Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

クラシックコンサート:ピョートル・アンデルジェフスキ(ピアノ)@コンセルトヘバウ

2014-11-30 10:07:03 | Concert
日曜日、ピョートル・アンデルジェフスキ(Piotr Anderszewski)のピアノリサイタルを聞きにアムステルダムのコンセルトヘバウへ行きました。
寒い日でした。ピアノが好きな人は多いようで、この日もほぼ満員のようでした。ピアノリサイタルのときは舞台にもピアノの後方のほうに椅子が並べられ観客席ができます。
プログラムは、
J.S. Bach - Ouvertüre nach französischer Art in b, BWV 831
Szymanowski - Metopes, op. 29, M. 31
R. Schumann - Thema met variaties in Es 'Geistervariationen'
J.S. Bach - Zesde Engelse suite in d, BWV 811
J.S. Bach - Sarabande (uit 'Eerste partita', BWV 825)
でした。
ピョートル・アンデルジェフスキはワルシャワ生まれの45歳。
音に光が降りそそぐような感じがする素敵なバッハでした。
私は咳が出そうでそれをこらえるのに必死で、あまり集中できないときもありました。冬場のコンサートはクロークも混雑するし、往きも帰りも真っ暗で寒いので嫌なんですけれど、プログラムや演者が良いことが多いんですよね。
私はバイオリンやチェロのほうが好きなんですが、やはり素敵なピアノを聴くと、聞きに来てよかったと思います。
体調は少し咳がでることを除けばOKです。





本「闇の守り人」

2014-11-29 08:07:10 | Book
上橋菜穂子著「闇の守り人」を読了。
短槍の達人バルサが活躍するファンタジー小説の第二弾です。シリーズの一話目は「精霊の守り人」でした。
今回はバルサが6歳であとにしなければならなかった故郷カンバル王国でも物語です。バルサはジグロに連れられて6歳のときにカンバル王国から新ヨゴ皇国に逃げてきます。そこでジグロを養父として厳しい環境で育てられ、短槍の達人だったジグロから短槍を教えられます。
なぜバルサとジグロがカンバル王国から逃げなくてはいけなかったのかという謎がこの「闇の守り人」では明らかにされ、詳しい陰謀の様子がわかってきます。
そういう筋と並行して、カンバル王国の様子、制度、風景などが語られ、牧童と呼ばれる背の低い人々の存在や地下にある山の王国のことなど、細かい事柄がとてもリアルというかすてきで、読んでいてその世界にどっぷりとはまりこんでいきます。
まずは、洞窟を通っていろんな場所がつながっており、
「カンバルの洞窟は、奥に入るにつれて、すこしずつ地層が変わる。最初は石灰質の灰色の岩壁だが、すこし奥に入ると、つるつるの白磨石の岩壁に変わるのだ。そして、ずっとずっと奥になると緑白石の岩壁になり、山のもっとも深い底、<山の王>の宮殿は、みずから青く光る、この世でもっとも美しい宝石、ルイシャ<青光石>でできているといわれていた。」
という描写で、洞窟の広がりと深さが頭の中につんと入ってきます。
新しい国を世界を知る楽しさがこの著者の本にはあります。
前作同様、今回もバルサと少年の物語でもあります。
うまく言えないですが、この著者の描く世界が好きです。わくわくとした気持ちで読みました。
体調は良好です。


