第1回鏡川ホタルの学校 in 久礼野」を開催しました。

19:00~20:00 久礼野公民館で代表の大石桂三さんを講師に学習会をした後、20:00~21:00 現地で観察会を行いました。

 パネルを見ながらホタルの生態について、大石さんより楽しく聞く事ができました。

 

ホタル学習会 (高知市環境保全課 堀内さんのメモから)

 

日 時:平成23613

場 所:久礼野公民館

参加者:大石,橋詰,西村(夫妻),坂本(夫妻),山崎,川村,井上,北村,片岡,堀内

 

■ホタルを増やすには,ホタルとエサとなるカワニナが成育できる環境を整えることが重要。

 

■ホタルにとって,川の水がきれい過ぎてもよくない。幼虫のエサとなる石のコケ(付着藻)が育つためにはある程度栄養が必要である。このため,人家のない森の中の川よりは,里山を流れる川のほうがホタルに適している。

 

■ホタルは川岸の湿ったミズゴケに卵を産み,幼虫は川底で成長する。幼虫は羽化する前に川から上がり川岸の土の中にもぐって「土まゆ」の中でさなぎになり,その後成虫となる。このため,水路の川岸が自然な状態であることが重要。三面張りの水路にはホタルは成育できない。

 

■川から上がった幼虫は「土まゆ」をつくるために,水辺から10m程度移動するもののあるようだ。

 

■ホタルは光で交信して交尾を行うため,街灯などの人工的な光がある場所ではうまく交尾できない。

 

■魚が多すぎるとホタルの幼虫を食べてしまう。幼虫の隠れ場所として,川底に大きめの石が必要。増水したときの隠れ場所にもなる。

 

■ホタルの生息地を新聞が取材して場所を公表したら,人が来るようになったが,ホタルを取っていく人もいて,その後少なくなってしまった。

 

■関東と関西ではホタルの光り方(点滅のはやさ)が異なる。

 

■幼虫がカワニナを食べるときは,ストロー状の口から液を出して,カワニナの身を溶かして吸う。

 

■幼虫は6回脱皮する。

 

■一般的に,一匹のホタルは5001500個の卵を産むといわれているが,経験的には500個くらいだと思う。

こども連れや若い人達もホタルを見に来られてにぎやかで、飛んでいるホタルを手でつかめる状態で、じっくりと観察できました。心が癒される一時を、周りの皆さんと共有しました。

(昨夜のホタルの写真です) 

 

 

 

鏡川流域 ホタルプロジェクト 5月18日に第1回会議開きます

遅くなりましたが、4月26日の第5回鏡川流域情報交流会のご報告です

鏡川流域の情報交流会 に関するページ

 

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