333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

旅の夜の過ごし方

2009-09-27 02:19:57 | SP(Standard Program)

●気がつけば明日で福岡滞在も終了。夜には東京に戻って、月曜からはまた仕事。早いものだと思いつつ、何か妙な感じがするなぁと思ったら、月曜の夜辺りから誰とも口を聞いてないことに気づきました。いや、日常的な「はい」とか「コーヒーひとつ」的なことは言ってんですけど、会話というものを最後にしたのは月曜の夜です。火曜は誰にも会わぬまま都内で過ごして、水曜から福岡に来ているので、外出する引きこもりって感じでしょうか。

●とは言え、携帯もあるし、都市部だから人も多いわけじゃないですか。昔の「ひとり旅」ってもっと孤独と向き合う時間だったと思うんですよ。まだ携帯もネットも普及してない頃、ひとり旅ってそりゃもうさびしい感じでしたよ。行った場所が田舎だと、夜はまったくやることなし。ホテルの外に飲み屋一軒ないとかさ。で、時計見たら20時とかで…これ、どうするのよって話ですよ。たまに新幹線の車窓から何もない場所にポツンと建ってるホテルを見かけますが、あそこに泊まってる人は夜はどうしてるんでしょうか?

●俺は酒を飲まないので、福岡の夜は中洲でお姉ちゃん遊び…というわけにも行かず、さびしくキャナルシティで映画観て過ごしました。ちなみにさっき某外国映画を観てきたんですが、客が俺を含めて3人でした。予告編の途中まで俺ひとりで「これって貸し切りか?」と思ったら、本編開始直前に客が2人やって来て、エンドロールが始まった段階で退館。劇場の明かりがついた時にはやっぱり俺ひとり。もうさ…どこまで孤独なのよ。夜が孤独だから映画館に来たのにこの仕打ちって何?福岡の映画ファンには「しっかりしろ!」と八つ当たりしたい。ちなみに一昨日の夜に『ココ・アヴァン・シャネル』を観た時には客は4~5人はいた。つーか、ユナイテッドシネマよ、レイトなんかやって採算とれんの?ま、やってくれないと夜やることないから困るんだけどさ。

●こうして休みになる度にグダグダと映画を観続け、必ず思うことは「結局は自分でイスに座って観るしかねぇんだな」ってことですね。他人が観た感想とか紹介は少なくとも俺には必要ないですね。とりあえず映画観るだけの時間と心の余裕があって、さらに専門家の研究と評論があれば問題ナシ。ネタバレとか何だとかそういうのマジで面倒くせぇ。だったら全部読まないで、座って観た方が早いし、気が楽だよ。

全室テレビ完備!!

2009-09-26 02:14:58 | SP(Standard Program)
●腹が減ったので飯を食って、カフェで一服して、ジュンク堂で何冊か本を買って、そのままカンフー映画観て、出てきたら携帯に電話が入ってて「ああ、そうですか。来週の○曜日に○○社に行ってミーティングなんすね。じゃ、アポとったら時間を教えてくださいね」という話をして、そのまま次の映画を観て、晩飯食って、コンビニ寄って12月の土岐麻子さんのライヴチケットの振り込みをして…って旅行先の1日とは思えねーよ!城とか見ろよ!

●というようなことを旅先から更新できるのもホテルの部屋にネット回線があるからです。筆者は遠出する時はmacbookを持ち歩くようにしていますが、年々、ネット回線のあるホテルが増えている気がします。今ではどんな小さなホテルにも必ずといっていいほどテレビが設置されていますが、昔はテレビのないホテルも存在したでしょう。何なら「テレビ完備」を売り文句にしているホテルだってあったと思います。現在ではホテルにテレビがあるのは当たり前。洗面所があるような感覚でテレビがあります。ネットは洗面所のレベルには達してませんが、この数年で相当に普及していることは確かです。少し前までは「ネットは普及した。しかし、それは家の話」って感じだったと思うんですが、ネットブックだ何だと着々と状況は変化してますからね。

