333ノテッペンカラトビウツレ

 奇跡は 誰にでも 一度おきる だが おきたことには 誰も気がつかない

16年ののち

2009-08-31 01:32:19 | SP(Standard Program)
●1週間のご無沙汰でございます。いつも「今週は平日も更新したいもの」と思うんですが…気がつけば日曜の夜。今週こそは平日のどこかで更新します。

●ぼんやりと選挙速報を眺めながら「どうして日本人は雪崩をうつように一方向に流れてしまうのか」ということをぼんやりと考えていたんですが、日曜の夜に考えるにはあまりにも大きな話なので、ひとまずここを更新します。今回の総選挙の結果よりもまずは「必ず片方が圧倒的に支持されてしまう」ことについて真剣に考えるべきだと思うんですが。

●この件について書くのはこれで最後になると思いますが『20世紀少年』という興味深い原作があり、豪華なキャストがそろって、まとまった予算がある状態で、こんな映画が3本も出来てしまったのは何故なのかと、昨夜、新宿から自宅まで歩きながらあれこれ考えてしまいました。これは単純に人災なんだろうか?それともシステムの問題なんだろうか?人災と言ってしまえばそれまでなんですが、このプロジェクトにあの監督を任命した人間の責任ってものもあるじゃないですか。

●先ほど六本木で某ミュージシャンのライブを観てきたのですが、よくよく思い返すとこの前にこの方の演奏を生で聴いたのは1993年…16年前でした。そう言えば先週観た舞台公演は再演だったのですが、その前に観たのは18年前。それだけの時間が経過したことよりも、18年だか16年経っても自分がまだ劇場やライヴハウスに客として足を運んでいるということに驚きです。16年前に俺と一緒に学校通ったりしてた人たちは今、何をしてるんでしょうか?

●じゃ、ビデオはこれ。前に流したか?ま、いいや。聴けばわかるけど、当時のシンバルズがガッチリ絡んでます。俺的には隠れた名曲のひとつ。


想像するしかない

2009-08-23 02:20:31 | SP(Standard Program)

●いつの間にかここが週刊になっていることについてはもう何も言うまい。とりあえず辞める気も閉鎖する気もなく、放置する気もない。しかし、このペースが現状の限界であるとご理解いただければと。

●何だか知らない間にまたインフルエンザが流行しているようです。それも今は夏ですからね。これが空気の乾燥する冬場になったらどうなるんだ?何にせよ、インフルエンザどころか風邪をひくことも厳しい情勢の筆者としては何とか予防に努めたいところですが、この暑さの中でマスクは…厳しいよな。うがい/手洗いの徹底が限界です。

●筆者が初めてスターウォーズの三作目を映画館で観たのは小学6年生の時でしたが、最初に観た時、実は2作目を観ていませんでした。1作目は映画館で観たのですが、何せ小学生で、さらに当時はビデオも普及していなかったので2作目を観られなかったのです。しかし、3作目の鑑賞は何の問題もなかった記憶があります。理由はケイブン社から発行されていた「スターウォーズ大辞典」という子ども向けの本の中の2作目のあらすじと写真を熟読していたからです。

●子どもの頃、ビデオもなく、映画館に行く金もない頃はとにかくその本を読むか、図書館にある映画の本に出て来る写真を眺めていました。要は写真をジッと見て、どんな映画か想像するわけです。スーツ姿の男が銃を構えている写真、色んな機能のついた自動車に乗っている写真、やたらとガタイのいいレスラーのような男が主人公に襲いっかっている写真…この辺を眺めて「007ってどんな映画なんだ?」と想像します。たぶん、こんな場面が出て来るだろう。物語はあらすじを読む感じだと……。

●そして、数年後にビデオが普及し、それなりに小遣いが上がってから筆者はひたすらビデオを借りて「実際の映画」を観ることができました。そして高校生の時に演劇を観始めました。当時、筆者は関西に住んでいたので、有名劇団の公演の多くを鑑賞することができませんでした。そこで雑誌などに掲載されている舞台写真を眺めては「きっとこんな舞台だったに違いない」と想像するようになりました。ただ、残念なのは映画と違って舞台は観逃してしまうと2度と観られないのです。おかげで今も「観てないけど、俺の頭の中では○○○という舞台はこんな感じの公演」という作品がいくつかあります。

●この間、書店で50年代の東京の風景ばかりを集めた写真集を見つけました。何とはなしに立ち読みしていて、突然なつかしい感じがして「俺、そこまで年配じゃないだろ?」と不思議に思ったんですが、実は「写真を観ながら何かを想像している時の感覚」が懐かしかったのでした。もう2度と50年代の東京に行くことはできません。しかし、写真を眺めながら「おそらくこの頃の有楽町はこんな感じだったはず」と想像することはできます。これが結構楽しい。日ごろ使っていない脳の部分を使っている気分になります。これは小説を読んで絵をイメージするのとは使っている部位が違う気がします。それよりもさらに想像の度合いが大きい感じです。

