アシリアペ    「アシリアペ」とはアイヌ語で「新しい火」。住所は茨城県常陸太田市大中町3486-2

営業日等:土日の10:00~17:00 臨時営業もあり。天然酵母パンやオーガニックの食材などを取り扱う。

あじまあ

2018-01-21 19:55:19 | 沖縄から
沖縄料理の店「あじまあ」が今日で閉店することのなった。長いこと利用させてもらったので残念。理由は家賃の高騰。外国人旅行客も増え、国際通り周辺はあちこちでビルを建て替えている。馴染んだ店が消えていくことは寂しい。


米国(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー

2018-01-07 11:54:59 | 映画評
沖縄から、お勧めの映画です。


「米国(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」 佐古忠彦監督 ◯ ☆☆☆

 敗戦後アメリカの占領下だった沖縄で、米軍の圧政と闘った瀬長亀次郎を本人が書いた日記と証言で描いたドキュメンタリーです。
 植民地支配が続き人権も守られていなかった戦後の沖縄で、那覇市長、そして国会議員として投獄されるなどのアメリカの数々の策略にもめげず沖縄の民衆に支持されたカメジロー。演説会には常に10万人規模の県民が熱狂しました。彼の影響を恐れた米軍は那覇市長の時には補助金の削減だけでなく水道を止めるという「水攻め」などの非人道的なことまでしました。それでも市民は屈せず市庁舎前にはカメジローを支持する市民が納税をするために列を作ったといいます。
 当時の沖縄にはCIC(アメリカ陸軍防諜部隊 最近の池上永一の小説「ヒストリア」にも登場しましたね。)というスパイ組織がカメジローを見張っていて、集会の参加者に紛れ込んでいたスパイですらカメジローの演説に感動したり、刑期を終えて出所するとき刑務所の職員が笑顔で送り出したりするエピソードはカメジローの魅力を伝えています。
 翻って今も日本政府は基地を拡張したり予算を削減したり、辺野古基地反対派のリーダーを投獄したりと、当時の米軍と変わらないことをしています。しかし、沖縄の遺伝子にある「不屈」の精神は脈々と受け継がれていますね。この「不屈」とは、人はカメジローのことをいますが、カメジローは沖縄人が「不屈」だと言っています。
 那覇市の桜坂劇場では昨年から続くロングラン上映をしていますが、沖縄県民だけでなく権力と闘う多くの人々を励ます作品です。日本各地で上映してほしいものです。(☆☆☆)
 タバコは、昔の写真の中でカメジローがタバコを持っていましたが、古い写真なので(◯)です。