●その一方でホテルには何故か枕元にラジオが設置してあり、読書灯なんかのスイッチと並んでいるボタンを押すとラジオが楽しめるわけです。これ、どれぐらい利用している方がいるんでしょうか?筆者は旅行に行くと必ず地元のAMラジオは聴いてみることにしています。FMは日本全国どこもイカしたトークですが、AMは地元言葉でガンガン喋っているので聴いていて楽しいのです。さらに福岡の言葉は可愛らしいですからね。特に女性。九州にお住まいの女性の方、特に福岡県の方、東京にいらっしゃい。何もしないでもモテモテです。

●そこで当ブログが繰り返し取り上げている問題「何故にネット内では方言があまり使われないのか?」が再び頭に浮かぶわけです。せっかく地方には地方の言い回しがあるんだからブログとかで使わないともったいないと思うんですけどね。Twitterなんかそもそも「つぶやき」なんだからさ、日常の言葉でつぶやかないと意味ないじゃん。「すごくいや」より「ごっついややねん」の方がつぶやきっぽいと思うんだけどなぁ。

あなたの街で新喜劇は?

2009-09-25 01:28:49 | SP(Standard Program)

●というわけで昨日から福岡に来ているのですが、朝早い飛行機だったもんで、昨夜はホテルに着くなり爆睡。更新できずに申し訳ない。にしても、3回目ともなると旅行感も何もないっすね。だって、ここ3年は実家より福岡の方がよく行ってんだもん。俺は心斎橋より中洲の方が好きだな。もちろん、中洲より歌舞伎町の方が好きですが。

●で、普通だったらここで博多の写真がドサドサと貼られてさ「○○に行ったばい」みたいなことを書くわけじゃないですか。しかし、まずカメラを持ってきてない。で、行った場所が天神とキャナルシティの映画館だけ。だから何の写真もありません。現地の美味も堪能してません。

●そう言えば、昨夜ホテルに戻ってテレビをつけたら(部屋に戻ってテレビをつけるという時点で旅行っぽいです。日常ではまずテレビはつけませんから)吉本新喜劇を放送していて「眠い」と思いながらも10分ほど見てしまいました。福岡は離れているとは言え、やはり西側諸国の一員なんだと思います。名古屋も同じような感じで大阪圏の文化や番組が流入しているのですが、東京にはほとんどなく、北海道にもありません。四国も関西ローカルが流れ込んでいた記憶があります。残念ながら東北には行ったことがないのですが、関西ローカルは入ってないのではないでしょうか?やはり、箱根か?箱根の関所あたりで西側/東側が分断されているということか?

●その昔、某テレビ番組が「アホ/バカ分布図」というものを作成したことがありました。相手を罵倒したり、ツッコミを入れる時に関西は「アホ!」と言い、関東は「バカ!」と言う。では、その境目はどこにあるの?という調査です。興味のある方は各自調べてもらいたいのですが、テレビ番組もアホ/バカほどキッパリではないにせよ、ゆるやかな境界があるのかもしれません。

●というようなことを真夜中にホテルの部屋で考えている時点で、これはもう完全に旅行ではないだろうと。旅先で少しはハメ外したりしないのかと。ま、いいんですけどね。日常が完全にレールから外れているので、旅行中ぐらいは朝は早く起きて、夜は比較的早めに眠りたい。飯も3回ちゃんと決まった時間に食いたいですよ。というわけで寝ます。また明日です。

流れ流れて

2009-09-23 01:44:02 | SP(Standard Program)
●よく街中でキャスター付きのカバンをコロコロ転がしている人を眺めては「あれって不便じゃね?そもそもデカいし」と思っていたのですが、昨日、仕事である方のキャスター付きのカバンを持って移動したところ…こりゃ便利だわ。というわけで、早速買ってきました。日常的に使うことはないだろうけど、少し荷物が多い時は便利でしょう。持ってない方は試しに友達のを借りてみてください。予想以上に便利で驚きます。ただし、通行中は他の方にぶつからないようにだけ御注意を。

