333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

おくにじまん

2008-10-27 01:44:20 | SP(Standard Program)
●更新が飛んでおりますが、載ってなかったら「あ、バタバタしてんだな」ぐらいの感じで気楽にご覧ください。数年前は時間に余裕があったんだなぁと思います。

●北海道でIC定期券「キタカ」のサービスが始まったそうです。関東圏は「スイカ」で、関西圏が「イコカ」、中部圏は「トイカ」…何故、名前が違うんだろうか?最初に始めたのは「スイカ」なんだから「スイカが関西でも使えるようになりました」で問題ないと思うんですが、こういう辺りJRの官僚感というか、妙な縦割り感を感じて嫌な感じがしますよね。カードも同じで、方式も同じで、相互利用が可能なのに「せめて名前だけでも」という感じがみっともないです。

●…というような気分のまま、これから2時間ほど来週の仕事の準備。何事も丁寧に。

毎朝そこにある

2008-10-25 03:06:13 | SP(Standard Program)
●終わった。1週間終わった。明日もちょっとだけ仕事ですが、とりあえず土日だと思うと少しは気が楽ですね。来週のことは考えないようにします。

●さっき知ったのですが『岸辺のふたり』という短編映画が12月からまた映画館で公開になるそうです。これはたった8分しかないアニメなのですが、何と今回はそれに3分の短編をくっつけて11分間の上映を毎朝1回、それも1年間毎朝やるそうです。す、すげぇ。1年間ずっと同じ映画をやるんですよ。それも11分の映画。そんな長い期間やって客が来場し続けることができるんでしょうか?やる人たちの英断に拍手を送りたい気持ちでいっぱいですが、実際にどんな興行になるのか楽しみなところです。ちなみに入場料は500円とか。

●ここで問題。もし映画館で上映が始まっても1人も客が来ないまま開始時間を迎えた場合、映画館はどのように対応するでしょうか?はい、考えて!

●前にこのブログで「朝の“スッキリ”に出てる女の人が気になる」と書きましたが、その人は尾上綾華さんという方でした。気になる人は各自、検索してください。可愛い方ですよ。

●はい、では先ほどの問題の答えです。劇場によって対応が違うところもありますが、最も一般的な対応は「開始時間になっても遅刻客のことを考慮して誰もいない状態でも30分間は上映を行う。それでも客が来なかったらその時点で上映を中止する」というものです。ちなみに筆者は観客が俺ひとりという貸し切り状態の経験があります。また前にも書きましたが、深夜の劇場で俺と外国人のふたりっきりという経験もあります。ま、どっちもさみしい気持ちになるので、これを読んだ関東圏の方は朝起きて『岸辺のふたり』に行ってみてください。新宿武蔵野館というところでやるみたいっすよ。あ、映画は8分ですが、素晴らしい内容です。

●曲は東子にしましょう。この曲の最大のポイントはサビ前までのループ。このトラックに、この声で、歌詞はラブ・ソング。何度も言ってますが、彼女は過小評価されていると思います。にしてもビデオの東子…エロい。


7日の空白

2008-10-23 02:27:40 | SP(Standard Program)
●もう2時ですか。ま、帰宅が1時30分なんだからしょうがないよな。そして明日も仕事なので短めに。

●先週からモーニング誌で浦沢直樹の新作の連載が始まってますが、今週の展開にはかなり驚かされました。まだ読んでない人がいるといけないので内容は書きませんが、この衝撃は単行本で読んだらまったく味わえない種類のもので、しつこいですけど浦沢作品は連載で読まないと醍醐味が味わえない部分があります。エピソードとエピソードの間に7日間の空白できることにここまでこだわっている漫画家は少ないんじゃないですかね。というわけで先週1話を読んだ方だけが味わえる衝撃。未読の方はぜひ。

●ボーカリストのmelody.さんが来年1月で引退されるそうです。美人で、声がキレイで…なのにイマイチ売れなかったっすねぇ。不思議ですよ。というわけで彼女のベストトラックは間違いなく『miss you』ですが、彼女単独名義だとこの曲ではないかと思います。


イノシシが来た

2008-10-22 02:48:50 | SP(Standard Program)
●新潟の小学校にイノシシが現れ、生徒は避難。1日休校になったそうです。学生の頃は台風が上陸する可能性があるなんて聞くと不謹慎ながらも「これで休校になるかも」なんて妙に気分が高揚したものです。正直言うと前職の時点でも「大雪で電車が止まるかも」なんて話を耳にすると心の中で「雪降れ!」と誰に願うでもなく願ったものですが、現在は悲しいかな大雪も台風もイノシシも来て欲しくありません。こんな状況下で業務が1日飛んだら翌日からどんな事態になるか考えただけでも恐ろしい。気楽に「休校になんねーかなぁ」なんて言っていられた頃は幸福だったとつくづく思います。

