どBlog

日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

「困った」と言ってはいけない

2006-01-04 21:52:43 | What's up?
大阪に持っていったテレビ。リモコンが故障している。まあ、本体で操作すればいいやと思ってわざわざ群馬から運んだのだが、初期のチャンネル設定はリモコンでやるらしい。そして群馬と大阪ではチャンネルの体系が全く異なる。
よって何も映らない。
「まあ、それならそれで良い。テレビなんかなくても死にはしないのさ」とうそぶいていたが、年末群馬に帰るとテレビが面白い。釘付けだ。
「釣りバカ日誌」を見る。秋田のなまはげさんが出ていた。
レコード大賞を見る。
吉田兄弟の後ろでヤギ子が三味線を弾いているのを発見、夫婦で大騒ぎする。
なんだかさりげなく映画やテレビに出る人と知り合いになっている自分はすごいと思う。できれば今年は自分も何かに出てみたいものだ。
「さんまのからくりTV」の替え歌コーナーなどどうだろう。

女子のフィギュアスケートを見る。ミラクル真央ちゃんは本当にミラクルだ。
なんであんなに本番に強いのか。
マラソンの高橋尚子もすごい。
「具体的な目標を持って、24時間という全ての人に平等に与えられた一日いちにちを大切に過ごしましょう」
その通り。わしも三味線がんばります。

本も読んだ。
この年になって生まれて初めて司馬遼太郎作品を読む。
「竜馬がゆく」全8巻。
いくつになっても初体験があるという事はすばらしい。
最初の4巻目あたりまではスローペースだったが、5巻を過ぎたあたりから、がぜん面白くなって読むのを止められなくなった。こんな経験何年ぶりだろう。
『窮地の時、困ったと言ってはいけない。窮地においてはどうすべきかを常に考えることだ。困ったと思考を止めては、窮地が死地になる』
看板を背負い、守りに入りがちな凡夫とは違い、坂本竜馬は枠にとらわれず、常にその先を見ていた。すばらしい。今年から自分もそうなろうと誓う(新たな誓いを立てるのは毎年の事だ。だが今年こそ)。

がんばれ幸子(仮名)。

2006-01-04 21:25:19 | What's up?
「のどが痛い...」
朝、ヨメはんがしわがれ声でつぶやいた。
生まれた時にすぐ知りあったわけではないので、よくわからないが、うちのヨメはんは昔からのどが弱い。そしてのどの調子が悪くなると数日寝込んでしまう。
「うそだろう、だって昨日元気に忘年会行ったじゃないか」
「実は昨日から調子悪かったのよ。でも言うと連れてってくれないでしょ」
あたりまえだ。でも忘年会じゃあんなに元気だったじゃないか。
「友達がいると気分的に盛り上がるのよ」
じゃ何か、夫と二人の時はさほどでもないのか。
「ということで、すんません」
質問には答えず寝室に去ってゆく妻。
見送るわたし。

その日から妻は寝込み、介護が始まる。
うちには兄妹がいない。子供もない。
その分気楽だが、なんでも二人でやらなければいけない。

31日夜 ヨメはんの実家から年越し蕎麦をもらって食べる。助かった。
 1日朝 しまさんからもらった餅を雑煮にして食べる。家に大根がなかった。
 1日昼 ブリがあったので焼いて食べる。
 1日夜 大根を買いに行く。まだ餅があるので再度雑煮にして食べる。
 2日朝 食パンがあったのでトーストと目玉焼きを食べる。
 2日昼 北海道の姉からタコが丸ごと届いた。途方に暮れる。
     泣きながら解体し、冷蔵庫にぶち込む。
     ヨメはんの実家から殻付きホタテをもらう。
     タコのニオイと混ざって台所中なま臭い。 
     大量に余った蕎麦をつぶして団子にし、雑煮の具と一緒にして
     すいとんにして食べる
 2日夜 タコを食わねばならない。スーパーで長崎ちゃんぽんを買って作る。
     タコの足をぶった切って放り込む。タコちゃんぽんだ。
 3日朝 覚えていない。何か作って食べた。
 3日昼 スーパーで「きりたんぽ鍋セット」発見。いそいそと買って帰り
     さっそく作ってみる。きりたんぽが煮過ぎでバラバラになった
 3日夜 きりたんぽが余った。蕎麦団子も余っている。餅もある。
     とりあえず全部入れて、野菜と一緒に煮込んでみる。
     出された料理を前にヨメはんが「これ何?」と訪ねる。
 4日朝 トーストにする。牛乳がない。買わねばならない。
     きのうスーパーで見つけたミニアスパラをゆでてみる。
 4日昼 タコがまだ余っている。ネットで「タコ飯の作り方」を調べ、
     作ってみる。大量にタコ飯ができた。
 4日夜 タコ飯を食べる。まだある。

結局大晦日から3が日、毎日飯作って寝て酒飲んで風呂入ってを繰り返した。
タコ飯がまだ余っている。