新刊の紹介
「大地よ! アイヌの母神、宇梶静江伝」 宇梶静江著いま私たちは、現代文明の中で、人間とは何か、人間らしい生き方とは何かを問われています。私はアイヌとして、そうした問いに誠実に向き合いたいと思います。
アイヌの精神性は現在地球が抱えているさまざまな困難に光を投げかけることができると思っています。その光はアイヌのみの光ではなく、世界に存在する三億の先住の民の光でもあると思います。そして、その先住の民の光は、人間であることの根源から生まれてくる光なのだと思います。
(2001年4月25日 ハーバード大学アダムスハウスにおける講演より)
2008年、古布絵「シマフクロウとサケ」を購入すたときにいただたサイン。