●そう言えば筆者は高校時代、ずっと自転車で学校まで通っていました。高校が今から考えると信じられないくらいクソ田舎/辺鄙な場所にあるため、通うためには自転車かバスに乗らなければたどり着けないわけですよ。電車なんかもってのほかです。よって、毎日、どれだけ大雨が降ろうが、寒かろうが自転車に30分ほど乗って学校に通わなければならないわけです。今から思うとよくもまぁあんなヒドい環境の中で休まずに学校に通ったものだと思います。今なら毎日ブチ切れてサボりか不登校ですよ。つーか、あんな不便な場所に学校を作るヤツがおかしい!

●自宅やオフィスが駅から遠かったりすると、確実に自転車生活なわけで、そういう状況にあると日々の生活に占める天気の存在が大きいんですよね。どこかに出かける以上は確実に自転車に乗らなければならない環境にあると、朝起きて、雨が降っていただけで相当なダメージを食らいますから。おかげで筆者は東京に来て以降、住環境はとにかく“交通の便”を最優先に考えてきました。18年間のツラさと怒りと疲労が人生に大きな影響を与えたのだと思われます。おかげで大学は都内の駅から歩いてすぐのところにしましたし、住居も駅から歩いて行けるところにしています。

●これが自動車が基本にある生活だったりすると、また意識が違うんでしょうね。日常的に自動車を使う生活だと逆に「家の場所なんかどこでもいいし。雨が降っても関係ないし」ってことになるでしょう。ま、筆者は運転免許を所持していないので、その感覚は想像でしかないのですが。

●毎年この時期になると急にハロウィンとか言い出しやがって。何なんだ、お前ら。というわけで去年に引き続き、またこの曲をかけるぞ。俺にとってハロウィンはこの曲で十分だ!


生きた心地

2008-10-21 03:03:14 | SP(Standard Program)

●お久しぶり。

●月曜の段階から帰宅すると夜中の2時だってのは自分のことながら…大丈夫なのか?本当、毎日会社で働いているだけなのに生きた心地がしないよ。

●と書いたけど、別にこれまで“生きた心地”なんかしたことないしな…って、そもそも“生きた心地”って何だ?それ、どんな心地だ?正直、そんなことを考えている余裕は今、まったくないわけですが、それも少し気にはなるわな。

●さっきネットのニュースサイトを読んでいて知ったんですが、最近のパチンコ店って銀行のATMが設置されているところがあるそうですね。筆者はギャンブルの類をまったくしないのであくまで想像なのですが、それはマズいだろ?ATMからビュンビュン紙幣が飛び出して、その金がビュンビュン機械に入り、銀色のボールになって無限の闇に吸い込まれていく映像が浮かんでくるようですよ。ま、何事もほどほどにしたいものですな。俺に言われたかないだろうけどさ。

●大阪の道頓堀極楽商店街が閉鎖されるという知らせを読んだのですが…それ、何?そんな商店街、大阪にあったのか?と思って記事を読んだら「4年前に旧浪花座跡地に鳴り物入りでオープンし」と書いてあり…って、浪花座なくなっとんたんかい!よく考えたら大阪を離れて10数年だもんな。知らない場所があるどころか、知っている場所が消えて別の施設が建ち、それが消えていてもおかしくないわけですよ。何となく大阪に行ってみたいような、でもどうせ行っても1日で飽きるような。とりあえず明日も東京23区の中で生き延びます。

●じゃ、最後に音楽。とりあえずグッタリしているとメシ屋で流れてるヌルいJ-POPなんて怒りを増幅させるだけですよ。もっと濃い味のものを持って来い!というわけで、シンガポールの歌謡ショーを題材した映画の中からこの曲を。このゴテゴテ感がたまらん!