映画「インターステラー」

2014-11-23 10:29:14 | Movie
映画「インターステラー」を見てきました。
クリストファー・ノーラン監督の作品は好きで、「インセプション」「メメント」「インソムニア」などが印象に残っています。
見た場所は、アムステルダムのアレーナ近くのPahteのIMAXでした。IMAXなので音に迫力があって、宇宙船でワープするところなど、重低音がすごく、ほんとうに椅子が揺れているように感じました。
宇宙物と父と娘のドラマが重なっている物語で、コアなSFのように宇宙の理論的な部分がちゃんと描かれている一方、最後のほうは甘いファミリードラマ的展開もあり、私は楽しめましたが、えーっと思う部分もありました。
宇宙開発がストップした後の未来が舞台で、砂嵐が吹き荒れ、地球の酸素が減っていく状況で、人類の存続をかけ、主人公が宇宙へ飛び立つ話です。
宇宙探査は費用が莫大にかかるので、そんなことはやめて現在の地球内部のことにお金を使おうという議論があることは知っていますが、やはり大きな先の未来を考えると宇宙を知ることにお金をかけるのは意義があることのように思います。
娘を演じていたマッケンジー・フォイがいい雰囲気を出していて、よかったです。10歳という年齢設定でしたが、私には12、3歳に見えました。
また、アン・ハサウェイは、ショートカットがよく似合うかわいい顔で、宇宙飛行士服がよく似合っていました。
2時間50分くらいの長い映画でしたが、飽きる暇はありませんでした。実際には1時間半くらいに感じました。
いろいろと見どころがあり、ディラン・ローマスの詩など含蓄もある映画です。おすすめです。
体調は良好です。鼻がぐすぐすして、くしゃみが多発し、風邪のひき始めだなと思ったのですが、その日にたまたま免疫グロブリンの点滴を受けたのがよかったのか、次の日には症状が消えていました。



Night of the Proms2014@AHOY(ロッテルダム)

2014-11-21 09:03:32 | Concert
毎年恒例の「Night of the Proms」に行ってきました。私が行くのは今回で4回目ですが、このイベントは今年25周年だそうです。
これを見に行くと、ああ今年ももう終わりだなあと思います。
クラシックとポップの競演というのが売り文句で、クラシックのオーケストラがステージ上にいて、エレクトリックバンドもいます。オーケストラのみの演奏もあり、アーティストが代わり替わり出てきてオーケストラの演奏をバックに歌ったりします。巨大なスクリーンがいくつかあり、その映像と光のパフォーマンスも楽しめます。
今回の出演者は次の通りでした。
Ksenija Sidorova アコーディオン奏者。脚線美を強調したドレスを着て、アクティブに動きながら、ピアゾラなどラテン系の曲を演奏。
ボー・サリス(Bo Saris) オランダの男性シンガー。TVオーディション番組「Idols」の優勝者で、当時はボリス(Boris)と名のっていました。今回久しぶりに見たのですが、すっかり男らしくなっていて、かっこよかったです。思いのこもったしっかりしたソウルシンガーです。
ケイティ・メルア(Katie Melua) グリジア出身のイギリスのシンガーソングライター。大ヒットした"Nine Million Bicycles" (2005)を歌ってくれ、満足でした。
ナイル・ロジャース(Nile Rodgers) ディスコテックな曲をいくつも披露。中にはダフト・パンクの曲もありました。CHICとして、二人の女性シンガーをともなっての出演でした。
シーロー・グリーン(Cee Lo Green)  グラミー賞5回受賞。銀色のキラキラの衣装で、 ‘F**ck You’ (2010)などノリのよい曲を熱唱。すごく太っているのに華麗なステップで踊り、会場は盛り上がりました。
ジョン・マイルズ(John Miles) この人が「Night of the Proms」の立役者。毎年出演します。"Music"という曲が昔オランダでNo.1ヒットになったそうで、この曲を歌うと、オランダ人たちは大熱狂。今回はQUEENの"Bohemian Rhapsody"も歌っていました。客の喜ぶツボを知っているって感じです。
Il Novecento オーケストラ。かなりの大人数です。コミカルな部分もあり、楽しめます。

今回はロッテルダムのAHOYで5日間の公演でした。私は初日に行ったのですが、客席の上段部分は幕で覆われ見えなくなっており、前年に比べて、かなり客数が減っているようでした。公演数が今回増えたせいもあるのか、また出演者がいまひとつアピールしなかったのか、理由はよくわかりません。
毎年来ている常連客がかなりいるイベントで、後ろに座っていた女性は、今回が16回目だと言っていました。
私たちはけっこう楽しめたので、また次回も行くつもりです。
どんなアーティストが来るのかはわかりませんが、お楽しみなのも福袋みたいでいいかなって思います。
写真は、ケイティ・メルアです。
体調は良好です。



