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毎日楽しく生きる日刊ブログ

収穫の秋は六十歳から!

2015年09月22日 | 人生クラブ
「団塊の世代黄金の十年が始まる」のなかで堺屋太一が書いています。長くなりますが、原文のまま紹介します。

・人生八十年の生き方
 最後に、人生八十年時代の生き方を考えてみましょう。
 東洋の伝統的な思想では、人生は冬から始まります。少年時代を黒い冬、玄冬といいます。冬を象徴する動物は亀(玄武)です。少年時代にはまだ黒い土が剥き出しで、未来は幽玄の彼方でよく分からない。そういう年代の人間は、亀のごとく地を這い、体力と知力を積み重ねるべきだ、というのです。
 やがて春になります。人生八十年時代の今では、二十歳ごろに春が始まる。これは青い春、青春であり、象徴する動物は龍、青龍です。このとき人生は雲を得て天に昇る飛躍のときです。就職をして、家庭を作り、能力を全開して、社会に存在感を表すべき時です。
 中年は夏です。四十歳からは人生の赤い夏、朱夏になるのです。夏を象徴する動物は朱雀です。四十歳から六十歳までの中年期は、スズメのように群がり騒いで派手に動く時期です。サラリーマンなら特にそうでしょう。
 それが過ぎて、六十歳を超えると実りの秋が来ます。秋は淡白な季節、つまり白秋です。そしてそれを象徴する動物は白虎です。虎は雀のように動き回ることも群れることもありません。自信をもって人生の収穫を楽しむべきなのです。そして、いったん事があれば、一声吼えると天下が驚く。そんな境地こそ理想です。団塊の世代は、これからは一人一人が虎になるのです。実りの秋を楽しむのです。
 「人生は春から始まって冬で終わる」と考えている人がいます。しかし、高齢期は「冬の時代」と思うのは大間違いです。六十より上は、人生の実りを楽しみ味わう秋なのです・・・

まさしく、これからのワタクシは、白虎となって、静かに人生の収穫を楽しみます。豊かな生活に入ります。

ちなみに文中に「団塊の世代」と出てきますが、堺屋太一さん自身は団塊の世代ではありません。団塊の世代より10年早い世代です。そして、ワタクシは団塊の世代より10年遅い世代です。
コメント
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