どBlog

日々の暮らしをここに記録して未来に役立てよう。

息が苦しい。

2006-07-25 18:29:16 | What's up?
朝、いつも通りに出勤し、席についたが胸が苦しい。
「体がつらい」とヨメはんにメールしたら、電話がかかって来た。
他の人に聞かれないように階段の踊り場に行く。
「だいじょうぶ?」
声を聞いたらもうなんだか、感情が抑えられなくなって、大丈夫と言って急いで電話を切った。
自分の感情も体もコントロールできない。息が苦しい、今まで経験した事ない。
席に戻るが、肩で息をしながら金魚みたいに口をパクパクさせていた。
「はまじさん、だいじょうぶ?」
同僚に聞かれて、そこで自分の口から出てきた言葉が、
「もう、事務所に来る事自体、しんどい」
...ああ言っちゃった。

ひとまずアパート帰ろうと思った。足がもつれるし、手がしびれる。
「近くに診療所があるからそこに行ったら?」
ひとまずそこへ行こう。
うまく歩けない。エレベータホールでけつまずく。
指がしびれてボタンがうまく押せない。

出勤する人たちとは逆方向に路地を歩く。
どこだっけか。
そういやここ、どこだっけ。
大阪だ。

やっとの思いで診療所に着いたが、まだ診察時刻前だった。
受付の事務員さんしかいなかった。
「どうしました?」
「ちょっと...体が苦しくて。頭もおかしくなっちゃったみたいなんです」
なんだか涙が止まらない。
ひとまず診察室のベッドに横にならせてもらう。
息が苦しい。
「どうします?救急車呼びましょうか?」
わかんない。
迷っているうちに手の痺れが上半身をどんどん上がってきて、あごのあたりまで来た。どうなっちゃうんだろう。
「救急車呼びますよ?」
うなずく。
ああ、救急車か。乗るの初めてだなあ、と思う。
みんなに迷惑かけちゃったなあ、と思う。

しばらくしてサイレンの音がして、音が大きくなって止まった。
救急隊の人が来た。

症状を伝える。
「お名前は?ご住所どちらですか?」
住所?引っ越してきたばっかりで思い出せない。
「あ、旭区の、○○れす。それ以上はわかりません」
「自分の住所わかんない?」
いや、そうじゃなくて。

そのうち、診療所の先生が出勤してきた。
「どうしたの?...そう」
事務の人や救急隊員の人とのやり取りが聞こえる。

「息荒くしないで、ゆっくり浅く呼吸してごらん。楽になるから」
言われてみればそうだ。こんなに呼吸する必要ない。
「大丈夫だから、ゆっくりね」

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