333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

いくつかの場所、ひとつの机

2008-04-04 01:54:57 | SP(Standard Program)
●先日「パソコンばかり使っていると手書きで字が書けなくなる」ということを書きましたが、あれ以降もコンピュータで全てを進める日々が続いています。それこそ少し前は「手書きである程度、草案を作ってから仕上げにコンピュータを使って資料作成」なんてこともしていた記憶がありますが、最近は考える段階からコンピュータを使います。

●例えば表計算に使うエクセル。あれは表計算に使わなくても様々なことに使える便利ソフトです。ちょっとしたメモ書きにも使えますし、簡単な図も使えるし、画像も取り込めるので、考え事をしたい時は必要なグラフや図を全部エクセル上に展開し、メモは“テキストボックス”という、これまた移動可能なハコの中に書き込みます。で、これらを適当に動かしながら考え事をすると・・・・・・非常に楽なんですよ。すぐ動かせるし、欲しいものはすぐ足せるし。

●そして、その他のことは全部iGoogleで済ませます。検索エンジンとしてのグーグルは有名ですが、iGoogleはまだそれほど認知されていないのではないでしょうか。これは自分用にグーグルのトップ画面をカスタマイズできる機能で、お馴染みの検索窓はいつも位置に存在するのですが、そのほか“ガジェット”と呼ばれるパーツを好きなように組み合わせてトップ画面に配置することが出来ます。

●これを使うと検索窓はそのままで、カレンダーと時計とメールと付箋ソフトが全部、ひとつの画面の上に配置できます。ガジェットには「ニュース」なんてのもあって、勝手に最新ニュースの見出しを更新して表示してくれますし、乗り換え案内や、地図のガジェットもあります。IDを取得してログインすると自分だけの画面は記憶されるので、仕事上に必要な道具は全部iGoogle上に置いておけば良し。さらにこれはIDさえ入れてしまえばどこでも使えるので、会社でも出先でも家でも同様の画面になります。要はどこにいても同じ環境で作業が出来ます。どこに行ってもネットにつなげば文字通り同じ“デスクトップ”が出現する感じです。

●数年前は「そのうちソフトは誰も買わなくなって、必要なものは全部ネット上にあるものを使うようになる」なんてことが言われましたが、正直、そんなことにはなってないのが現状です。しかし、ネットのツールを上手に利用することで、仕事上の書類や紙を相当量、削減することは可能です。紙類はデジタルデータにして、ちょっとしたメモや資料はコンピュータで作成。「地球環境のために紙の節約を!」と言う人がいますが、本気でそう思うならコンピュータやネットを活用して紙類を削減することを考えた方がいいと思いますよ。

●ま、こんなことをしていると、どんどん手で文字を書く機会が減り、さらにバカになっていくわけですが、不必要に重い資料を持ち歩いたり、大量のコピー用紙を使うことを考えれば、一概に悪いとも言えないわけですよ。無料で使えるサービスも多くありますから、ネットやコンピュータは上手に使って、無駄な手間や時間や紙を使わないよう工夫してみてください。