●昔、大学の後輩が「小学校を回る児童劇団」に所属していたことがあり、少しだけ話を聞いたことがあります。ワゴン車に乗って劇をするために日本中を行脚する旅芸人のような仕事です。何だかこう聞くととても楽しそうに思えます。前にも書いたことがありますが、筆者の子供の頃の夢は「車で日本一周旅行をすること」でした。しかし、実際はなかなかに大変な仕事らしいですね。公演前夜に現地に乗り付け、そのまま宿舎(大部屋で雑魚寝みたいな感じが多いとか)で一夜を明かし、朝早く会場(大抵は小学校の体育館)に入り、準備をして、公演をして、バラして(片付けですね)、ワゴンに乗って次の場所に移動する。これを延々と半年ぐらいやります。想像するだけでめまいのする話です。

●人間には「流れ者度数」というものがあるのかもしれません。毎日、同じ場所に帰ってこないと何だか不安な人と、流れ流れて「今じゃ関東無宿の哲って呼ばれていますぜ」と言っても平気な人と。たぶん、両極にいる人は少数で「1週間ぐらいだったら家を空けてもいいけど、2週間を過ぎるとツラくなってくる」とか「3日が限界」とか人によってバラつきがあるでしょう。しかし、会社で働いていたりすると当然のように出張を命じられる方もいるわけでして「いや、私は自分の家でないと眠れないんで」とは言い出せないのが現実です。

●これから就職する方や、今後、転職を考える方は、自分の「流れ者度数」を考慮に入れることをオススメします。流れ者度数が低いのに頻繁に出張のある仕事を始めたりすると、相当にキツくなるだろうし、逆に「流れ流れていきたいぜ」という人が移動のまったくないデスクワークばかりしていると、予想もしていないようなストレスが発生する場合があります。もちろん、「毎日、流れ流れていく」というのと「1年間見知らぬ土地へ行く」では、“流れる”の性質が違ったりしますから、なかなか難しいところですが。

●俺は「クエスト」…と聞いて最初に頭に浮かぶのは「ドラゴン…」ではなく、こっちです。


シャッフル/ギャンブル

2009-09-22 03:44:56 | SP(Standard Program)
●というわけで終わった。さっきメールを送った段階でとりあえず仕事は全部終わりました。何か残ってる気もするけど、そんなものは全部来週の月曜に考えるとして、これで日曜日まで何も考えなくて済むわけですよ。長かったなぁ。思えばこんな気が楽なのって年始以来かも。とりあえず明日は都内でダラダラして、さっさと福岡に逃げます。あ、このブログは毎日更新しますよ。

●何か最近、やたらと色んな人に「婚カツすれば?」と言われるんですけど、それって何すればいいの?休日に自分の趣味を活かして、シネマヴェーラ渋谷に若き日の菅原文太が出演している『女獣』を観に行く…のは違うよな。昨日行ったけど、それが婚カツじゃないことは俺にもわかる。映画館にはオッサンしかいなかったし。じゃ、どうすんの?というわけで現代のバカ者らしく、試しにググってみた。そしたら…婚カツって要は有料のサイトに登録することなのな。ひと昔前に雑誌についていた結婚相談所のハガキがネットになった感じ。ああいうのは確かに「お見合いのための世話」を焼いてくれる人の減った現代社会では有効なのかもしれんね。個人的には見合いだろうが、パーティだろうが、人がどこで出会うか何て優劣も何もあったものではないと思うので問題ないと思うので、安全が保証されている限り、もっと普及していいんじゃないでしょうか?

●つーか、こんなに少子化だ、結婚する人が少ないとか言ってんだからさ。もっと出会い系みたいなのを盛り上げていってもいいと思うんですけどね。地方などでは自治体が音頭をとってお見合いパーティみたいなのをやってるみたいですが、そもそも人間ひとりが自然に暮らしてて出会える人間の数なんて限られてるんだから、少し仕組みを工夫して会う人の数を増やしてみるのも悪くない方法だと思います。人間って自分じゃ「俺も社会に一員」とか思ってても、自分の所属している領域を一歩出たら、本当「自分って何も知らないな」って感じですからね。昨日のサークル活動の話と少し通ずるものがありますが、職種とかそういうのも含めてガラッとシャッフルしてみるのは悪くないと思います。

