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長野行。その4。

2009年10月12日 00時10分50秒 | 旅行記
しばらく、エントリーしていませんでしたが、そろそろ再開ということで。

小町屋から、また一旦、岡谷まで戻るのであるが、今度乗った電車には乗客が多かった。
荷物も多かった僕ではあるが、これから1時間半以上、立ったままではつらいので、とりあえず、座れる場所を何とか確保。
乗客は、来た時と同様、学生や地元の人が多かったが、山登りを終えた人たちなども含む観光客もちらほら見受けられ、さすが連休、と言ったところか。
戻りの電車には、行きの電車とは違うところがもう一つあった。
車掌が乗っていた。午後はやはりそれなりに乗客も多いということも見越しているのだろう。
とは言っても、都会のそれとは違い、この路線の車掌というのは、もっぱら改札業務をやっていると言える。
車両の中はもちろん、停車した(無人)駅のホームを駆けずり回り、降りた乗客の切符などを回収orチェックしている。
ほとんど、体力仕事だ。車両のドアは、行きの電車同様、勝手には開かない。ただ、運転士がドアのロック解除などをしている。
そんな慌ただしい車掌を横目に、他の乗客に目を移してみる。
僕の真横に立っている若い女性二人は、職場の同僚と見え、職場の他の人の話をしている。やがて、家族の話になり、兄弟の連れ添いの話になり、そして、彼氏が欲しい、というような話になっていてか、ある瞬間、いきなり、
「ハグしてくれる人、ほしいよぉ。」
と、僕の目の前で言い出し、なぜか、一瞬、ドキッとする。(←おまえじゃない。)

乗客は、岡谷に近づくほど多くなっていき、岡谷に着いた頃には、車内はほぼ乗客で埋まっていた。
そして、ほとんどの乗客は岡谷で降りる。
僕も岡谷で降り、乗り換えて、松本へ向かう。
次に乗る予定の電車は、なんと、25分後発。
とりあえず、飲んでいなかった薬を飲み、しばらく、ホームのベンチでくつろぐ…。

電車が、あと10分か5分ぐらいで来るので、ベンチから立ち上がろうとすると、隣に座っていた女の子から声をかけられる。
「次の電車は、長野へ行きますか?」
地元でもない、僕に聞くなよ。とか思いつつ、
「長野って、松本の向こうですよね。行くんじゃないですか。」
と、かなりええ加減に答えてしまった。女の子は納得していたが、彼女も地元ではないのか?

来た電車に乗った。
車内はこちらも混んでいる。ただ、違うのは車内の雰囲気だった。
乗っている人の身なりなどが軽装の人が多いせいか、どことなく、都市部の路線の車内のような雰囲気で、乗っている人たちに「都会」というか「街」を感じる。
そして、松本に近づくにしたがって、しだいに車窓の外の風景も、ひらけた街並みになってゆく。
電車が、松本に到着しようとした時、僕はある既視感に襲われた。松本の駅の風景の感じが、JR高槻駅に似ている。そう、電車が松本駅のホームに入っていくところが、JR京都線を大阪方面から来て高槻駅のホームに入っていくところの雰囲気に似ていた。
ま、たぶん、気のせいなんだろうけど。ちょっと、懐かしかったわけです。

そんな感じで、松本に到着したのでした。

その5。につづく。

TB。--------


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