8月16日14時からアシリアペにて試写上映します。お時間のある方はどうぞお越しください。無料です。
DVD「まつろわぬ民2018」 演劇集団風煉ダンス
<東北の記憶 魅惑の音楽劇に>
東北の記憶の種子が散りばめられた舞台にこころが騒いだ。どこか東北の、東日本大震災の影に覆われた町で、一軒のゴミ屋敷がいましも行政代執行によって解体されようとしている。鬼一族の巫女である老婆と、冷蔵庫やこたつやピアノに身をやつした鬼一族のものたちが抵抗の戦いを演じたすえに、敗北してゆく。「俺たちはゴミじゃねえ」という声が、通奏低音のようにこだましている。
(中略)
エミシと呼ばれた人々は、「国家に抗する社会」(ピエール・クラストル)としての部族社会をいとなんでいた。まつろわぬ民こそがいま、賢治とともに、国家のかなたへと、多様な命が交歓する「銀河と森のまつり」を構想しなければならない。この、魅惑にみちた舞台は、そんな励ましの声が響いていた気がする。
(赤坂憲雄「福島民友新聞2017年6月5日記事より」)
上映会催していただきありがとうございます。
ちなみに、鬼一族の登場人物の名前も全てアイヌ語から取っています。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
とてもおもしろくまつろわぬ民の鼓動が体内に伝わってきます。16日は前半部分の上映だけでした。後日後半の上映をする予定です。