城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

クマガイソウと鍋倉山

2021-05-09 18:45:05 | 山登り
 名古屋の山ともに揖斐の山を紹介する第三弾(①谷汲華厳寺の桜と妙法ヶ岳、②小津権現山)として、徳山のクマイガイソウを見て、久瀬から春日に抜ける林道の峠付近から鍋倉山に登ってきた。日曜日ともあって、クマイガイソウを目的の人の車が2台すでにあった。駐車地で私より年配の作業服を着たおじさんにクマガイソウを見にいくのかと聞かれた。そうだと答えると、4月末に見に来たそうだが、気候の関係もあって花が少ないと言っていた。さらに写真帳を車から持ってきて、我々に見せだした。クマガイソウのある他の場所を教えてくれた(行く気はないが)。写真帳の中にイワザクラの一杯咲いている写真があった。舟伏山にあるのを見たことはあったが、こんなにある所は知らない。途中で雨がぽつりぽつりと落ちてきたが、現場に着くと幸い雨は止んだ。現場に着くと、いきなり「城台山」の方ですかと聞かれた。先行した山ともEさんを「城台山」と間違えたらしい(その辺の事情はEさんの「奥揖斐山荘」で)。こんなことを聞かれたのはもちろん初めてで少し嬉しくなった。

 さて、今年のクマガイソウはどうだったか?残念ながら、期待を大きく裏切るものだった。昨年に比べると、株の数自体が半分以下ですきまだらけ。ところが、昨年も一昨年と比べると少ないのだから、Eさんが書いているように激減しているということになる。これが、気候変動や異常気象続きによるものであればこれは自然の摂理であるからどうしようもない。しかし、これが人間による影響〔例えば人が地下茎を踏み荒らすなど)であれば、少し考える必要があるだろう。要するに見るものがマナーを守る必要があるということになる。でも、これは難しい。まさか、下呂市の簗谷山のようにまわりを囲んでしまうことは現場の状況では難しい。では、啓発(チラシを配る、掲示をする)してはどうだろうか。場所が公にされていない(ネットでは場所特定につながる記事もあるようだ)ので、これも難しい。要するに現段階では有効な対策はないということになる。昨年の記事に対して強烈なコメントが寄せられた。奥揖斐山荘の記事も含めて、場所が特定できないように最大限の配慮はしているつもりだ。しかし、残念ながら、この時代SNSなどで情報は瞬く間に伝わる。このままの状態で良いのかどうかは誰にもわからないというのが実情だろう。


 これでも密集してるところを撮った



 マクロで撮った写真 少し背景が暗い

 駐車地まで戻ると本格的に雨が降り出した。女性陣二人から大福と饅頭の差し入れ、まずは大福を食べ、鍋倉山に向かった。貝月ロッジへの道と分かれて、旧春日村に続く立派な林道を登っていく。峠から少し春日側に下った所が登山口で車が一台停まっていた。雨は止んだが、暗い。この登山道はほとんどが東海自然歩道となっており、車でも通れそうな広い道。暗いが新緑が鮮やかなせいか気持ちが良い。1時間半で鍋倉山(三角点がある方かその先の先の最高点のどちらが山頂なのか?)に到着。この先にある避難小屋で昼食(12時10分~40分)。少し晴れて明るくなった道を戻った。


 少しもやっている

 ガマズミ 秋になると赤い実を付ける

 登山道

 三角点のあるところ

 避難小屋

 少しわかりにく地形図で恐縮 避難小屋は鍋倉山の右下(その先は別の日に登ったもの)

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