普段見てないので知らなかったが、滝川クリステルがニュースJAPANを降板していた。
経費削減のための一種のリストラだろう。
他局でもちらほらと、タレント事務所やフリーの人間が切られ始めている。
彼ら外部の人間(以下、フリー)はこういうときにリストラされるために
ニーズがある。外部の制作会社を間に挟むのも同じで、要するに全部の仕事を
自社内だけで固めてしまうと、賃金の下方硬直性が強いために、いざという時の
コスト調整が出来ないためだ。
もっとも、不況で高給取りがリストラされるなんて、プロの世界なら当たり前の話。
ここで問題なのは、フリーと局側の人間に何の競争原理も働いていないということだ。
仮に、社員全員が自由に年俸交渉可能な契約だったとすると、売上減を受けての
コスト削減プロセスは以下のようになるはずだ。
売上が減りました、コストカットが必要です
↓
でもニュースJAPANは看板ですし滝クリは評判いいです
↓
じゃあ他も検討しよう、ということで社内業務の仕分け等
↓
諸々の事情を考慮したうえで、どこを削るか決定
もちろん、そこには会社の中長期の戦略も反映されうる。
ところが、こてこての日本型雇用であるキー局だと、こういうおかしな流れになる。
売上が減りました、コストカットが必要です
↓
滝クリ降板、給料の安い局アナ登板
真ん中のプロセスがすっ飛ばされているわけだ。
日本型雇用が、新自由主義どころか、自由主義ですらない身分制と言われるゆえん
である。商品である番組の質は二の次であり、社内の無駄も温存されるから、
生産性は上がらない。
「とりあえず目先のコストは下げたけど、その先のV字回復プランなんてありません」
的なオチになりかねない。
というよりも、こういう身分制度だったら上級管理職なんて必要ないだろう。
どこにもマネジメントが存在していないのだから。
華やかで単価の高い仕事であるため、悲壮感は感じられない。
だが、あちこちの局で起きているフリーの置き換えの裏には、日本が過去20年間
辿ってきた「戦略の不在」という縮図がある。
経費削減のための一種のリストラだろう。
他局でもちらほらと、タレント事務所やフリーの人間が切られ始めている。
彼ら外部の人間(以下、フリー)はこういうときにリストラされるために
ニーズがある。外部の制作会社を間に挟むのも同じで、要するに全部の仕事を
自社内だけで固めてしまうと、賃金の下方硬直性が強いために、いざという時の
コスト調整が出来ないためだ。
もっとも、不況で高給取りがリストラされるなんて、プロの世界なら当たり前の話。
ここで問題なのは、フリーと局側の人間に何の競争原理も働いていないということだ。
仮に、社員全員が自由に年俸交渉可能な契約だったとすると、売上減を受けての
コスト削減プロセスは以下のようになるはずだ。
売上が減りました、コストカットが必要です
↓
でもニュースJAPANは看板ですし滝クリは評判いいです
↓
じゃあ他も検討しよう、ということで社内業務の仕分け等
↓
諸々の事情を考慮したうえで、どこを削るか決定
もちろん、そこには会社の中長期の戦略も反映されうる。
ところが、こてこての日本型雇用であるキー局だと、こういうおかしな流れになる。
売上が減りました、コストカットが必要です
↓
滝クリ降板、給料の安い局アナ登板
真ん中のプロセスがすっ飛ばされているわけだ。
日本型雇用が、新自由主義どころか、自由主義ですらない身分制と言われるゆえん
である。商品である番組の質は二の次であり、社内の無駄も温存されるから、
生産性は上がらない。
「とりあえず目先のコストは下げたけど、その先のV字回復プランなんてありません」
的なオチになりかねない。
というよりも、こういう身分制度だったら上級管理職なんて必要ないだろう。
どこにもマネジメントが存在していないのだから。
華やかで単価の高い仕事であるため、悲壮感は感じられない。
だが、あちこちの局で起きているフリーの置き換えの裏には、日本が過去20年間
辿ってきた「戦略の不在」という縮図がある。
しかし、フリーよりは安いとは言え、決して給料自体は安くない局アナで穴を埋められるなら、いままで何してたんでしょうかね。
「戦略の不在」というのは20年どころか戦前からのメンタリティが全く改善されていなかったと言ってもいいぐらいで、もはや日本の伝統芸と化しているような気さえします。教育制度もそうで、一斉詰め込み教育の方がラクチンだから、改革しようとするとバッシングが出るんですね。
メディアといえば、原口一博総務相の危険な方向への発言が保守、良識派のブログなどでも、あまり、取り上げられないことに大変な危惧を感じています。彼の言う日本版FCCは米国とは違いテレビの既得権を重視するだけで、誰もテレビ局をチェックできないようにしようとしています。土屋正忠前議員が勇敢にも、問いただしています。本当にこれを許していったら、日本は暗黒になります。テレビ、大手マスコミ以外の言論の自由が危機です。それにしても渡辺さんのいうとおり、民放というのは、どこまで下劣なんでしょう。なんとか拡散していただきたいです。 建前論意言う気はありませんが、物事には限度あります。こんな社会では子供たちに正と悪を教えられません。
原口総務相はテレビの操作で善玉と思っている国民もいるので、ここに来る賢い皆様だけでも彼はテレビ利権の代弁者だと気づいてくださいませ。土屋前議員のブログです。
http://blog.livedoor.jp/shugiin08846/archives/51674077.html
内容は遠く及びませんからね。
それよりも安易な首切りで問題解決すると本気で思っているのでしょうか。「市場の流れ」なんて視点は持ってないでしょうね、ネットに取られている理由はコンテンツなのに。
製作会社を叩くよりも、待遇をあげて(または自社と競争させて)コンテンツを充実させないと。
生産性の低い人員を高給で抱え込むことが経営だと思っているのでしょうか。
それなら、正規と非正規の間で公正な競争をさせたほうが生産性は高まるし、結果的にパイは増えるだろう。
かわいらしい洒落。
コピーのセンスがいいですね。
給料の安い局アナとはおもいません。全社員の平均の生涯賃金6億以上で退職後も高い年金が保証される、
あのGMでも成し遂げられなかった世界最高の待遇です。ただこれは経営ではありません。おっしゃるとおり身分制にもとづく集団農場か何かのたぐいです。
不景気・大失業のさなかでも市場は独占状態なのでやりたい放題。まさにエデンの園、原始共産制の友愛世界でしょう。ただこんなことがいつまで続けられることやら…。
JALなども世間の風評をよそに正社員(労組)の心境はきっと身分意識むき出しで「ANAなんかと待遇を一緒にするな」という心境なんでしょう…
もしかしたら、最も先進的な国家なのかもしれませんよ(笑)
製造業では、コストの安い派遣を切って、コストの高いおじさんたちを残してるわけですからね…。
過去の労働組合の成果で不必要に肥大化した正社員の人件費や待遇をリセットする為には、事業閉鎖と海外移転ぐらいしか手段が無く、だからこそ、無駄に金を使って技術流出させて海外へ出すような真似をせざるをえないわけで。
もし正社員の待遇をある程度自由に出来るなら、正社員を契約社員にしたり、解雇したりで調整して国内に仕事を残せるし、選別が出来るようになることで競争原理も働くんですけどね。
今の製造業は、完全な身分制になってしまってますからね。