CD「世界が違って見える日」 歌・中島みゆき

CD「世界が違って見える日」　歌・中島みゆき

１， 倶に（ともに）
２， 島より
３， 十年
４， 乱世（らんせ）
５， 体温
６， 童話
７， 噤（つぐみ）
８， 心月（つき）
９， 天女の話
１０， 夢の京（ゆめのみやこ）

心しだいで世界は全く違うものに見えるはずだなんて。
そんなのは理想にすぎないよと片付けてしまうのが、人の常というものかもしれません。たかが１人、どう思ってみたところで世界そのものは何も変わらず、そこにあるじゃないかと言われればそうかもねと頷いてしまいそうです。
でも、実際そんな瞬間に出逢うことって、ありませんか？
思いがけない、ほんの小さなきっかけで、世界全部が１８０°違ったものに見えて驚く、そういう瞬間。
ときに世界が１８０°絶望方向へ見えてしまうような出来事もあるけれど。
それでも、きっと次の瞬間には、世界が１８０°希望方向へ見えてくるような出来事が、あなたにも、ありますように。
１８０°が難しくても、９０°でも、１０°でも。
（あとがきー「世界が違って見える日」―から）

「十六夜橋 新板」 石牟礼道子著

「十六夜橋　新板」　石牟礼道子著

南九州・不知火の海辺の地「葦野」で土木事業を営む萩原家。うつつとまぼろしを行き来する当主の妻・志乃を中心に、人びとの営み、恋、自然が叙情豊かに描かれる傑作長編。作者の見事な筆致で、死者と生者、過去と現在、歓びと哀しみが重なり、豊穣な物語世界が現れる。第三回紫式部文学賞受賞作品。
　

「真珠とダイヤモンド 上、下」 桐野夏生著

「真珠とダイヤモンド　上、下」　桐野夏生著

１９８６年春、二人の女が福岡の証券会社で出会った。一人は短大卒の小島佳那、もう一人は高卒の伊東水矢子。貧しい家庭に生まれ育った二人は、それぞれ２年後に東京に出ていく夢を温めていた。野心を隠さず、なりふり構わずふるまう同期、望月昭平に見込まれた佳那は、ある出来事を契機に彼と結託し、マネーゲームの渦に身を投じていく。