シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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仮想マネー__考案者本人か

2014年03月10日 | 経済あーだこーだ
上右はナカモト氏と取材陣 (WSJ 記事から)。 下左はナカモト氏の家 (AP 記事から)。
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話題のビットコインの考案者が “発掘されたらしい”。 “らしい” というのは、メディアに依っては話題の主が本人ではないと 否定ともとれる発言をしているためだ。

「端末間通信技術の交流サイト “P2P 財団” 運営担当者は、考案者の “ナカモト・サトシ” とみられる人物が同財団のウェブサイトに、『私は (ニューズウィークが報じた) ナカモトではない』と投稿したことを明らかにした」(記事6) ことからは、写真のナカモト氏とは違うのか? だが写真のナカモト氏が財団のウェブサイトに投稿したことも否定できない。

財団サイトに登録されているプロフィルでは日本を拠点とする38歳の男性だが、ニューズウィークにビットコイン考案者と紹介されたのは64歳で米カリフォルニア州に住む、と食い違う。
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「The Face Behind Bitcoin」(3月6日 Leah McGrath Goodman / Newsweek) _ 記事1
「ナカモト・サトシ氏、ビットコインとの関連を否定」(3月7日 ロイター) _ 記事2
 「”考案者発見” で大騒動=本人は米誌報道を否定―ビットコイン」(3月7日 シリコンバレー時事) _ 記事3

「ビットコイン生みの親のミステリアス人生 64歳日系人、”天才だがイヤなやつ”」(3月7日 J-CAST ニュース) _ 記事4
「”兄の人生に完全な空白” と実弟 ビットコイン考案を否定のナカモト氏」(3月8日 産經新聞) _ 記事5
 「”ナカモト” 氏、本物登場か=投稿で米誌報道を否定―ビットコイン」(3月8日 シリコンバレー時事) _ 記事6
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幾つかの記事を読むと、カリフォルニア在住のナカモト氏はあまり社交的な人物ではないようだ。 考案者であろうと、なかろうと、取材のメディア陣に対して協力的な対応をしようという態度が感じられない。

考案者であれば、自分がそうだとなぜ素直に肯定できないのか? 何か不都合があるのだろうか? 仮想通貨の考案者だからと非難されることはなく 別に何も不都合はないと思うのだが … 考案者でなければ、明確にナカモト違いで、同姓同名の別人だから取材陣には「残念でした! お引き取り下さい」といえば済むだけの話しだ。
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別件だが、昔 私が勤めていた会社の総務のある人には入社時に色々と世話になり、”親切な人” だと認識していた。 ところが 私が30歳前頃だったか、その人が隣の県の工場に転勤になり、2年ほどで元の総務に復帰してきたが、性格が変わってしまっていたのに驚いたものだ。

ヒトコトでいうと、親切な性格が “イジワルな性格” になってしまったのだ。 どうしたのかと不思議に思って、あるとき仕事仲間にちらっと聞いてみたら、「ああ そうだね … 工場では随分いじめられたらしいよ」という答えが返ってきた記憶がある。 つまり 仕事環境か、仕事の人間関係が悪かったりすると性格まで変わってしまうのだろうと想像できるのだ。
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このカリフォルニア在住のナカモト氏については 弟が、「技術者としての優秀さを称える一方で『兄はイヤなやつ』とも述べた」(記事4) ことから、ナカモト氏の性格の一端が分かる。 普通 初対面の人 (この場合は取材のメディア) には、他人のことを “イヤなやつ (asshole)” などと明から様に悪くはいわないもので、たとえ それが兄弟であったら 尚更だ。

「『”お前はばかだ” と面接官を罵倒し、その理由を説明して合格した唯一の人物だろう』と、3兄弟の末っ子で、機械メーカーの管理職を務めるアーサー氏はその変人ぶりの一端を明かした」(記事5) ともある。

また「開発者仲間や家族らによると、中本氏は一日中仕事に打ち込み、無駄話を嫌った。 仕事場は鍵をかけ、いつも一人で仕事をしていたようだという。 知的な人物ながら『誰かが単純ミスを犯したら馬鹿と呼んで、二度と口を利かないような人』、『就職面接に行って面接官に馬鹿だといい、実際それを証明した人というのは、他に知りません』といった偏執的な人物像」(NewSphere 3月7日) も報じられている。

「ニューズウィーク誌記者が訪問するとナカモト氏は、ぼさぼさ頭にしわだらけのTシャツ、古いジーパン、白の靴下姿で、靴を履かないまま取材に応じた」(記事5) とあり、服装に気を遣わない様子は、他人にどう思われようが気にしない性格のようでもある。

どういう仕事環境・仕事の人間関係だったのか詳細は不明だが、”社交的でない性格を作る人生” が過去にあったのだろうと想像する。 そのような性格だと 友人は多くはできず、友人だった人たちも離れていくだろうとも想像し、今後の長い人生も楽しそうに思えないのだが。
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ニューズウィークや AP の記事中には中本氏の家の写真 (下左) が載っているが、これはまずいだろう。 この家目当てにメディアだけでなく、隣近所の人や或は興味本位の全くの他人が押し掛けて集まるかも知れないからだ。 裕福な家という風ではなく、ごく普通の家のようだから、4億ドル相当のビットコインの持ち主 (記事5) には思えない。 すると やはり別人なのか。 益々謎は深まるばかりだ。

以上

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