●ずっとこのブログを続けながら毎年「なぜに俺はここまで受験生のことを考えているのだろうか?」と思うことがあります。夏になれば「夏は受験のふんばり時だ」と書き、正月になったら「後少しの辛抱です」と呼びかけ…筆者の年齢から考えて、受験生が読んでいるとは思えないんですが、それでも受験生のことが何となく気になります。

●理由はおそらく、筆者自身があまり良い受験生ではなかったからでしょう。筆者は単純に「もう大阪は勘弁。東京に住まわせて」というだけの理由で受験し、東京に出て来るのと同時にそれ以前の記憶の大半を忘れてしまった人間なので(これもまぁ、一種の病なのかもしれんけど)、受験というのは「暗黒時代の最後の1年」というイメージです。たまに知人などが「予備校時代に恋人がいて」なんて話をすると、三十路半ばでも軽い嫉妬がわきおこります。予備校にカノジョ?一緒に自習室に行ったりするわけ?「一緒に東大に入ろうね」って、それ完全にマンガの世界じゃんか。うらやましい限りっすよ。

●と同時に「受験生を2回やるのは勘弁」という気持ちも相当にデカい。運良く浪人しなかった人間がこんなことを言うのも何ですが、受験を2年やるだけの精神力は俺にはありません。一生に1年が限界です。そもそもに記憶力が悪く、我慢もなく、誘惑に非常に弱く、気が短い筆者のような人間にとって受験は地獄です。ま、誰にとっても地獄なんだけどさ。それでもたまに新宿の某有名予備校の前を通りかかった時に楽しそうに恋人同士で勉強している学生を眺めていると完全な異文化で育った生き物を見る感じです。

●人生は常に選択の繰り返しで作り上げられていくものですが、受験というのはその中でも「後々に記憶に残りやすい選択」でしょう。実は就職活動の方が大きい選択だったりするのですが、こんな御時世ですから転職とか失職とか色々ありますからね。それに個人的な印象では就職活動より受験の方が圧倒的にツラい。というわけで、秋の大型連休とか言って世の中、浮かれてますけど、受験生のあなたは風邪に気をつけて勉強してください。俺は日曜まで休みます。

●で、婚カツと受験の話をして最後に”ギャンブル”の歌をキックして終わると。あ、悪意はないっす……はい。


サークルにいらっしゃい

2009-09-21 02:37:17 | SP(Standard Program)
●世の中、連休ですね。実はやっと、やっと1年ぶりに休みが取れまして今週の木曜・金曜が休み…ってことは9連休ですか。あ、月曜は仕事ですか。そうですか。というわけで微妙な感じですが、今週は年に1度のスペシャルウィークなんで、ほぼ毎日のペースで更新します。是非、ご覧いただきたい。そして何かしらコメントしていただきたい。俺を知ってるとか知らないとかそんなことどうでもいいじゃないか。

●筆者はメガネを使っている「メガネ中年」ですが、ここ数年のメガネの値段の下がり方は異常だと思います。筆者が最初にメガネを買った頃、メガネってもう少し高級品だったと思うんですよ。大学生の時に、かなり時間が経ってからメガネを落としたことに気づき(という程度の視力の悪さ。眠い時はかけてもかけなくても視力は同じ程度です)、急遽買うかとなった時は「これは相当にデカい出費ではないか」と大きなショックを受けた記憶があるのですが、現在は安い!何か圧倒的に安い。5000円とかで買えてしまうじゃないですか。おかげで「じゃ、買っとくか」みたいな感じでポンポン買えます。さらにはネット通販で1980円のメガネが売っているそうです。それってメガネなのか?いや、普通に売ってるんだからメガネなんだろうな。かけたら文字もクッキリ見えるさ。こうなったら1980円のメガネを10個買うってのはどうだ?19800円だもん。昔のメガネ1個より安いよ。

●そもそも服は毎日着替えるのに、メガネはずっと同じってのはよく考えたら不自然じゃないか?「メガネは顔の一部です」と言われてしまえばそれまでなんだけど、逆に言ったら毎日、顔のパーツの一部を変えられるわけじゃないですか。つーか、5000円ぐらいのメガネを4個ぐらい買って使い回すだけでも、結構いい感じになると思います。メガネの方、お試しください。