本「勝ち続ける力」

2014-11-20 09:02:27 | Book
羽生善治、柳瀬尚紀著「勝ち続ける力」を読了。
棋士の羽生善治とはほぼ同世代なので、ずっと注目していました。中学生の頃から将棋界で輝いていて、あっという間に竜王になって、最高ランクへと登りつめました。品行も良く、印象がよいです。
以前に羽生と同世代で若くして亡くなった棋士の村山聖について書かれた「聖の青春」(大崎善生著)を読んだのですが、仲間の棋士たちについての率直な思いも書かれていて、その中で彼が一人だけ尊敬しているというか、一目置いているのが羽生さんで、最後死期が近づいてくるなか病院を抜け出して、羽生に会いに行くシーンが私の記憶に残っています。
さて「勝ち続ける力」ですが、私は将棋は駒の動きかたをなんとか知っているくらいなので、将棋のことはわからないし、対談なので、なんか中身が薄い気がしました。柳瀬氏が羽生氏をすごく尊敬していているのはよくわかります。
羽生氏の受け答えがとてもしっかりしていて、すごいなあとも思います。自分を天才だとおごることなく、自分の努力を顕示することなく、少し謙虚で、良識的な返答です。かといってありきたりな返答ではなく、自分なりの分析や比較、独特の感覚を文学的ことばや論理的なことばで表現できるなど、こういう対談集や本がいろいろでている理由があるなあと思います。
本の中で「千日手」という言葉が何度も出てきて、私は意味を知りませんでした。Wikiで調べてみると「将棋においては駒の配置、両対局者の持ち駒の種類や数、手番が全く同じ状態が1局中に4回現れると千日手になる。千日手になった場合はその勝負をなかったことにする」ということでした。
私はもうこの手の本は買わないと思いますが、将棋が好きな人にはもっと味わい深く読める本なのだと思います。
体調は良好です。



クラシックコンサート:Het Gelders Orkest@TivoliVredenburg(ユトレヒト)

2014-11-16 08:56:53 | Concert
日曜日、ユトレヒトのTivoliVredenburgにクラシックコンサートを聴きに行ってきました。
Vredenburgといえば長年ユトレヒトの音楽の中心となるホールでした。多くのクラシックコンサートがここで行われ、ラジオで放送されたので、クラシックファンにはその名が浸透しています。しかし建て替えのため、2009年から今年まで別の場所に大きな箱のような仮のホールを建て、そこでVredenburgの名で公演が行われていました。
私がクラシックコンサートに行きだしたころは、もうその仮のホールでした。
そして、今年6月ころに新しいTivoliVredenburgがオープンしました。前にも書いたと思いますが、Tivoliというのはこれまた老舗のユトレヒトのライブハウスで、このTivoliとVredenburgが一体となって、音楽施設コンプレックスが、Vredenburgがあったユトレヒトの駅そばにできたのです。
といっても旧Vredenburgに愛着がある人が多かったのか、Vredenburgは改装という感じで、ほぼ以前のままのホールだそうです。写真のように木をたくさん使った、赤色が基調のホールで、中心に舞台があり、それを囲むようにすり鉢状に客席があります。どの席でも前の人の頭を気にせずに、舞台がよく見える構造だと思います。1979年にできたホールなので、ちょっと時代遅れなデザインで、私は個人的にあまり好きではないですが、どこからもよく見えるのは観客としてはうれしいです。
さてコンサートですが、オランダのアーネムに本拠地を置く創立125年のHet Gelders Orkestで、プログラムは、
ムソルグスキー はげ山の一夜
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番
チャイコフスキー 交響曲第4番
でした。
お目当てはショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番で、チェリストはオランダの若手実力派のハリエット・クリーフ(Harriet Krijgh)。背が高くてほっそりしていて、手足が長い体形で、青いドレスがよく似合ってました。最初の入りのところでは、2音目がかすかに音が外れた気がして、インパクトがいま一つだなと思ったのですが、ゆっくりとした曲調になるころから、その感情の込め方が尋常でなく、どんどんと引き込まれていきました。最後まで魂の籠った素晴らしい演奏でした。目をつぶって曲に集中している様や弓をもつ右手の上腕の動きなどから、スティーヴン・イッサーリスを彷彿とさせたのですが、あとでWikiを見て見たら、彼のマスタークラスやプライベートレッスンで教えを受けているそうです。若干23歳ですが、ほんとうに堂々たる演奏でした。今後の活躍が楽しみです。
チャイコフスキーの第4番もよかったです。指揮はChristian Vásquezで、ベネズエラ出身の30歳で、とても快活で明確な指揮でした。オーケストラのまとまりもとても良くて、音の広がりというかインパクトもよくて、すてきな第4番でした。
終わった後幸せな気持ちになれるコンサートって、いいですよね。
午後2時15分から30分くらいの曲解説があって、その後3時からコンサートが始まりました。終わったのは5時半頃。このままユトレヒトで食事でもよかったんですが、天気も悪く、オランダサッカーの試合をテレビで見たかったので、すぐ帰りました。オランダはラトビアに楽勝でした。
体調は良好です。

