Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

ドヴィグラッド(Dvigrad):クロアチアイストラ半島14日間⑥

2011-06-12 10:35:39 | 旅行(クロアチア)
イストラ半島の内陸部には、とても魅力的な小さな町が点在しています。そこへ行くとなるとローカルバスを使うことになるのですが、本数が少なく、平日の学校がある時期は日に数本ありますが、土日になると2本とか運行がなかったりします。もし、バスを乗り逃がした場合、タクシーを呼ぶとなると、タクシーの営業所は海沿いの大きな町にしかないため、高額な料金になってしまいます。というわけで、レンタカーを一日借りることにしました。
レンタカーを9時にホテルのそばで受け取ったあと、Dvigrad、Motovun、Groznjan、Svetvincenatの4つの町を巡る予定を立てました。
町の路地はかなり細いし、地方道も狭いところがあるので、いちばん小さな車をチョイスしました。シーズンの始まりの時期だから、与えられた車は、30kmくらいしか走っていない新品同様のオペルコルサでした。エアコンもばっちりきいて、運転手の夫が言うには、とてもスムーズな車だったそうです。
最近出来たような真新しい高速道路にプーラから乗ります。この高速道路、有料です。いくらかは正確には忘れましたが、2、3百円だと思います。この日、何回かこの高速道路を乗り降りしましたが、プーラの料金所で払っただけで、後はどの料金所にも人が居ず、フリーパスでした。高速道路は車も少なく、とても快適でした。
最初に訪れたのドヴィグラッド(Dvigrad)という町。高速道路に案内板が出ていて、その通りに進んで行くと、辿りつきました。案内板の数は最小限なので、見逃すとアウトです。
ドヴィグラッド(写真)というのは実は、ゴーストタウンで、廃墟しかありません。着いたのは10時頃。入り口に露天を出している人が一人いるだけで、あとは誰も居ません。かつては町だったのですが、1631年のペストの流行で、人々がこの町を去ってしまいました。石造りの建物の跡が残っており、かつての姿をしのぶことができます。
この日、空は雲のない青空で、人もいないこともあって、写真をたくさんとりました。
11時頃、この町を後にしましたが、露天商の人が2組くらい増えただけで、観光客らしい人には遭遇しませんでした。
ただ、後に、この町を訪れたホテルが同じの人に話しをきいたら、彼女が行った時は、ドイツの団体など、観光客がわさわさいたとのことです。ゴーストタウンだけに、人がいないときに行けたのは、私たちにとってラッキーだったなと思います。