城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

大長山・赤兎山ー恐竜の町の山 22.10.9

2022-10-09 20:28:39 | 山登り
 今日は恐竜で有名な勝山市の東にそびえる大長山(1671m)と赤兎山(1628m)へ行ってきた。天気予報では午前中は問題なしだが、午後は雨が降り出す。午前中に大長山に登り、雨が降り出していなければ赤兎山も登るという計画だった。揖斐川を4時半前に出発、303号線で木之本まで行き、そこから北陸自動車に乗る。福井北で降り、接続されている無料の中部縦貫道を走り、勝山ICで降りる。勝山市街を走り、国道157号線から登山口に通ずる林道に入る。途中に料金所があり、1名につき400円取られる(午前7時~17時まで通行可、これは通行料ではなく環境協力金で登山道整備などに当てられる)。私たちは7時5分頃ここを通過し、駐車場に着いた。下の駐車場には幟を持った女性がいたので、聞いてみると、今日トレランの大会があるとのことで、ボランティアが大勢動員されていた。このためか駐車場は既に結構な台数が停まっていた。

 恐竜博物館の敷地にある恐竜の像 実物大の肉食のティラノサウルス?

 一番上の駐車場

 登山口にあった大長山と赤兎山のルート図

 駐車場のすぐ上が登山口、すでにここは1145mあり、小原峠(1398m)との標高差は少ない。そのせいか緩やかな道が峠まで続いていた。40分で峠に到着、ここにもトレラン大会のボランティアさんが赤兎山の方に誘導するために配置されていた。峠を左折し、大長山の登りにかかる。まずは苅安山(1505m)のピークに登る。続いて奥大長谷頭(1530m)と高度をかせぐ。前方には大長山のピークが見え隠れしている。右側(東)には願教寺山などの福井・岐阜県境の山々があるのだが、山頂付近には雲がかかっていてどれがどれだかわからない。登山道周辺の木々の葉は少し色が変わり始めているようだった。大長山の山肌も少しだけだが色づいて来ているようだった。途中降りてくる男女二人のパーティに会ったが、彼らもこの後赤兎山に登ると言う。登り切ると、山頂は奥の方でそこまで平坦な道が続いていた。山頂の少し先には池塘と展望の素晴らしい場所があった。白山展望はあいにくと上半分が雲の仲だった。

 登山口 7:40

 小原峠 8:21

 赤兎山 8:49

 ナナカマド 9:00

 奥大長谷頭 9:13 付近のテープがなければ見逃すようなピーク ヤマップではその手前の苅安山と同様、ピークとしてカウントされるそうで、今日の同行者は二人ともヤマップを使っているところから、大長山と赤兎山に加えてふたつのピークが登った山としてカウントされるそうだ。この数を増やすことを目標として、山に励んでおられる方結構多いのかもしれない。わたしには、数多くある名もないピークの一つに過ぎないと思うのだが(ピークに勝手に名前をつければ、なんとなく煩雑だと思われるが。もちろん、昔から名付けられているピークに文句はない。)

 色づき始めた木々の葉の間から大長山山頂 9:17

 大長山山頂 9:53

 勝山市街 白いドームが恐竜博物館?

 白山方面 厚い雲が山の上部をおおっている

 福井・岐阜県境の山々

 右経ヶ岳 その奥は荒島岳?

 大長山の山頂を後にして登ってきた道を下る。なぜか誰も登ってこない。峠のすぐ手前でやっと登ってくる男性3人組と会う。峠で少しお腹に食料を補給、この間にも赤兎山からは登山者がどんどん下りてくる。また登る途中でも大勢の登山者に会った。赤兎山に比べて大長山に登る人はなぜ少ないのだろうか。峠から大長山は2.5km所要時間1時間半に対し、赤兎山は1km所要時間50分、ハイキング気分だと赤兎山に軍配が上がる。大長山から下りモードになっていたのを再び登りモードにしなければならないのだが、短いとはいえここの登りは本当にしんどかった。おじさんは若い女性に大丈夫ですかと心配され(おじさんの返答ーいつもこんな調子ですから)、中年の男性にもやさしくもうすぐ分岐ですよと声をかけていただいた。このコースで最悪だったのが、コースの何カ所かで通れなくなり、かわりに作られた滑りやすいしかも笹竹が残っている箇所の通過だった。おまけにぬかるみの道もあり。さらに登り優先を知らない登山者の多いこと。やっとのことで赤兎山に到着。汗で濡れた体を冷たい風が体温を奪っていく。この中でそそくさと昼飯を食べる。いつもなら楽しい時間なのだが、どんどんお腹に押し込んでいくだけ。

 寒いだけだった赤兎山山頂 12:08

 下り始めるといよいよ雨がぱらつきだし、峠からは本格的な雨になった。おじさんはたかだか30分ほどなのでヤッケだけで済ました。駐車場でEさんが車のキーを発見、おそらく隣に停めていた車(確か二人組の男性で赤兎山のみに登ったはず。車を始動してから、車を降りた際にキーがポケットから落ちたと思われる。どこかでトイレ休憩し、エンジンを止めたらあとは始動できない。Eさんが、発見しやすいように赤テープをつけて拾った場所に置いた。さすがにこのような事態は経験したことがないが、山行時に乗せていただいた際、免許証の入った財布を置き忘れることを何回もやっている。

 午後の雨が予想されたために少し小忙しい登山となってしまったが、二つの未踏峰に登るという目的は無事果たすことができた。長時間運転のEさん、最近おじさんより登るのが早くなったMさんにご苦労様でしたと。

ルート


時間 揖斐4時20分→駐車場7:30→登山口7:40→小原峠8:21→大長山9:53→小原峠11:14~11:20→赤兎山12:08~12:30→登山口13:30
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