城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

揖斐川にあゆ太郎さんを訪ねる 20.9.20

2020-09-20 19:12:56 | 地域のこと他
 11月に予定されていた高校の同窓会がみたび延期された。当初は今年の4月下旬に開催するはずであったが、まず11月に延期され、そして来年に再延期となった。高校の同窓会ばかりでなく、年を重ねると若い頃は興味がなかった同窓会がやたらと恋しくなる。このせいか従来の5年毎が3年毎はては毎年(幹事の苦労が大変なので実現することは少ないが)になってくる。今回の高校の同窓会は全員が70歳になった時期に開催することになっていた。

 わたしたちは、高校の同窓生を「あかね19(ナインティーン)」と呼んでいる。あかねは校歌に由来し、19は新制高校となった19期生を表す。このあかね19は、その同窓生のための掲示板をネット上に立ち上げている。この掲示板のことを知ったのは、創設されてから数年後のことだったように思う。そして、その掲示板に暇に任せて投稿するようになった。今のブログの前奏となっている。ここで、メンバーの数名がハイキングで夜叉ヶ池を計画していることを知った。しかし、その日は都合が悪く、帰りに自宅に寄ってもらうよう掲示板に書いた。驚いたことにその日の午後メンバーの訪問を受けた。このメンバーの中で高校時代から知っていた人は女性の一人だけだった。

 このあと、年に一、二回行われるハイキングに参加するようになった。そしてハイキングのあとは飲み会へと続き、ここにはさらに新たなメンバーが加わることが多かった。2012年3月に城ヶ峰、11月池田山、13年2月に百々ヶ峰、12月に大野アルプス、14年4月南宮山、11月貝月山、15年4月菩提山、11月妙法岳・橫蔵、16年4月養老山、11月冠山と登ってきた。ここに当初はランチに参加してきたのが通称「あゆ太郎」さんだった。このあと大垣山協での山登りが忙しくなったことと、ハイキングとして適当な山が近くにはなくなってきたことなどからこのハイキングから手を引いた。折角、登山用の靴を新調されたあゆ太郎さんには申し訳ないことをしてしまった。その後もこの会は歩く会として続いているようであるので、機会があれば再び参加しようと思っている。

 2016年11月冠峠にて

 ここからあゆ太郎さんの話となる。ランチでの会話だったと思うが、彼によると鮎のシーズンの休日には揖斐川岡島橋の下流で竿を出しているらしい。そこで揖斐川の釣りの現場を時々訪れるようになった。その際には畑で収穫した野菜を持参することにした。そのお返しとして釣果の鮎をいただくのである。あゆ太郎さん、自身は魚が嫌いだそうで鮎は食べない。そのため、友人や同級生等に前からお裾分けしていることがわかった。あゆ太郎さんも高校時代は全く知らなくて、ハイキングという機会に知るようになった。

 岡島橋下流の釣り場 

 しばらくあゆ太郎さんとは会っていなかったが、ラインで連絡すると今日は出かけるとのことで、早速昼過ぎに訪問した。場所はかつての岡島簗(今は廃業)付近でかつての釣り場から少し上流だった。すぐにあゆ太郎さんの愛車ジムニーを発見、丁度昼食中だった。久しぶりなので話がはずんだ。仕事は今も現役、掲示板によく登場していた愛犬「ふくちゃん」は16歳という天命を全うして昇天。今は新しく家族の一員となった犬、若く元気が良すぎて世話が大変だそうだ。今は新型コロナのため同級生の様々な活動が休止され、もっぱら掲示板で様々な交流がなされているとのこと。最後に釣れたばかりの鮎をいただき、そのお返しに野菜を渡した。そして、あゆ太郎さんは午後の部へと河原を降りていった。

 今日のあゆ太郎さん 釣り竿を構えてと注文したが、竿は河原においてきたそうだ

 今日いただいた鮎 
 揖斐川の近くに住みながら、ここの鮎をいただくことはなかった。あゆ太郎さんと出会い、やっと地元産?の鮎を食べることができるようになった
 いただいた鮎は塩焼きと煮付けにした。塩焼き、おいしくいただきました

 やはり友達と会うのは本当に嬉しい。趣味の仲間そして同級生、できが悪く高校への通学に時間を要し、友達を作ってこなかった。掲示板はそんなおじさんを新たな交流へ導いてくれた。あゆ太郎さん、そして掲示板に感謝申し上げたい。
コメント
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