本「精霊の守り人」

2014-11-15 11:10:09 | Book
上橋菜穂子著「精霊の守り人」を読了。
「獣の奏者」シリーズを読んでこの著者の作品にはまりました。独特の世界観、舞台は日本を思わせる、日本の四季の富んだ風景、そして人々。
「精霊の守り人」は、「獣の奏者」より10年も昔に書かれたシリーズで、もっと児童向けのような感じはします。しかし、作者も言っているように、児童向けに書いた作品ではなく、児童も大人も読める作品としてちゃんと成立しています。
この著者の書く世界が好きです。
美しい女性やカッコいい男性がでてくる物語ではなく、人それぞれの人生がその人の姿を魅力的なものにしているように描かれた人物描写。登場人物に生粋の悪人はおらず、立場やしがらみで苦しみながらも道を選択していく人物たち。
最後のほうで、
「なぜ、と問うてもわからないなにかが、突然、自分をとりまく世界を変えてしまう。それでも、その変わってしまった世界の中で、もがきながら、必死に生きていくしかないのだ。だれしもが、自分らしい、もがき方で生きぬいていく。まったく後悔のない生き方など、きっと、ありはしないのだ。」
とあります。
私の場合は病気が自分の世界を変えましたが、もっと大きな出来事、戦争や放射能汚染などで、自分をとりまく世界が変わってしまった人が世の中にはたくさんいます。
この物語は一話で完結して読めますが、シリーズは全10巻ほどあるそうなので読むのが楽しみです。
主人公バルサやチャグムが、自分の世界とどう取り組みながら生きていくのか、読みながら元気がもらえるとうれしいです。
体調は良好です。夫が風邪気味なので、うつらないように気を付けなきゃと思ってます。



レナリドミド+デキサメタゾン 第61サイクル開始

2014-11-14 09:19:00 | 医療・病気
レナリドミド(レブラミド)10mg、デキサメタゾン0.5mgを週3回3週間服用、4週目はデキサメタゾンのみ週3回服用というサイクルの61回目が始まりました。
オランダではクリスマスのデコレーションも町で目につくようになり、年の終わりの季節を感じるようになりました。
ずいぶん寒くなり、風邪をひいたり、体調を崩している人も多いようです。
先日、腎臓内科でよく見かける女性が突然亡くなられたと聞きました。50代半ばくらいでここ1、2年でよく入院するようになり、体力が弱っていたところに、感染症か何かで亡くなられたそうです。
プレゾニドンなどのステロイド剤の服用で糖尿病になる副作用がありますが、この女性は1年ほど前の入院時にかなりステロイド剤を使ったそうで、その後糖尿病になってしまっていました。
私はデキサメタゾンを使っており、また入院すると炎症を防ぐためにステロイド系の薬剤を点滴することがあるので、こういうリスクがあるのかなあと思いました。確かに、入院して薬剤点滴(パルス療法など)すると、ときどき血糖値を測って、上昇していないか調べることがあります。
悪化してコントロールが効かなくなると命取りになるので、副作用の危険はわかりながらもステロイド系の薬剤投与は避けられないこともわかります。
結局のところは、デキサメタゾンはまあ仕方ないとしても、入院してステロイドパルス療法を受けるような機会が少なくなるよう体調の管理をしっかりしなくてはということだと思います。
とりあえず今は風邪もひかず体調は良好です。