●例えばなんですが、夏の自由研究で「僕の考えた50年代の東京地図」なんてのができないものでしょうか?図書館に行って、何枚かの写真を見つけてきて、それを基に残りを書籍やネットで調査する…のではなくてイメージして地図を作ります。おそらくその地図は間違いだらけです。場合によっては1960年にならないと登場しないものも出て来るかもしれません。しかし、そういう地図を作ってみることで「世の中にはもはや“想像するしかない領域”が存在しているんだ」ということは実感としてわかります。ネットを使えば机の前にいながらにして世界中の地図も、百科事典も過去のテキストも動画も手に入るからこそ「想像するしかないよね」というのはなかなかに贅沢な気がするのですが。

●このイベントもまた今となっては「想像するしかない領域」のひとつでしょう。ある作家はこの場所に行けなかったということをバネに、壮大なコミック作品を生み出しました。ま、どっかのアホが映画にしてメチャクチャにしてしまいましたが。


いつもギリギリ

2009-08-15 00:58:45 | SP(Standard Program)

●ほぼ1週間ぶりの更新で申し訳ない。世の中は盆休みらしいが、こちらは今日も働き、明日も働き、さらに明後日も働き…夏休みどころか土日もないじゃん。

●運転免許を持っていない筆者のような人間には「休日の高速道路は1000円!」と言われても何のありがたみも感じないのですが、実際問題、恩恵を受けている人は多いんでしょうね。とは言え、今朝の報道番組を見ている限り、それほど大きな渋滞が起こっているようでもないですから、やはり夏休みは分散傾向にあるんでしょうか?それとも単に出かけていないだけなんでしょうか。

●たまに地方出身の知人と話をすると必ず「あっちは車社会だから」というフレーズが出て来ます。筆者は生まれが大阪で、その後はずっと都内ですのでイマイチ「車社会」がイメージできません。ちょっと買い物に行くのでも車に乗って出かける日常や、一家が複数台の自家用車を保有している状況に出くわしたことがないわけです。これはどこでも同じでしょうが、自動車を主な移動の手段にしている人は、筆者のように移動手段が電車・徒歩という人間とは時間の感覚も相当に違うでしょう。

●自動車は何かと便利だし、たくさんの荷物も運べるし、終電を気にする必要もありませんが、移動にかかる時間を完璧に予想することはできません。これが電車だとネットか携帯電話でパパっと調べてしまえば徒歩の時間も含めて目的地までの時間をかなり正確に知ることができます。自動車で移動する人は渋滞のことも考えて、いつも「少し早め」に行動する人が多いようですが、それはそれで見習いたいところですね。こちらは「どうせ電車だから」とギリギリまで出かけずに、電車遅延でイタイ目に遭うことがたまにありますから。

●とは言え、こんな状況下では運転免許を取得する時間も財力もなく、取得したとしても自動車を購入し、維持するだけのコストもありません。都内の車庫はハンパなく高額なのです。というわけで明日も、これからもギリギリまで部屋でダラダラして、最後は走って電車に飛び乗る…ということになるでしょう。

●じゃ、音楽はこちらで。


自宅では何を?

2009-08-08 02:37:51 | SP(Standard Program)
●先日怒りにまかせて「福岡なんて行かねぇよ、夏」みたいなこと書きましたけど…やっぱ行きます。ネットであれこれ調べたら去年と同じ値段で行けました。また天神~博多の狭い範囲をグルグルするだけなんですけど。

●とは言え、世の中は不況だそうですから、休日は「自宅でのんびり」という方が多いみたいですね。確かに出かければそれなりに財布の中身が出て行くのは避けられないですからね。筆者のアパートには何故か無料でケーブルテレビが設置されているのですが「これ、何となく眺めてるだけで1日過ぎるじゃん」と思いますから。にしては「テレビを見る人が増えた」って話は一向に聞こえてこなくて「テレビの視聴率が下がってる」なんて話になるわけで、いわゆる“巣ごもり”と“テレビ”の関係ってどうなってんでしょうか?テレビ以外のことで楽しんでるんすかね?

●そして夏と言えば恒例の「東京マラソン応募」ですが…どうせ今年も当たらないんだろうなぁ。第1回に参加できたのはありゃ単なる偶然としか思えんよ。しかし、道路封鎖とか安全性とか考えると現行の人数が限界ってことなのかねぇ。42.195キロ走るより、参加枠に入ることの方が困難なのではないかという気すらしてきました。ちなみに、2011年には大阪でも大規模な市民参加型のマラソン大会が始まるようです。ちょっと気になる。

●先日、銀座線に乗っていたら目の前にスゴい可愛らしい女性が座っていて「何かの映像に出て来た女性に似ている」と思ったのですが…今さっき思い出しました。このビデオです。


眠い時は眠れ

2009-08-06 01:47:53 | SP(Standard Program)
●1週間が早いような長いような。アッという間に水曜なんですが、「まだ2日も残ってるのかよ」という感じです。夏休みもまだまだ先だしな。つーか、去年と同じ時期に福岡に行こうとしたら値段が2倍で、どんなインフレなんだよ!と思ったら、旅行会社の人が「この時期はシルバーウィークですからね」と言いやがった。なんじゃそりゃ。そんな言葉、どこで覚えたんだ?どこの悪い友達から教わったんだ?

