ニュースでも大きく報じられているように、先日から、大麻疑惑で取り沙汰されていた力士、白露山と露鵬の2人の精密検査の結果が陽性だった。
相撲を一般的なスポーツとして捉えるなら、上記の記事にもあるように、この開き直りとも受け取れる態度は常識としてありえない。
でも、僕は、そんなに驚かない。
それは、一般的なスポーツではないからだ。
伝統のある「国技」であり、これまでの長い歴史の中で、独自の世界を構築してきた文化だからだ。
そして、この独自の世界は、これまでの長い歴史の中で、閉鎖的になり、中の空気は澱みきっているように感じる。
以前、若い頃、仕事で角界を対象にすることがあったが、その時に、率直に感じたのは、「日本の悪い部分の縮図」だった。
この悪しき体質は、元々、昔からあるもののように思うし、今回の露西亜人の件をきっかけに、たまたま今、露呈されているだけの話のように感じる。(もう、角界は今にも落ちてしまいそうな「露」のしずくのようであるw)
そして、この一連の騒ぎが、時を同じくして、昨年に続く日本の総理大臣の、突如、辞任という騒ぎと重なってしまっていることに、「日本」に対する憂いが、さらなる形で倍増してしまうのである。