「文明の砦」 太田愛著
東京新聞7.28「時代を読む」欄で、田中優子さんが「読書という扉」で紹介していた本。その文章から抜粋
「日本は江戸時代にリテラシーを高めようと出版に力を入れ全国に藩校や私塾をつくった。戦後になって現在の義務教育制度ができたわけだから、当然リテラシーは向上したはずだった。しかしそうではなかった。本はもちろん、長い文章や漫画すらも読み続けられなくなっているのだ。
なぜそうなったのか。人はどういう時にリテラシーを高められるのか?それがわかる本がある。太田愛さんの『未明の砦』だ。」