●というわけで、今年の9月は連休が続くためシルバーウィークという人が出て来ております。ま、こういう言葉って「アラサー」とかと一緒で、どっかのアホが言い出した時に周囲が自覚を持って「アホ」と片付ければいいのに、不安なのか何なのか無自覚なまま使ってしまって、広まっていくんでしょうね。ま、言葉なんて全部そんなもんなのかもしれませんけどね。というわけでシルバーだ。俺は福岡には行かん。だって高いもん。

●昨日、仕事で六本木に行った帰り、警察署の前を通りかかったらカメラをもった報道関係者がウロウロしていました。みんな、新しいネタを掴もうと今も不眠不休で働いているんでしょうね。思わず近寄っていって「お兄さん、お疲れでしょう。眠気が吹き飛ぶクスリがありますよ」と声をかけてやろうかと思ったんですが…もちろん、まっすぐ会社に帰りました。

●というわけで今日は短めで勘弁。音楽はこちらを。環境の許す限りの大音量でお楽しみください。


花火だけじゃダメかしら?

2009-08-02 03:24:31 | SP(Standard Program)
●この1週間の間に何が起こったのかと思い返してみるに…何もないね。働いていたよ。ここでは仕事のことには一切触れないようにしているため、書くとしたら口の中をハードに切ってしまい(喧嘩とかではありません)、メシを食うのもタバコを吸うのもツラいってことですかね。傷口が痛くて話をするのも面倒だよ。つーか、土日でホッとしている。この2日は誰にも会わん。無言だと痛くないので。

●ここ最近、土日に都心に出て来る人の数が減っているような気がするのですが、筆者の気のせいなんでしょうか?渋谷も新宿も銀座も平日の方が活況で、土日は賑わってはいるものの、どこか“それなり”という印象。もしかして、不況だから、土日は近所で過ごしている人が多いんすかねぇ。

●先日、ラーメン屋で料理が出て来る間、スポーツ紙を眺めていたら「神宮花火大会」に関する告知記事が出ていて、何となく眺めていたんですが…あの花火大会、大変なことになってるぞ。ご存知のない方に説明しますと、神宮花火大会というのは、東京で開催される花火大会のひとつで、その名の通り、明治神宮外苑を会場に約12000発の花火が打ち上げられます。隅田川花火大会と並んで最も都心で開催される花火大会として都民に認知されている行事だと思われます。

●で、この大会が少し妙なのは花火をそこらの路地だとか、道路から眺めてもいんですが、神宮外苑周辺の施設に金を払って入場し、そこの座席から眺めることができるのです。例えば神宮球場。東京ヤクルトの本拠地として知られる本施設に金を払って入ると予約席じゃないですが、場所が確保できて、バッチリと花火が楽しめるわけです。ま、情緒はないかもしれませんが、合理的で都市型の花火大会という気がしますよね。筆者はいつも金がないので、国立競技場のあたりで無料で勝手に観ていました。

●で、さっきのスポーツ紙の話に戻りますけど、神宮花火大会は実は花火だけでなく、コンサートとセットでチケットが売られていたようです。さっき大会のサイトで調べましたが。花火大会には神宮球場、国立競技場、軟式球場、秩父宮ラグビー場と4会場が用意されていて、各会場には何故かゲストが登場して、ステージを披露します。例えば神宮球場には郷ひろみ、class、中村あゆみ、小島よりお、前川鉱毅がゲスト出演して、花火が観れて入場料が4500円。正直に言います…意味がわかんないよ!何で花火観るのに郷ひろみのジャケット・プレイがオマケでついてくるの?それとも花火の方がオマケなの?

●何を考えて花火と余興をセットにしようと思ったのか、筆者にはまったく理解ができませんが、日本各地で開催されている花火大会の中でも相当独自のコンセプトをもった大会であることは間違いないでしょう。これ、地元の盆踊りに河内家菊水丸が来るのとはワケが違うからね。花火とも祭りとも何も関係ない人が何故か花火会場に出て来てるんだもん。ちなみに各会場とも夕方の17時頃から余興が始まるみたいなんですけど、毎年、神宮花火大会って平日なんすよ。今年だと6日の木曜な。平日の夕方からステージと花火のために集まる人がそんなに存在するものなの?

●個人的に花火大会の主催者や、出演する方々には何の悪意も敵意もないのですが、花火大会とステージがセット販売になっているということが個人的に謎過ぎて、奇妙でしょうがありません。しつこいですけど「花火だけ」じゃダメなんでしょうか?だって花火大会なんでしょ?繰り返すけど…意味がわからん。

●では今日も音楽を。