●ずっと前から筆者は「日本国民全員が草野球チームに入ろう」という呼びかけをしています。ま、別に野球じゃなくてもいいんですけどね。要は「会社/学校」と「家庭」以外にもうひとつ所属する空間を持ちましょう、という提案です。会社では社長でも草野球チームでは球拾い、とか会社だと平社員だけど実は釣りの名人とか、それ「釣りバカ」だけどな。ま、そういう感じで「家庭」と「(広く言う)社会」の2項にしないで、「家庭」「社会1」「社会2」の3項にするといいのではないかと提案しております。

●で、ボンヤリと考えるんですけど現在、学生ではない方のサークル活動というのは増加の傾向にあるんでしょうか?減少の傾向にあるんでしょうか?地元の草野球、ママさんバレーをはじめ、宝塚歌劇団の追っかけ集団、アイドル歌手の親衛隊、地元の歴史研究会、アマチュアバンド、社会人劇団、ネットのオフ会など会社でも家庭でもない集団というのは増加しているのか減少しているのか。ま、こんなもの統計の取りようもないわけですが、ネットがあってサークル活動が楽になっている一方で、何だかんだと一人でいる方が気楽という人が増えている感じもあり。

●こんなこと提唱しておいて何ですけど、筆者は基本的に「会社」と「個人」しか所属する集団がなく、何となくここ数年「ああ、草野球的な集団って必要だなぁ」と感じ始めています。とは言え、さすがに野球はする気はないので何か妙な宗教に捕まったりする前に、楽しげなサークルにでも所属したいところです。何かおすすめあったら教えてください。

●今月はJay-Zのアルバムは出るわ、一生聴けないと思ってたQ-TIPの幻の2ndは出るわで喜ばしい限り。


左眼の世界

2009-09-14 02:41:14 | SP(Standard Program)
●まだ仕事終わってないけど連投してみます。つーか、夕方からさっきまでサボってたのが悪いんだけどな。そう言えば昨日紹介した『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』は読み終わりました。後半はまだ研究中なのか急に時間が飛び飛びになるけど、これは仕方ないっすね。3年後あたりに「改訂版」が出ることになるでしょう。

●最近、一眼レフのデジカメを肩からかけている人を見かけます。値段も手ごろになったし、サイズも小さくなったので「少しだけ凝った写真を撮ってみたい」という人が増えているんでしょう。前は一眼のカメラを持っている人は「写真が趣味です!」という感じで本格的な機材をドッシリと揃えているイメージがしたものですが、最近は「携帯のカメラで撮るのも何だしね」ぐらいの感じの人が増えている気がします。そういう筆者も仕事でも日ごろの生活でも一眼のデジカメを使用していますが、撮り出すとなかなかに楽しいものです。

●これまでは携帯電話についている小さいカメラか、持ち運びに便利なコンパクトカメラを使っていたのですが、ある時に一眼に変えました。で、驚いたのが画質のキレイさとか、細かい調整とかそういうことではななく「ファインダーをのぞく」という行為でした。基本的に携帯のカメラとか、コンパクトカメラって機械の後ろに液晶がついていて、そこを見ながらシャッターを押すじゃないですか。しかし、一眼はファインダーを覗いて、そこでどういう画を撮るか見つつシャッターを切るんですね。

●ファインダーを覗くとレンズを通した絵しか視界に入らなくなります。片方の目は開いてたり開いてなかったりするんですけど、やっぱしよく見てないので、自分の視界がレンズを通した映像だけ(と周囲は黒みになってますね)になるわけですよ。逆の言い方をするとカメラが何を撮るのか自分にしか見えていない状態になるわけです。これが液晶を見ながら撮るのであれば、自分の隣にいる人からも覗けるんですが、一眼はそうはいきません。

