鏡海亭 Kagami-Tei  ネット小説黎明期から続く、生きた化石?

孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン)

・画像生成AIのHolara、DALL-E3と合作しています。

・第58話「千古の商都とレマリアの道」(その5・完)更新! 2024/06/24

 

拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、

ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら!

小説目次 最新(第58)話 あらすじ 登場人物 15分で分かるアルフェリオン

「聖体降喚(ロード)」の真実とは!?


本ブログの連載小説『アルフェリオン』の各話からAIが生成する名場面集、ついにワールトーア編に突入しました! 最新の記事は今晩深夜にアップする予定です。

鏡海

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AIによる画像集、いよいよ「ワールトーア編」に入りました!

こ、これは……。かつて前新陽暦時代に、「時の司」に戦いを挑んだ者たちですね。事情を知る作者としては、胸熱すぎて泣けてきます。連載小説『アルフェリオン』の名場面をAIのオボロさん(*)に画像化してもらう企画、本日から「ワールトーア編」の分に入ります。

(*)オボロさんとは「Editorial Oboro」(GPTsの機能を通じて小説広報支援用にカスタマイズされたChatGPT)のことです。多彩な機能のひとつとして、小説を読んでその内容を画像化することができます。

 

まずは第50話「帝国の力」から。

帝国先鋒隊の機装騎士団、馬型のアルマ・ヴィオに人型のアルマ・ヴィオが乗った鋼の巨人騎兵ですね。こんなのが攻めてきたらどうしようもありません(汗)。オボロさん、この画像化は秀逸です。馬の方のデザインが小説の内容とは幾分変わっているのですが、それでも迫力はあります。

第1話以来、「帝国軍が来るぞ!」と言われ続けつつもその姿をみないまま、我々の現実世界では10数年以上の時が流れ(苦笑)、この作品としても49話分のストーリーが経過しました。オオカミ少年どころではないですね。しかし、ついに現れました。知将アポロニア・ド・ランキアが率いる帝国先鋒隊。

馬型の陸戦型重アルマ・ヴィオ「シム・プフェール」、この画像に出てくる外見が、小説版の姿には比較的近いですね。ただ、小説の方ではモノアイ(目がひとつ)の機体として描かれています。そこがなかなかうまく画像化されません。

そして「戦う前から勝っている」と恐れられているアポロニア。圧倒的な軍事力をもちながらも、それに無理に頼らず、さっそく、敵国ガノリス王国の民に対して扇動の演説と食料配り(笑)です。自分たちを「解放軍」と位置付け、「どうして、立ち上がらないのですか?」と民衆を煽ります。彼女はこんなふうに語っていました……。

 

  私たちは世界を悪夢から解放するためにここにやってきました。
  帝国軍は、侵略軍ではなく解放軍なのです。

  敢えて言いましょう。
  いま必要なのは、肥え太った政治屋たちによる愚劣な駆け引きではない。
  民が求めるのは、自分たちの声をくみ上げ、導いてくれる
  英明な王による独裁なのであると。

  ゼノフォス陛下の独裁は「善き独裁」です。
  唯一絶対の「神帝」の支配のもと、新たな世界では、
  貴族も平民も、富豪も貧民も、男も女も、
  あらゆる者が等しく「臣民」となり、
  理不尽な特権・差別・腐敗は一掃されるでしょう。

  古い世界を打破し、そんな新しい未来に生きたいと思いませんか。

 

衆愚政治よりも「英明な王による独裁」だとか、唯一絶対の皇帝のもとでは貴族も平民も平等で「特権・差別・腐敗」は一掃されるだとか、なかなか微妙なところを突いてきます。で、口だけではなく、アポロニアは物資の不足に苦しむ民衆に大量に配給を行い、母国ガノリスが逆に人々から食料や物資を徴発していることを批判するのでした。こうして、アポロニア様に洗脳されてゆきます(笑)。さすが、あのシェフィーアさんが彼女のことを「真面目くさった女狐」と呼んで警戒しているだけのことはあります。


アポロニアの罠(笑)。

 

そしてエスカリア帝国軍の主力部隊も。


な、何だって!? 帝国の浮遊城塞エレオヴィンスと、これを護衛する帝国の飛空艦隊をオボロさんが本気で表現してくれました。ファンタジー戦記物としてAIが形にしてくれた場面、このスケールは想像以上です。


同じくエレオヴィンス。その周囲、このような飛行船型の飛空艦も結構格好いいかも。

これは、帝国の飛空艦隊の旗艦クラスの船でしょうか。

小説本編の描写を超えて、ちょっと踏み込んだ依頼もオボロさんにしてみました。


巨獣!(笑) こういうのが出てくると、SFではなく敢えて「ファンタジー」物としてこの作品を書いている意味があります。しかし、よく絵にしましたね、AI怖いです……。

そして、若き覇者「神帝」ゼノフォス。


オボロさんは皇帝ゼノフォス2世をこんなふうにイメージしているようです。野望と情熱にあふれていそうな面持ち。

あるいは、こんなふうにも描いてくれました。

「いかにも」!な感じで、よいですね。あまりにハマっているお姿なので、何だか笑えてきます。


あるいは、こんな皇帝陛下も。

こんなのも。

いや、素敵は素敵ですが、これだったら、もしかしたら帝国軍に勝てるかもという気が逆にしてきました(笑)。こういう王子様たちを攻略していく乙女ゲームや、その手のゲーム世界を舞台にした異世界転生物が山ほどありそうです……。

 

いずれにせよエスカリア帝国、主人公ルキアンたちのオーリウム王国とは色々な面で次元が違いそうです。そして第50話の魅力は、帝国軍のお披露目だけではありません。

途中で唐突に出てくる、遠い昔の御子の話です。かつてレマリア帝国が世界に君臨していた時代、いわゆる「前新陽暦時代」のこと、帝国の重鎮の姿で世界を裏で操っていた「時の司」に、光の御子アレウスがたった一人で立ち向かうエピソードですね。おぉ、これは立派な主人公のようだ(笑)。いや、御子としてはたった一人であっても(他の属性の御子は、この時代には出てこない)、白の巫女レアがアレウスに味方してくれます。

冒頭にあったタイトル画像は、この光の御子の戦いをテーマにしたものです。

白の巫女のセリフが、切なくて、熱いです。手にしている箱? その力によって、「時の司」の正体が「始まりの四頭竜」であることが暴かれ、世界が生まれた時から生き続けている超越者の彼らさえも本気で動揺するほどの……そう、「ノクティルカの匣(はこ)」ですね。

 

と、激しく盛り上がってきたところ、まだまだ長くなりそうなので、ひとまず次回に続きます(そんな!?)。GWも後半戦に入って参りましたが、お休みのところ、本日も鏡海亭にお越しいただきありがとうございました! 良い連休、良い週末でありますように。

ではまた。

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