双葉署・浪江分庁舎が業務再開 現地で3年ぶり復活
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パトロールに出発する所員らを見送る渡部署長(左)ら |
東京電力福島第1原発事故に伴い、川俣町の福島署川俣分庁舎に機能を移していた双葉署浪江分庁舎が1日、元の浪江町で業務再開した。楢葉町に臨時庁舎を構える双葉署本署と合わせ、3年ぶりに双葉郡内の全警察機能が復活した。
浪江分庁舎には小野田晴彦所長ら21人が勤務し、交代制で24時間の警戒、警備に当たる。当面は震災で損壊した庁舎の改修工事と並行して業務を行い、窓口では道路使用許可と自動車保管場所証明を受け付ける。
業務再開式には同所員21人と双葉署本署員16人、町役場職員らが出席。渡部敏久双葉署長が「前例がない事態の中、治安維持のマニュアルはわれわれが作るという気概を持ってほしい」と訓示した。小野田所長が「地域住民の安全、安心に向け職務に精励する」と誓った。出発申告の後、所員らがパトカーで次々とパトロールに出発した。
(2014年4月2日 福島民友ニュース)
浪江消防署が仮庁舎で業務開始 体制強化で安全確保
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大和田次長に決意表明する末永署長(左) |
東京電力福島第1原発事故に伴い活動を制限されている双葉地方消防本部浪江消防署は2日、新たな拠点として、浪江町役場敷地内にある勤労者福祉施設「サンシャイン浪江」に仮庁舎を開所した。本年度から職員を増やし体制を強化、避難住民の安全確保に努める。
浪江消防署はこれまで、町役場を間借りし、川内出張所から職員3人が詰めて業務に当たってきた。しかし双葉地方消防本部は、3人では1隊しか組めず、対応が難しい事例もあると判断。本来の庁舎は東日本大震災の被害で使えないため、体制を強化するため仮庁舎を開いた。職員約30人が交代で4人勤務し、午前9時から午後10時までに限っていた体制を24時間に拡大する。
開所式には約40人が出席。大和田仁同本部次長が施設の開所を宣言、渡辺文星副町長が祝辞を述べた。末永孝二浪江消防署長が「双葉郡の復興の一助となるよう職員一丸で努める」と決意表明した。
(2014年4月3日 福島民友ニュース)
*この記事を読んで、24年12月の私の一般質問で、3区域見直し受け入れにおける諸課題の一つに、緊急時対応として「双葉警察署浪江分庁舎及び浪江消防署に、署員の配置が必要と考えるが、配置要請をするか」という質問に対し、「要請してまいりたい」という答弁を思い出しました。
質問から1年4か月後、ようやく24時間体制で両署員が常駐となり、今まで以上に防犯・防災対策、緊急時対応が強化されることになりました。
今日未明に、津波注意報が発令されました。早速、両署員の皆さんは出動されたと思います。「心強いです」。
おまけ:大和田仁双葉地方消防本部次長は、もしかして私の高校時代の同級生かも?「分かる方いませんかー」。
「お悔やみ情報」
門馬シゲさん106。浪江町権現堂字上柳町10-9。告別式6日午前11時、JAホールやすらぎ(福島市)。喪主長男幸雄さん
謹んでお悔やみ申し上げます。合掌