●で、使ってわかったこと。自分の視界が他人から見えない状態で写真を撮るのは、ささやかな万能感(何だか矛盾した言葉ですが)を引き起こします。というか、ファインダーを覗くだけでものすごく密室感が生まれるわけですよ。たまにドラマなどに出て来るカメラマンが写真を撮りながら「うーん、いいよー。うーん、素晴らしい」とか言って気色悪い感じにノリノリになっている場面がありますが、あれってファインダーの密室感が関与してると思うんですよ。

●さすがに筆者は「いいよー」とは言いませんが、ファインダーを覗く度に感じる密室感に心地よさと危機感の両方を感じています。時々「ファインダーを覗き込み、被写体と向き合う」みたいな文章を見かけますが、あれって、ある意味、危険だと思うんですが。

●何か最後に音楽を…と思ったけど今日はいいや。仕事に戻ります。

後ろめたいの?

2009-09-13 02:12:27 | SP(Standard Program)
●最初に謝る。間隔が空いて申し訳なかった。何とか今週を乗り切れば9連休になるものの、その前にそびえる山は高い。ああ、高いさ。明日も仕事さ。

●昨日から西寺郷太、渾身の1冊『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』を読んでいるんですが…スゴい!ノーナ・リーヴスの西寺氏が相当なマイケル好きだというのはファンの間では有名ですが、この本はファンだから書いたとかそういうレベルじゃないっすよ。本気度がハンパないことになっています。巷に出ているマイケル本は告発書や、スキャンダルに迫ったものが多く、ムック本は写真は多いけど中身はもの足りない。本書はマイケルの誕生から死去までをコンパクトに描きつつ、著者独自の研究成果や主張を適度にまぶしてある、まさに「新しい教科書」。この本は版を重ねてもらいたいものです。

●筆者はよくケーブルの音楽チャンネルを流しっぱなしにしていることが多いのですが、最近の日本のポップミュージックの大半が「お前に出会えたことに感謝」か「生まれてきたことに感謝」なのな。何か後ろめたいことでもあんのかなぁ。いや、そういう気持ちがなかったら、そんなこと言わんじゃん。中学生過ぎて真顔で「人を好きになるって素敵だね」とか言い出すって、何か後ろめたいことがあるとしか思えないんですけど。そんなことない?俺が不幸なだけなのかねぇ。いや、別に何も困っちゃあないですけどね。

●明日9月13日って「スーパーマリオ」が発売された日らしいです。1985年ですから24年前ですか。みんな忘れたがっているのかもしれんけど、来年あたりに「25周年記念」でDVDになったりしないかねぇ。ま、買うかどうかは別として。


不況をぶっとばすには…

2009-09-04 01:45:42 | SP(Standard Program)
●平日に更新するなどと言っておきながら木曜の夜ですよ。実はまだやることが残っていたりするんですが、俺は約束は守る。だから少しだけ更新。

●最近、移動中に何となく「もし、今、インターネットがなくなったらどうするだろうな」と考えることがあります。個人的には「不便かもしれんが、別にどうもならない」と思いますが、何らかの病気になってしまう人って結構多いだろうなぁ。もしかしたら「どうもならない」と勝手に思ってるだけで、俺も何か発症するかもしれません。とりあえず、道具として使いはするが…という段階をキープしたいものだと思うようになりました。

●時々、「不況をぶっとばせ!」という発言をしている方を見かけます。豪勢なイベントなどに出演した主催の方とか、ゲストの有名人の方が言っています。もしくは大安売りセールをしている店の人とか。で、思ったのですが「不況をぶっとばす」って要は「金を使う」ってことなんですね。ま、そりゃそうだって話なのかもしれないんですけど、「不況をぶっとばす」が「金を使わずに楽しくなる」にはならんのですよね。いや、それなかなか難しい話だと言われればそれまでなのかもしんないけど、正直、これからすぐに「ガンガン金を使う」って無理だと思うんですよ。それでもやはり「不況をぶっとばす勢いで」という時は「金を使う」ってことになるんだろうな。

●などと言っている間に大阪梅田の阪急百貨店が新装開店したそうです。ニュースで見た感じだと外装も結構、変わってますよね。幼少期の思い出があるせいか、梅田の阪急は他の百貨店とは少し別格。不況がぶっとばされた感じになるんでしょうか?

●音楽は思いつき。これで。