シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

来てよとはいわないが …2

2015年07月27日 | 分からな~い人生
写真は、お利口座りの熊。
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11日 (土) に帰省しました。 風邪を引いていた母は徐々に回復していきました。 毎日のように朝、「具合はどうだい?」と聞くと、「うん 昨日の夜は咳が出てねえ」とか 色々いっていたが、とうとう「うん 大分良くなった」というので、8日目の18日 (土) に引き払って、関東の自宅に帰ってきました。

1週間以上も帰省していたのは久しぶりです。 食事時はダイニングで一緒になりますが、それ以外は私はテレビのある居間から一番遠い部屋で過ごすか、外出します。 なるべく母と一緒にならないようにしています。

母と一緒にいると、決まって繰り返し話しを聞かされるからで、それを聞きたくないためでもあります。 それでも 私がダイニングの椅子に腰掛けていると、後ろ向きで台所仕事をしながら 母がいきなり、「1年も一緒にいたんだよ!」というのです。

ははぁ また “ビデオテープ” が母の頭の中で回ってるなと合点がいきます。 何回も聞いた話しです … それはさておき、母の食事を見ていると、食べながら 食べ物を小量 ポロポロとテーブルにこぼします。 こぼした食べ物を箸で拾って食べるのだが、液体ものはテーブルに少し残ります。 それはちゃんと自分で布巾で拭うからいいのですが、こぼしても皿で受けるように 皿を口の下に引き寄せておけば こぼさないで済みます。

私が、皿を口の下に引き寄せておけば … というと、「ちゃんと拭くからいいんだよっ」と半分怒ったように応えます。 こっちは親切にいってる積りが、親にしてみれば 細かいことをイチイチ子供にいわれたくないらしい。
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また 医者通いも老人の日課の1つです。 月曜と金曜には内科と耳鼻科に行くというので車で送り迎えしました。 月曜は猛暑の日で、「終わったら家で待っているから電話で呼んでね」といって私は家で待ちますが、なにせ暑い日で 2時間近く部屋でアブラアセを流してジリジリしながら電話を待っていました。

内科の診療所に迎えに行って、猛暑の中 駐車場で車を止め エンジンを掛けっぱなしにしてクーラーを利かせて待つが、母は出てきません。 2~3分してエンジンを切り、診療所に入ると、待合室の奥のベンチに座っている母が「今 お薬が出るのを待ってるから」といいます。

それで私が待合室の玄関寄りのベンチの端に腰掛けて待っていると、10分位して薬が出てきました。 結局 診療所に迎えに行って15分後に帰宅の車に乗り込み、更に15分後に帰宅したから、月曜の午前中はそれで潰れました。

金曜の耳鼻科は、午後2時半からだというので 2時半少し前に家を出て耳鼻科に着き、待合室で待っていたら、呼ばれたのが3時半過ぎです。 診察が終わって会計を済ませ、隣接する薬局で薬を受け取り、帰宅したら4時です。

2時半に待合室に入ったら、既に10人ほどが待っていたから11番目以降になったのです。 何度も通って込み具合が分かっているのなら、2時前に出れば もっと早く診察に呼ばれたと思います。 時間の使い方が良くない。 ムダに1時間以上を待合室でダラダラ過ごさなくてはなりませんでした。

という具合に、93歳の母にとっては医者通いの時間はフンダンにあるが、付き合わされるこちらにとっては 全くの時間潰しでしかありません。 8日間もいると、こんな感慨にもなります。 もっとも そのために帰省してきたともいえますが __ 今回は長居しすぎたのかも。
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帰る前の夕食どき 珍しく ご近所話しになりました。「北側の隣の家、むか~し 奥さんが庭木の剪定をしたら、葉や枝がうちの敷地に落ちてきたんだよ。 何にもいわないでそのまんまで、普段 話したりしないもんだから、自治会の何かの会合で 奥さんの母親が来ていたときに、いったんだよ。

別に片付けてくれということじゃなく、ヒトコト謝ってもらえば こっちで片付けておきますよ、という積りだったんだけどね。 その母親が何といったと思う? 『あっ それは私が悪いんだぁ~』と、こうだよ。 謝るなんてしないんだよ。 変じゃない?

奥さんも何にもいわないし、その後 家の敷地の境目に 塀の上1メートルくらいの高さにネットを張ってたね。 それで葉や枝が隣に落ちないようにした積りなんだろうね。 その奥さんも変わっていて 廻りの家とも付き合わないらしいよ。 母親はもう何年も前に亡くなったけど、親子で変わってるんだねぇ。 色んな人がいるよ」

「そうだよ。 人間 歳を取ると、性格が固まってきてそのままになるんだよ。 関東のウチの廻りも変な人が多いよ」「そうだね 人 様々だね」と珍しく、家族外の話しになりました。

そういえば その奥さん 6年前に父の葬式にやってきて、香典を差し出すなり お辞儀をしただけで何もいわずに、直ぐ帰ってしまったことがありました。 直ぐ帰るにしても、短くても何か残れない理由をいうか、短くても何かしら その場にふさわしい口上 (こうじょう) をお愛想でもいうものだが、と思ったものです。

母に訊くと、「旦那さんが亡くなった時に お隣だから うちからも香典を出したんだよ。 だから持ってきたんだんじゃない」「ふ~ん でも大抵の人は直ぐに帰らずに、少し残って思い出話しをするとか、精進料理を食べるかするもんじゃない?」「ちょっと変わっていて、付き合いがないからねぇ」といっていたのを思い出しました。

今日はここまでです。

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