1度きりの上映

2008-10-19 01:38:24 | SP(Standard Program)
●今日から東京国際映画祭が始まり、六本木にカーペットが敷かれて有名人がそこを歩いたそうですけど…そんなもん見てる暇は正直、ありません。映画祭の主役は映画ですから。

●というわけで明日も早起きして六本木に行かなければならないため、短い更新で御勘弁ください。関東圏にお住まいの方はまだチケットが残っている上映もあるようですから可能な限り「名前を聞いたこともないような作品」「一体、どういう映画だか検討もつかない作品」を狙って観に行ってください。特別招待作品は正直言って、ここで観なくてもほとんど年内に普通の映画館でやります。他のものはここで観ないと一生観る機会がないものもあります。

●過去に映画祭で1度だけ観て「もう1度観たい」と思いながらも一般公開もなく、DVDもないままの映画がたくさんあります。すべての映画がビデオかDVDで観れると思ったら大間違い。映画にも一期一会というケースがあることを映画祭は教えてくれます。じゃ、明日に備えて寝ます。

そして“さようなら”だけが残った

2008-10-17 01:36:26 | SP(Standard Program)
●んと1日がアッという間に過ぎていきますねぇ。もう明後日は東京国際映画祭だもんなぁ。ここから年末までは死闘ざんまい。ここもちょくちょく更新が飛ぶかと思いますが、まぁ気楽にお楽しみください。

●筆者の近所のコンビニのレジに何故か『さよならエマニエル夫人』のDVDだけが売られているのですが、あれはどのようなニーズで店頭に置かれているのでしょうか?多くの人が「タイトルだけは聞いたことある」という『エマニエル夫人』ですが、何せ1974年の映画なので、若い人で実際に観たことのある人は少ないのかもしれません。ザックリ説明するとエマニエルという個性がバンコクで性の儀式を受けて、それまで奥手だったのが性に目覚めるというソフト・エロ映画です。今観ると大したことないとないんでしょうが、時代が時代ですからね。かなりヒットしたみたいです。

●で、ウチの近所のコンビニにはその3作目『さようなら~』のDVDだけが置かれています。最初はシリーズの他の作品も売られていて、『さようなら~』だけが売れ残ったのでしょうか?にしても何故?さっき調べてわかったんですが『さようなら~』と言いつつ、その後もシリーズは続いていたようですね。単なる便乗続編だと思いますが。前にも書きましたがコンビニにDVDが置かれていることの意義がイマイチよくわかりません。日常の買い物のついでに人は『エマニエル夫人』やアイドルのDVDを欲しくなるものなのでしょうか?それとも当時を懐かしむオッサンたちが買っていくものなんですかね?夜中にジュースを買いに行ったついでに『エマニエル夫人』のDVDを買うオッサンってのもなかなか渋いっすけどね。

●じゃ、せっかくですから1作目『エマニエル夫人』の冒頭を少しだけ観てみましょう。ま、退屈としか言いようがないんですが、このテーマ曲はおなじみなので、それなりに楽しめるのではないかと。


ゴハンは食べよう

2008-10-16 01:52:56 | SP(Standard Program)
●今日、久々に用事があり、銀行に行ったのですが、その変わりように大層驚きました。近頃はATMが普及しているので、別に窓口で申し込みをしなくても日常的なことは済んでしまうため、銀行窓口に行ったもは本当に久々だったのですが、まず驚いたのが警備員の数です。今の銀行ってあんなにも監視されるもんなんですね。途中で振込み先の口座番号を書いた紙をオフィスに忘れてきたことに気づいて携帯で先方に電話しようとしたら早速「ふ、振り込め詐欺か!」みたいな感じで睨まれるし。

●その一方で係の人はやたらと親切。店に入るなり係の人が飛んできて「今日のご用件は?」「用紙はこちらをお使いください」「印鑑捺すならティッシュを差し上げましょう」「番号の札はこちらです」な、何だ、俺は王様か?湖上の煙か?黒い犬か?顧客サービスの向上に努めているのでしょうが、あまりにも親切で何でも手伝ってくれるので逆に妙な感じです。他の業態でここまで何でもかんでも手伝ってくれるとこってないと思うんですが。まぁ、強いて言うならレストランぐらいか?というわけで、近景で過剰なサービスを、遠景で過剰な監視を受けながら用事を済ませるのはなかなかに疲労する時間でした。今後も用事がない限りはATMの世話になろうと思います。

●カーペンターズの兄が久しぶりにミュージシャン活動をするそうです。それも何故か日本で。これはどういうことなんでしょうか?もしかして日本の客はチョロいからボッてやろうとしているんでしょうか?どういう活動をするのか不明ですが、とりあえず妙なJ-POP歌手と組んでカーペンターズのカヴァー盤を出すとかそういうのは勘弁して欲しいところですよね。個人的には最近、見る見る痩せていく中島美嘉さんのところへ兄を派遣して