Restaurant:Bird@アムステルダム

2014-11-11 13:33:59 | Restaurant/Cafe
アムステルダムの中華街でふらっと入ったのがタイ料理の「Bird」でした。
中はうす暗くて、タイの調度品などがあり、大きなテーブルと椅子で、ゆったりと食事ができます。
タイ風春巻き(写真)、パドタイ、チキンレッドカレーを注文。パドタイの写真をミスで削除してしまったので、変わり映えのしない春巻きの写真です。
春巻きは私は中華の春巻きとあまり違いを感じなかったのですが、夫は中がふわっとしていておいしいとのこと。
パドタイは、もっちりした麺と甘辛い味でおいしいことはおいしいのですが、大味というか、私としてはいまひとつでした。ヘルシーなタイプのパドタイを期待していたからかもしれません。
チキンレッドカレーはふつうにおいしかったです。
ご飯は大きなボウルに入って出てきて、自分で好きなだけよそって食べる方式でした。こんなに食べられないというくらい入っていました。
ご飯はもちろんタイ米的なお味。
オランダの中華は100種類ものメニューがあって、素材とソースのコンビネーションで何種類もの料理を作り分けていますが、ここのタイ料理もそんな感じ。
日本のおしゃれなタイ料理とはなんか違います。
ゆったりできるし、給仕も丁寧だし、タイ料理の味はするし、まあそこそこという感じですね。
もしかしたら、セットメニューにしたら、もっと楽しめたのかも。
タイ料理は好きなので、機会があればまた挑戦してみたいです。
体調は良好です。

本「アルハンブラ物語」

2014-11-09 09:17:25 | Book
ワシントン・アーヴィング著「アルハンブラ物語」を読了。
9月頃に読んだ本です。
旅行でグラナダにあるアルハンブラ宮殿を訪れる予定だったので、この「アルハンブラ物語」を読んでおこうと思いました。
1832年に初版刊行の本で、もう2世紀近く前の本なのですが、アルハンブラ宮殿の雰囲気がよく出ているとても良い本です。たくさんの逸話というか、民間に伝わっているアルハンブラ周辺を舞台にした短い物語が入っており、それが興味深いです。
裁きの門に刻まれている手と鍵の意味、アベンセラヘの間の名にもなっているアベンセラヘ家のこと、二姉妹の間にまつわる話、ヘネラリフェ離宮のすばらしさなどのほか、さまざまな民間伝説がおさめられており、アルハンブラに人々が住んでいた時代の風景が活き活きと感じられてきます。
アルハンブラはモーロ人が築いた城ですが、イスラムの王たちの話、いかにモーロ人の軍隊が華麗だったかなど、イスラム文化を知るのにも有益でした。
アーヴィングは実際にこのアルハンブラ宮殿の一室に住んで、敷地内を歩き回り、土地の人の話を聞き、アーカイブを調べ、この本を書きました。
彼が滞在した部屋のドアの上には、レリーフがありました(写真)。
アルハンブラを訪れる前にこの本を読んでほんとうによかったです。アルハンブラが倍楽しめた気分でした。
岩波文庫で読んだんですけど、岩波の古い文庫の中には、今読んでもよいものがありますね。格式があるというか、古い感じはするんだけれど、それがまたいいんです。
英語版は無料でダウンロードできるようですね。古い本ですから著作権はとっくに切れてますから。
体調は良好です。日曜日は久しぶりにBataviastadへ行き、ショッピングをしてきました。快晴で思ったより暖かく、ぶらぶら歩きながらお店を回るのによかったです。試着したりして、身体を動かしたので、疲れました。