333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

昨日はオペラ鑑賞

2008-04-07 03:20:33 | SP(Standard Program)
●はぁ・・・やっとすべての用事が済んでこのブログまで辿り着きましたよ。今日も1日長かったですよ。3時かぁ。

●そう言えば、さっき昼間に都内某所でお茶を飲んでいたら、隣の席の老婦人が携帯電話で「あのさ、今週中でいいから例のお金を取りに来てちょうだい。いつでもいいんだけど、私、このままだと使いきっちゃうわよ。昨日はオペラ行っちゃったし、今日はこれから〇〇〇で映画観るのよ。ちょっと恐いから取りに来て。ね?よろしくね」と話しているのを耳にしました。

●彼女の手にしている金がどのような種類の金なのか想像もつきませんが、とりあえず、この老婦人の手元にはまとまった金があり、彼女は手元に大金があることで、消費生活を謳歌しまくっているようです。で、同時にその快楽に恐怖も感じており、「こりゃ誰かに管理してもらわんと」という内なる声が聞こえてきたという展開でしょうか。老いも若きも消費の快楽というものは変わらないんでしょうな。ドラマなんかだと「ワシはもう老いた。欲しいものなど何もないのじゃ。ふたつのマナコで世界を見つめるのじゃ」みたいなことを言うわけですが・・・そんなことないと思いますよ。“老人の原宿”と称される東京・巣鴨に数回、出向いたことがありますが、老人が集って買い物しまくりですよ。

●先日観た映画『魔法にかけられて』で一番面白かったのは、おとぎの国から現代のアメリカにやってきた姫が、舞踏会に参加するためにクレジットカードを持ってブランドショップを巡るシーンです。映画を観てもらうとわかるのですが、このシーンが他のどの場面よりもファンタジックに見えるのですよ!ブランド店をハシゴして両手に紙袋をわんさと抱え、サロンでヘアスタイリングしてもらって・・・・・・軽快なポップミュージックに合わせてモンタージュされるその下りは、他のミュージカル場面やアニメパートで描かれる“おとぎの国”の100倍はキラキラしていてファンタジーに見えます。あれに気づいてる人ってどれぐらいいるのかなぁ。あれ、相当に大事な場面だと思うんですけど。

●「世の中、金で買えないものはない」と言う資格があるのは、この世の大抵のものを買い尽くせるほどの金を持った人間だけです。そこらの富豪程度の貧乏人にそんな大それたこと言う資格ナシ!富豪じゃないヤツはもっとナシ!正直に言うと筆者には「世の中に金で買えないものがあるかないか」はわかりません。もっと正確に言うと興味もありません。ただ、現代人のすべてが先天的にかかっている病“消費の快楽”とは上手に付き合っていこうと思います。