「チャント ゴハン タベナアカンデ」

と忠告したいところです。にしても日本だけで活躍してる洋楽アーティストって結構いるもんですよねぇ。具体名を挙げると怒られそうなので止めますが、外貨を稼ぐことで何となく食ってる海外ミュージシャンって多そうです。

●シングル出ました!やっぱちゃんとCDで聴くと嬉しいですね。1月にはアルバムも出るそうです。


オッサンがまとめました

2008-10-15 02:22:07 | SP(Standard Program)

●さっき帰宅しようと電車に乗っていたら20歳台の会社員と、30代後半の会社員が喋っていて、若い方が「そういえば、リア・ディゾンがデキ婚したらしいですよ」と報告。それを受けたオッサンの言ったひとことは

「いやぁ、本当、外人の女はエゲつないからなぁ」

でした。通常、こういう場面では心の中だけで笑うものですが、思わず吹き出してしまいました。オッサン、あんたスゴいよ。俺、この件に関してはそのコメント以上に何もつけ加えることはないわ。

●で、昼間は都内にいたんですが、証券会社のビルの前を通りかかったら東証が異様に値を上げている(結局は1171円高)のを眺めながら会社員たちが「反発したねぇ」「やっぱ行ったねぇ」と言いながら暗い顔をしているのが印象的でした。筆者は株式を所有していないのですが、株を持っている方はすでに1日単位の上げ下げでは回復しないぐらい心が折れているようですね。まぁ、この状況はしばらく続くことになるのではないでしょうか。つーか、最近、証券会社の前にいる人ってマゾっぽい顔してんですよね。「見たら暗い気持ちになる」とわかっていながら集まっているような人ばっか。あれはあれで不健康だと思うのですが。

●というわけで、何となく今日は時事ネタでごまかしてみた。で、今日のビデオはロロロの新曲。前アルバムのコンセプト「ブレイクビーツ・ミュージカル」をたった1曲に濃縮しようとした結果…何だか大変なことになってます。ヒップホップ風の『ガストロンジャー』って感じか?


孤独と残酷と笑いの夜

2008-10-14 00:53:23 | SP(Standard Program)
●先日、映画監督の北野武氏が雑誌のインタビューで言っていた話。「芸人は親が死んでも舞台に立たなきゃならない商売って言うけど、本当は親が死んでも舞台に立ってるようなヤツが芸人やってるんだ」

●その男は喜劇作家だった。笑いを生み出し、人を笑わせることで金を稼ぐ。しかし、笑いについて考えに考えた末、何が笑えるのかわからなくなってしまった。90年代の始め。日本が冗談のような好景気に踊っていた頃、男は東京からほど遠い場所にあるサナトリウムに逃げ込む。不自由な場所に吸い寄せられるように集まってくる人々。誰もが少しずつズレていて、ズレていることを修正したいのか、肯定したいのかもよくわからなくなっている。頭の中にある完璧な笑いの世界と、現実のズレ。目論んだ未来と現在のズレ。自分の評価と社会のそれとのズレ。ズレが笑いを呼び込み、ズレが苦悩を生み、ズレが狂気を孕む。

●ナイロン100℃15周年記念公演『シャープさんフラットさん』は、喜劇作家である辻煙を主人公とするひとつの物語を、ふたつの台本と、2種類のキャストと、2種類の演出で描く作品です。舞台は同一のストーリーを描きながら時に展開が変わり、台詞が変わり、訪れる結末もまた異なります。そして演じるキャストが異なるため、同一の展開と台詞もまた驚くほど異なる印象を観る者に与えることになります。

●喜劇作家を主人公にした時点でこの物語はケラリーノ・サンドロヴィッチ氏の“半自伝”的な作品なのかもしれません。しかし、同じく半自伝と呼ばれた『カラフルメリィでオハヨ』がそうであるように、作家の経験や体験は完全に創作の中に溶け込み、どこまでが体験で、どこまでが創作なのかわからりません。ただ、劇中に繰り返し描かれる笑いを描く者が感じる身を切るようなツラさは圧倒的なテンションで迫ってきます。自分は笑っているが、周囲は誰も笑っていない。あるいは周囲は笑っているが、自分は笑っていない。笑いの隣には常にある”孤独”。孤独の中で、笑いのために覚悟を決めた人間の姿はとても哀しく、同時に残酷で、正直、涙なしには観られない作品に仕上がっています。

●こういう素晴らしい舞台が東京でしか上演されないのは何とも残念な限りですが、関東圏にお住まいの方は是非、足をお運びください。19日まで東京・本多劇場で上演しています。可能であれば2バージョンとも観ることをオススメします。