人の記憶に残れなければ、自分はその人にとって死んでいるのと大差ないと思うから。
先週はチェコから群馬に出張者が来て、一緒に働いてました。
大変だったけど、彼らから学ぶことがとても多かったです。
アメリカは単一国家だけど人種のるつぼ。
だから考え方の違う人たちをひとつにまとまるためには標準化が欠かせない。
論理的で実用的であることが、物事を納得して進めるための原動力になる。
そしてそれをグローバルスタンダードと呼んで世界中に適用させようとしている。
ヨーロッパはどちらかというと国家のるつぼ。
自分の国と隣の国は違うんだという理解が先にあって、
それを認めたうえで話を進めないと何も決まらないと考えている。
何が言いたいかというと、
外国人が英語を話さないのは当たり前だとチェコ人は思っている。
文化も習慣も国によって違うのだということもちゃんと理解している。
相手の国や人、文化に敬意を払い、礼儀をつくして初めて相手に受け入れられるのだということを感覚的に知っていて、それが態度や発言にも表れる。
なぜかアメリカ人だと、こうはいかない。一般のアメリカ人はアメリカ以外の事を知らない。
日本人も、海外でこういう態度をとれるかというとあやしいと思うんですよね。
桐生市の大川美術館に行ってきました。
上村松園の「初雪」が展示されていました。
初雪【昭和15年(1940年)】 : 上村松園の作品ギャラリー
画像は平面的でアニメチックな印象ですけど、
実物を間近で見ると髪飾りや帯の柄など、恐ろしく精緻に描かれていました。
しばらく絵の前から動けなくなりました。
美術館は桐生市郊外の山の中腹にあって、
そこからしばらく山を登ると桐生市内を一望できる頂上に出ます。
いいところでした。