独り合点(ひとりがてん)

きもの業界をステージとした、ビジネスと生活スタイル、および近況。

蜘蛛の巣、はっていませんか?

2010-05-28 | 広告
調べることがあって1週間で約100の呉服屋さんのホームページ(以下HP)を見てみたが、余りにも化石のようになってしまたHPが多く、かえってHPがあることが逆効果になってはいないかと心配になってきた。HPの開設には、結構リキをいれて作ったんだろうな、と思うのだが、何しろ更新がない。一番古いのでは2年も音沙汰がない。1年更新なしなんて、珍しくない。最近は「選買分離現象」が起きていて、HPで商品知識や店舗情報などを事前に調べた上で、買い物は調べたお店に行くのが普通だと思いますが、実際に買うお店は別のお店。こういう消費行動を「選買分離現象」というのだそうです。以前もAISASの法則というのを紹介しましたが、いままでであれば消費者は情報が少なく、店員さんは啓蒙的に説明すれば良かったのですが、コミュニケーションが進化したいま、店員さんより消費者の方が情報量が多く、しかも利害が絡み、「買う、使う」というリスクがない売る側の情報より、ネットで先に買った人のレビューや競合店を含めたネット情報や口コミの方に信頼を置いているのが、いまの消費者。消費者の「買い比べ」に価格で対応するには限度がありますから、お店や商品のブランドイメージを更に明快にしてゆく必要があるのは、当然です。もしあなたが何か、高額な買い物をしよう、或いは後悔をしない賢い買い物をしようと思ったら、出来るだけ情報を集めませんか。私は、そうします。いわばこのSearch」(検索)の段階で、情報提供ができないと1歩も2歩も後退で、もしかしたらそこでイエローカード、いやレッドカードでアウトでしょう。HPがないならばともかく、(今どき、商売をやっていてHPを持たないのも問題で、HPがないのは看板を掲げていないのっぺらぼうと同じと思います)せっかくHPを作りながら、更新しないのはお店に蜘蛛の巣を張ってあるのと同じことで、コストをかけてDMやパンフレットなど、どんなに豪華な物を送ろうが、それは逆効果、マイナスしか生みません。お店のHPは大丈夫ですか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